日々の生活

はやいもので、3月も半ばになりました。多くの方のご期待通り、とたんにホームページの更新が遅くなりましが、まあ、予定通りと言うことで、、、。

日々の生活面では
・MBLへのダイアルアップが可能となりました。これで家からもメイルの送受信が可能になりました。

・19日、ボート部同期のT田君(MITポスドク)に手伝ってもらい、ボストンで買い出しをしました。
 チャイナタウンなどで、食材を買い込みました(ごま油、お好み焼き粉、待望の炊飯器)。
 包丁を買わなかったことを後悔しました。

・日本から内田さんWHOIの見学にいらっしゃる(20日頃から1週間)

・コーネルでポスドクをやっているボート部同期のK林君の所にT田君と車で訪問しました(4日)。
 NYまでWoods Holeから車で約4時間半、トラブルがなければ快適(笑)

・自動車保険料、なぜか日本での履歴が効いて、大幅に安くなる。
 しかも勝手に調整してくれている。なぜ????

・医療保険料、12ヶ月で申請したはずのものが、11ヶ月で契約になっている(調査中)
・車のキーがキーボルダーからはずれる、ワイパーが突然動かなくなる

・AAAに2回もお世話になる(内緒)

・ロブスターをやはりどうやっても送ることが出来ないことが判明する

 

  日常は、7時に起きて、ベーコンエッグなどを作って食べて、8時頃家を出て、8時20分にはOfficeについて仕事を始めています。昼ご飯みんなと同じものを食べると、とっても胃もたれするので、カレーとか、自分で作っていったものを電子レンジで暖めて食べたりしています。5時には仕事を止めて、スーパーへかい出しに行き、6時頃家に戻り、夕飯を作って7時半にはテレビを見ながら「わからんなあ」とぶつぶつ言っています。今は、論文作成に集中しています。ほかのポスドクも集中しているので、もう本当に画面とずっとにらめっこしながらああでもないこうでもないと、へたくそな英語を繰っています。

・Dr. Hayesのラボを見学する(2月21日)

環境研から内田さんが来たことを良いことに、僕もDr. Hayesのラボを見学する機会を頂きました。Dr. Hayesといえば、専門外の私でも知っている、鳴く子も黙るGeochemistです。大河内さんが去年からここで働いていらっしゃるので、これ幸いと世界最先端の研究室を見学させていただきました。
  興味があるのは物質の年代決定(14C年代決定)法です。京都では、ようやくなんとか測れ始められそうかな、というところでこっちに来てしまったのですが、来年帰ったときの参考にと思って、いろいろ聞いてきました。
驚いたのは、すべて自動化されていることです。海水中の炭酸の年代
決定、有機物の燃焼、二酸化炭素回収、二酸化炭素と水素の反応(その際の水素分圧の減少具合)、などなど、びっくりすることばかりです

(右:海水中の二酸化炭素をバブリングして回収するところ)                         
(左:いっぺんに10個のグラファイトを作成できるスライド式燃焼炉)
 

(左:微量のサンプルをグラファイト化する際の燃焼キット6mmの石英管を使い、
下にのびている石英管には体積を減らすためにガラスビーズが入っている。
上のオメガはプレッシャーをモニタリングするためのもの)   
 

・LTER-Alaska Meeting開催(3月10から12日)
 全米からアラスカで仕事をしている人が集まって、研究報告会、及び今年度の予算配分などが討議されました。ヘリコプター の時間割など、なかなか日本では考えられない議題が多くておもしろかったです。夕食はThe Ecosystems CenterのCo-directorのDr. John Hobbieの家で振る舞われるなど、なかなか違うなあと思いました。リター分解の研究で有名なDr. Hobbieにもあえたので良かったです。

・プレゼン(3月17日)
 今までの仕事を発表する機会を頂いたので、卒論の仕事から、今やっている仕事まで発表しました。偉い先生がいっぱいいることと、もちろん英語での発表だったので、とても緊張しました。我を忘れた1時間でした。

・LTER-Alaska 予定ほぼ決まる
 今年度の私の仕事はおそらく6月7日頃からアラスカのToolik Lakeという、北極圏にほど近いサイトで行うことになりそうです。具体的には
1.14C15Nを用いた、地球温暖化に伴う植物の地下部への炭素配分の変化、及びその生態系全体に及ぼす影響の査定
2.15N自然安定同位体比を用いた、アラスカに生息する植物の窒素吸収様式についての研究
3.アラスカにおける窒素固定、脱窒の有無についての先行研究

などです。Drs. G Shaver, A. Giblin, G. Kling, E. Rastetter, M. Williams, K. Nadelhofferらと2人のポスドク(一人はアメリカ人の女性、もう一人は先週合格したドイツ人の男性)とで行う予定です。

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