2018 年 「若手研究者のための夏季観測プログラム in 木曽川」

1.本ワークショップの目的

本プログラムは、地球規模の気候変動、森林伐採、河川改修などの人為撹乱に伴う森林渓流生態系の物理・化学的環境の改変が河川生物群集に及ぼす影響 を把握することを目的とした長期生態系観測およびデータベース作成を行う若手研究者のためのワークショップです。京都大学理学部木曽生物学研究所をフィールド拠点として、木曽川中流域支流河川・黒川の調査定点における河川生態系のモニタリングを実施します。

なお、本プログラムは若手研究者が観測調査に主体的に参加することを通じて、水域生態系の調査技法を習得するとともに我が国の大規模長期研究プロジェクトを牽引する次世代のリーダーを育成することを目指します。若い皆さんの積極的なご参加を期待しています。

2.実施内容

木曽川中流域支流河川・黒川の調査定点における水温、流量計測および礫付着藻類・底生無脊椎動物群集の定量採集を実施します。プログラムの前半で河川生態学の基礎および標準的な河川調査法に関する講習を受け、野外調査、データ解析、データベース作成の一連の作業に従事してもらいます。後半は、参加者 各自あるいは小人数のグループで短期研究課題を企画・実行し、長期観測の結果を踏まえながら、研究成果発表と総合討論を実施します。

なお、DIWPA およびJaLTER との共催で海外からの若手研究者を交えてワークショップを開催する(講義の一部は英語で行う)予定です。また、 本ワークショップは京都大学理学部による「陸水生態学実習II」と共同で開催しますが、他大学からの参加学生に対して単位の互換はいたしません。過去のワークショップの概要は下記URL をご照覧下さい。

http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~nokuda/research&education/education/limnol.practiceII.htm

3.担当スタッフ

中野伸一・程木義邦・木庭啓介・宇野裕美(京都大学生態学研究センター)

4.開催地

京都大学理学部木曽生物学研究所(長野県木曽郡木曽福島町)

5.実習期間

2018年8月10日(金)~8月16日(木)

実習日程(天候などの都合により実習内容は変更することがある)

6.参加対象

大学院生、および若手研究者

7.参加定員

理学部実習生を含めて10 名を越えない程度(応募者が多数の場合には抽選を行なう)。

8.所要経費

参加費は不要。木曽生物学研究所までの往復運賃と、実習中の研究所における宿泊費(1 泊500 円)と生活費(1 日3 食で1500 円、シーツ代 全日程で1000 円)を各自負担。

9.参加条件

参加者は「学生教育研究災害障害保険」等に必ず加入していること。

10.参加申込

参加希望者は、「公募ワークショップ参加願」に必要事項を記入の上、加入保険証書の写しを添えて生態学研究センター共同利用・共同研究拠点担当へ提 出して下さい(メール応募可。郵送の場合は、封筒の表に「公募ワークショップ参加願在中」と朱書きすること)。「公募ワークショップ参加願」は、下記リンクよりダウンロードして下さい。

公募ワークショップ参加願(ワード版)

11.参加願送付および問い合わせ先

〒520-2113 滋賀県大津市平野2 丁目509-3
京都大学生態学研究センター 共同利用・共同研究拠点担当
TEL:077-549-8200、FAX:077-549-8201
e-mail:kyodo-riyo [@] ecology.kyoto-u.ac.jp

12.申込期限

2016年7月6日(金)必着