京都大学 生態学研究センター

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講演会など

生態学研究センターは、不定期で、広く一般の方に向けた公開講演会などを開催しています。

2023年度の公開講演会

第15回 「ありふれているのに知らない窒素の話」

日時:2024年2月17日(土曜日)13:30-16:00
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都 第3講義室(定員170名)
入場無料/当日受付のみ(※事前予約は受け付けていません)
主催:京都大学生態学研究センター


プログラム
13:00 開場
13:30 - 13:35  センター長あいさつ
13:35 - 13:40  趣旨説明
13:40 - 14:20  大切でやっかいな「あたりまえにある」窒素のこと
            林 健太郎(総合地球環境学研究所)
14:20 - 15:00  山の健康診断:市民科学で日本の山の状態をモニタリングする
            徳地 直子(京都大学フィールド科学教育研究センター)
15:00 - 15:05 (休憩)
15:05 - 15:45  生物季節と食、そして窒素のかかわりについて
            尾藤 環(辻調理師専門学校)
          日本のグローブ活動におけるフェノロジー観測の意義と可能性
            小柳 和代(東京学芸大学環境教育研究センター)
15:45 - 16:00 全体質疑



このポスターの pdf ファイルは、こちらからダウンロードして下さい(1.23MB)。

これまでの公開講演会

第14回 「花咲き実結ぶ東南アジア熱帯雨林
    –一斉開花結実をめぐる植物と動物の謎に迫る–」

日時:2023年2月5日(日)13:30-16:00
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都 第3講義室/定員170名
入場無料/当日受付のみ(※事前予約は受け付けていません)
主催:京都大学生態学研究センター

プログラム
13:00 開場
13:30 - 13:35 センター長あいさつ
13:35 - 13:40 趣旨説明
13:40 - 14:20 熱帯雨林の大イベント:一斉開花と植物の戦略
  竹内やよい(国立環境研究所 生物多様性領域)
14:20 - 15:00 東南アジアの一斉開花と昆虫:フタバガキ科植物と種子食昆虫の相互作用
   保坂哲朗(広島大学 先進理工系科学研究科)
15:00 - 15:05 (休憩)
15:05 - 15:45 東南アジア熱帯雨林での一斉結実に対する大型動物の反応
  半谷吾郎(京都大学生態学研究センター)
15:45 - 16:00 全体質疑



第13回 「病気をめぐる生態学–疫学モデルから見えること–」

日時:2022年2月19日(土)13:30-16:40
開催形式:オンライン
(要事前申込み:2022年2月16日17時締切)
主催:京都大学生態学研究センター

プログラム
13:30 - 13:40 趣旨説明
  京都大学生態学研究センター/山内 淳
13:40 - 14:30 感染症数理モデルの基礎
  東京大学大学院数理科学研究科/稲葉 寿
14:30 - 15:20 感染症数理モデルの人間社会への応用
   広島大学大学院医系科学研究科/梯 正之
  (休憩)
15:30 - 16:20 免疫やワクチンをかいくぐって進化するウイルスを数理で捕まえる
  総合研究大学院大学先導科学研究科/佐々木 顕
16:20 - 16:40 全体質疑・まとめ



第12回 「もっと知りたい「琵琶湖の深呼吸」」

日時:2021年2月20日(土)14:00~16:15ごろまで
開催形式:オンライン
入場無料
主催:京都大学生態学研究センター
後援:滋賀大学、日本陸水学会、日本生態学会


我が国最大であり、多くの生物固有種を含む貴重な生態系でもあり、近畿地方の1400万人が利用する琵琶湖は、近年、気候変動に伴う温暖化の影響を受けている。その最も顕著なものは、「琵琶湖の深呼吸」の変化である。従来、琵琶湖の湖水は、冬季に湖の表層から深層までの湖水が完全に混合していた(全循環湖と呼ばれている)。しかし、長くて暑い夏と暖冬の影響により、2019年と2020年の2年連続して冬季の混合が完全には起こらず、「琵琶湖の深呼吸」は不完全のままとなっている(部分循環湖と呼ばれている)。
 このような事態は、今後の温暖化の進行、およびそれに伴う湖水温上昇によって頻発化すると考えられる。世界的には、全循環湖から部分循環湖へと移行した湖沼は珍しく、琵琶湖の観測データは今後同様の現象が起こりうる欧米の湖沼の研究や保全のために大変重要である。
 本公開講座は、「琵琶湖の深呼吸」について最も精力的に研究を進めている研究者による講演を通じて、研究成果を通じて社会の広い皆さまにこの課題の重要性と今後のより良い湖沼環境保全を共に考えていただくために企画したものである。
 コンビーナー:中野伸一(京都大学生態学研究センター)

プログラム
1. 趣旨説明(14:00~14:15)
  中野伸一(京都大学 生態学研究センター)
2. 講演「深呼吸が止まった2019・2020年の琵琶湖湖底の環境と底生生物への影響」(14:15~14:55)
 石川俊之(滋賀大学教育学部・環境総合研究センター)
3. 講演「温暖化が琵琶湖の表層生態系に及ぼす影響」(14:55~15:35)
 後藤直成(滋賀県立大学・環境科学部)
4. 休憩(15:35~15:45)
5. 討論「もっと深く知りたい『琵琶湖の深呼吸』」(15:45~16:15ごろ)
  中野伸一(京都大学 生態学研究センター)

第11回 「香りをめぐる冒険 -植物の香りを利用する生き物たちの物語-」

日時:2019年11月9日(土)13:00 ~ 16:00
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都 第3講義室/定員170名
入場無料/当日受付のみ(※事前予約は受け付けていません)

プログラム
「はじめに」(13:00 ~ 13:05)
 高林 純示(京都大学 生態学研究センター)
「みどりの香りをめぐる生物たちのせめぎ合い」(13:05~13:40)
 松井 健二(山口大学大学院創成科学研究科(農学系))
「みどりの香りがとり持つ植物たちのコミュニケーション」(13:40~14:15)
 高林 純示 (京都大学生態学研究センター)
(休憩 14:15~14:30)
「「みどりの香り」は葉の言葉 - みどりの香りで植物とコミュニケーションをとってみませんか?-」(14:30~15:05)
  山内 靖雄(神戸大学大学院農学研究科)
「においは薬になりますか?-においの機能性のお話-」(15:05~15:40)
  伊藤 美千穂(京都大学薬学研究科)
質疑(15:40~16:00)



第10回 「すぐそこに潜む異世界-虫と小鳥の奇妙な生態への招待-」

日時:2019年2月9日(土)13:30 ~ 16:00
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都 第4講義室/入場無料・事前登録不要

プログラム
「趣旨説明」(13:30 ~ 13:40)
 谷内 茂雄(京都大学 生態学研究センター)
「花の性別を見抜ける昆虫ーソトシロオビナミシャクとヒサカキの花ー」(13:40~14:20)
 辻 かおる(京都大学 生態学研究センター)
「農耕する昆虫―ニホンホホビロコメツキモドキと酵母の深淵な関係―」(14:20~15:00)
 土岐 和多瑠(名古屋大学大学院生命農学研究科)
(休憩)
「言葉を持つ鳥ーシジュウカラー」(15:10~15:50)
  鈴木 俊貴(東京大学大学院総合文化研究科)
全体の質疑(15:50~16:00)



第9回 「森へ!海へ! 未知の生物多様性を求めて」

日時:平成30年2月3日(土)9:30 ~ 12:00
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都 第4講義室/入場無料・事前登録不要
プログラム
「せめぎ合い、そして、助け合う –生物どうしの関わりに秘められた謎を解く–」(9:30 ~ 10:10)
 東樹 宏和(京都大学 生態学研究センター)
「きのことかびの不思議な生態 ―見えない菌類の未知の多様性に迫る―」(10:10 ~ 10:50)
 白水 貴(三重大学 生物資源学研究科)
(休憩)
「しんかい6500の覚悟で臨む海洋(微)生物研究」(11:00 ~ 11:40)
  中川 聡(京都大学 農学研究科 br> 質疑(11:40 ~ 12:00)



第8回 「琵琶湖研究の最先端にふれる」

日時:平成29年2月19日(日)13:30 ~ 16:30頃
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都第2講義室/入場無料
プログラム
「趣旨説明」(13:30 ~ 13:40)
 中野伸一(京都大学生態学研究センター)
「琵琶湖の水質保全の現状と新たな動き」(13:40 ~ 14:05)
 早川和秀(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)
「琵琶湖の不思議な「流れ」および「内部波」:「音」によるそのモニタリングの挑戦」(14:05 ~ 14:30)
 John C. Wells(立命館大学)
「温暖化と富栄養化が琵琶湖の動物プランクトンの成長や生産量に与える影響の評価」(14:30 ~ 14:55)
 リュウ・キン(滋賀県立大学
(休憩)
「琵琶湖の底にあるちょっと変わった食物連鎖」(15:10 ~ 15:35)
 中野伸一(京都大学生態学研究センター)
「水草の持続的利用による現代版里湖循環型社会の可能性」(15:35 ~ 16:00)
 伴修平(滋賀県立大学)
総合討論(16:00 ~ 16:30)



第7回 「奄美群島自然史学~亜熱帯島嶼の生物多様性を研究する~」

日時:平成28年2月13日(土)13:30 ~ 16:30
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都第1講義室/入場無料
プログラム
「趣旨説明」(13:30 ~ 13:40)
 水田 拓(環境省奄美野生生物保護センター)
「中琉球の動物はいつどこからどのようにしてやってきたのか? ―ヒバァ類を例として」(13:40 ~ 14:00)
 皆藤琢磨(琉球大学)
「奄美群島固有のクワガタムシ類の自然史」(14:00 ~ 14:20)
 荒谷邦雄(九州大学)
「交通事故は月夜に多い ― アマミヤマシギの夜間の行動と交通事故の関係」(14:20 ~ 14:40)
 水田 拓(環境省奄美野生生物保護センター)
(休憩)
「好物は希少哺乳類 ― 奄美大島のノネコのお話」(14:50 ~ 15:10)
 塩野﨑和美(京都大学)
「与論島の両生類と陸生爬虫類 ― 残された骨が物語るその多様性の背景」(15:10 ~ 15:30)
 中村泰之(琉球大学)
ライトニングトーク(15:30 ~ 16:00)
総合討論(16:00 ~ 16:30)



第6回 「化ける!まねる!?熱帯のアリの奇妙な仲間たち~ランビルからの研究報告」

日時:平成27年12月13日(日)13:30 ~ 16:00
場所:大学コンソーシアム京都 キャンパスプラザ京都第1講義室/入場無料
プログラム
「開会の挨拶」(13:30 ~ 13:40)
 中野伸一(京都大学生態学研究センター・センター長・教授)
「森の支配者アリーアリ抜きでは語れない熱帯雨林の生態系」(13:40 ~ 14:20)
 市岡孝朗(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「アリ植物を取り巻く昆虫たちの化学生態学」(14:20 ~ 15:00)
 大阪教育大学・教養学科
「鏡の国のアリ擬態グモー擬態現象から読み解く熱帯雨林の生物多様性」(15:00 ~ 15:40)
 橋本佳明(兵庫県立大学/兵庫県立人と自然の博物館)
質疑(15:40 ~ 16:00)

特別講座

生態学・生物多様性科学の基礎と応用 ~科学的に自然を知るために~ 
 (生態学研究センター・京大オリジナル株式会社 主催)

◆開催内容および日時と場所
・第1回「水域生態系の仕組みと機能」:2018年12月13日(木)13:00〜19:00
・第2回「陸域生態系の仕組みと機能」:2019年1月17日(木)13:00〜19:00
・第3回「生物多様性の理解に向けた実践的アプローチ」:2019年2月18日(月)13:00〜19:00
・場所:京都アカデミアフォーラムin 丸の内(東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング10階)
◆対象
・環境関連企業、農林/水産/林業のご担当者
・地方自治体の環境保全対策のご担当者
・環境関連省庁、団体・協会のご担当者など
◆受講料
・3回合計 1企業(1名)80,000円(税込)
・各回ごと 1企業(1名)30,000円(税込)
◆参加申し込み方法
・各回30名
・申込締切:12月7日(金)
・申し込み方法:京大オリジナル株式会社の受付サイトからお申し込みください。
開催概要(PDF:624kB)
ポスター(PDF:832kB)