ラーメン行脚

 

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ラーメンと私

 

今や日本全国でラーメン・ブームが巻き起こっている。巷には、にわかラーメン・マニアたちが闊歩している。

私のラーメン歴を辿るとおよそ30年前、小学一年生の頃に遡る。

鍵っ子だった私は腹が減ると、自分でインスタント・ラーメンを作って食べるという生活をしていた。

大好物は「サッポロ一番 味噌ラーメン」

それから、今日に至るまで何千食のラーメンを食べてきただろうか?

しかし、食べ飽きたと思ったことは一度もない。

今でもラーメンが大好きだ!

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「ラーメン・ゲリラ」は、ふとしたきっかけで結成された。

私が京都大学に在学中のことである。

当時の京都ラーメンといえば、背油醤油系が全盛だった。

しかし、関東育ちで鶏ガラと魚介のあっさり醤油ラーメンに慣れていた私にはどうも違和感があった。

そんな折、同じく関東から来た後輩と東京のラーメンが食べたいという話になった。

ならば、私たちが理想とする「究極のラーメン」を探そうではないかと、

夜な夜な京都市内のラーメン屋を巡り歩く「ラーメン・ゲリラ」なる活動が始まった。

 

それから数年後、私は四国は松山の地に旅立った。

松山は九州の影響を色濃く受けながらも、甘さが際立つ独特の食文化を持つ。

ところ変わればラーメンの味もこれだけ変わるのかとつくづく感じた。

そして、ふと、あることを思い立った。

日本全国のラーメンを食べ歩けば、地域の食文化の歴史と固有性が分かるのではないか、

何気ない気持ちから「ラーメン行脚」をしてみたくなった。

「ラーメン・ゲリラ」のように東京ラーメンを追い求める旅ではない、

その土地の文化に根ざしたラーメンを食べるのが目的だ。

 

「ラーメン行脚」はまだ始まったばかりである。

これから何十年と時間をかけてゆっくり全国を回って行きたい。

それでは、私が行く先々で味わって印象に残ったラーメンを紹介しよう。

基本的に、ニュートラルな姿勢でラーメンに臨んだつもりだが、

やはり、どうしても東京系びいきになってしまう感は否めない。

あくまでも、個人的な好みであることをご承知いただきたい。

 

それでは、今日も行ってきます!

 

行脚の足跡