毎日考えさせられる事 もちろん、毎日考えさせられる事は、ああなんて自分は英語が出来ないんだろうということなのですが、そんなことは百も承知のことですので、ほかのことを考えています。
今年でThe Ecosystems Centerは25周年を迎えます。10月に25周年記念シンポジウムが開催される予定で、世界中から著名な科学者が集まります。それはそれで大変楽しみですが、いま、私が大変興味を持っているのは、彼らがそれに向けて、内部、外部評価をすることです。5月の'town meeting'への準備段階として、4月から4回にわたって内部評価(Promoting Scientific Excellence at The Ecosystems Center)を行います。内容は 'The Mission Statement' 'Funding and Staffing' 'Research and Education' そして'Facilities and Working Environment'です。評価なんてしなくても、センターは世界のトップを走っているじゃないかと思うのですが、全く彼らの態度には本当に感心させられます。日本でもようやく内部評価、外部評価が行われるようになってきていますし、今度独立法人化になれば厳しい評価は更に必要になってくるものですが、私の知っている範囲では、専門家による外部評価にとどまっていて、こちらで行うような市民参加の外部評価というのはあまり見たことがありません。
印象深い部分は
The mission statement
Why are we all here?
Does the mission of the Center promote your mission as an individual? How much should it?
Research and Education
If our research is 'cutting-edge', how do we know it?
If there are weakness in our research, how do we know it?
In the face of funding pressures, how do we ensure that our research continues to be world-class?
Who are we seeking to educate with our research? Is it working? Should we be striving to educate a different audience?
Facilities and Working Environment
If collaborative research is a good thing, how can we foster a working environment where everyone feels a part of that
collaboration and collegiality? That is, how can we foster a true ''team'' atmosphere?
Under what circumstances do you get professional satisfaction? What is your motivation? What are your rewards?
大学に入って以来、そして助手になってからも、考えなければならないと思いつつ、正直なところ避けていた問題ばかりです。彼らがどのような答えを提示するのか、一生懸命訊いてみようと思っています。もちろんすべての研究者が地球温暖化の研究をしたいわけではないのです。それはここでも全く同じ事で、基本的には科学者なんて言うものは、自分のおもしろいと思っていることをしたいわけです。そこのすりあわせをどうしているのか(こんな事を昔、中野先生に突っかかっていったことを思い出して、とても悲しくなるのですが)、聞いてみたいと思っています。
今後数年間のうちに、果たして自分は京大でいったいなにが出来るのだろうか、大学での教育っていったい何なんだろうか などと、
こんな風景を見ながら毎日考えています(現在は右に1人ポスドクが来ましたが)。あまりに文字ばかりなので写真を載せました、、、、。