薫風空に舞う五月

    去年の誕生日はタイにいたような気がします。今年はアメリカですか。しかし今日の最高気温は65F。なんとかならないものでしょうか?ただ、何となく寒さになれてきたのは、脂肪がついたから?!

I can't agree with that! But I also feel somewhat guilty,,,,

    たった今、戦いが終わったところです。破れました。やはり交渉は難しい。元々契約に入っていないことをお願いした弱みがあるので、なかなか強いことが言えなくて、困ります。日本人は交渉能力がないから、というおきまりの言葉が頭をよぎるのですが、それと同時に、それはそれだなあというのと、相手のミスと、こっちのミスを考えると、まあ、どっちもどっちだなあということを考えました。

    なんだか全然分からないですよね。簡単にいうと、大家さん(奥様)は、夏の間2人に貸すなら家賃を$1600にする事にしているのだと主張し、私は、大家さんに払うのは私であって、夏の間私が払うのは$750であると確認したから$750で貸すのだといい張り、ただ、もっと前提条件のところでの勘違いが双方にあり、、、、
    思ったのは、なんに付けても契約を取っておくことだなということです。僕の場合でも、まずは大家さんとsubletに関する契約をするべきだったのです。そこが口約束だから、基本がだめになっていて強く言えません。そこで最低ラインを設定し、そこにいかに近づけるかを考えます。subletがだめになると$2250もの大金を払って、荷物と車をおくことになります(ちなみにアラスカのステーションは1泊$175。75日滞在すると$175X75=??)。それはそれはこまります。あちらも困っているでしょうが、こっちも困っています。困ったときに振りかざす契約書には、1年契約とはっきり書いてあるため、subletはともかく、たとえば途中ででる場合、次の人が入るまでの期間、家賃を払い続けることになります。
    ただ、「それはおかしい」「それには同意できない」とかいうのは、気分のいいものです。旦那さんと交渉するわけですが、前提として、まず、こんな事で我々の関係がどうこうなることはない、という前提があった上でのお金の話なので、気分は楽です。
    しかし、まあ、まけはまけですね。しかし$1600はなんともまあ、、、。
    しかししかし落ち着いて考えてみると、契約書というものに寄りかかってしまえば、それがいいか悪いかは全く別問題として、非常に気分のいいものであろうという気もします。京都で味わう、なーなーな関係が突如一変するようなことはないでしょう。

I can't believe that!

    今回は負け話オンパレードですね。先日NSFの結果が来て、ガス・シェーバーのグラントは却下されました。再投稿です。あの世界に冠たる生態学者のシェーバーでさえ当たらないことがあるのか、、と思うのと同時に、あれあれ、それじゃあ私の研究、お金がないじゃないと思ったりして。彼は淡々と、「いや、見てくれた人のコメントにも一理あるんだ」というようなことをいっていて、ああ、謙虚な人だなあと思いました。論文のreviewにしても、または発表された(つまりは科学的研究の価値があると認められた)仕事に対する評価の仕方はとてもわかりやすく、つまりは絶対です。
    しかし、今回はずれたということは、私のこの夏の研究(preliminary workですが)が、とても重要になってきます。NSFのグラントの書き方は、こんな結果がでているし、こうやったら必ずこういう結果がでてこれはとても世界的に重要なのだという書き方なので、その最初の部分を担当するということは、大変重要なことです。それを知ってか知らぬか、今日彼の部屋に行くと、「来年2週間くらい、学生を連れてアラスカに来るつもりはあるか?」と聞かれ、それは信じられないようなofferだというと、いつの間にか彼の再投稿するプロポーザルに私がfeatureされていました。日本でもそうでしたが、とても考えられないようなofferを僕はもらってきていて、その幸運さに時々くらくらすることがあります。なぜそんなに評価してくれるのか、良く分からないのですが、でも、僕のやることはその期待に出来るだけ答えることだと、まあ、気を引き締めてがんばろうと思ったのでした。最後はちょっと嬉しい話。

日記?

    4日からアラスカに旅立ちます。電話も通じず、メイルも果たして日本語はどうなるのか?と、なかなか不便そうですが、それはそれとして、とても楽しみです。しかし、メイルが通じない場合、生きているのか不安な方がいらっしゃる(と嬉しい?)と思うので、こっちに来てからあらためて「ああ、切れ者だ、、」と尊敬の念を抱いている筑波大の西田先生の日記をまねして、僕も日記を付けようと思います。しかし、回線が2回線しかなく、そのうち1本はファックスなので、いったいどの程度ネットにつなげられるのか分かりませんが、まあ、FTPで発信することは大丈夫でしょうから、僕もなるべく書いてみようと思います。

Diary?

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