流量測定手順
流量測定手順
流量測定は、淵のように流れが一様でないところを避けて行う。
1)
流れと直角に横断面をとり、川幅が10m以下であれば10分割、川幅が10-20mであれば1m間隔で区間境界線をとる。
2)
区間境界線の各水深を測定し、記録する。
3)
各区間境界線の中点を流速測定線とする。水深が75cm以下の場合は水面下60%の1点法で行う(それ以上の場合は20%と80%の平均値を用いる2点法を採用する)。各測定は広井電気式流速計を用いて1分間のプロペラ回転数を流速に換算する。流速が著しく遅い場合は時間を長くして精度を上げる、流速が安定しない場合は測定を繰り返して平均値をとるなどの対応を行う。
以下は実験室作業
4)
回転数から流速への変換式(流速計についている)を用いて流速を計算する。
5)
各区間を台形近似(端は三角形近似)し流量を計算する。横断面に対して積算し、流量を得る。