京都大学 生態学研究センター

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研究分野 『2024.4.9改訂』

ここでは、生態研の主要な研究分野(テーマ)と主にどの教員がかかわっているかを紹介します。

各教員の名前の後の(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)は、その教員の所属分科が、生態科学 I(動物学系)、生態科学Ⅱ(植物学系)、生態科学Ⅲ(霊長類学・野生動物系)であることを表します。 生態科学Ⅰ、Ⅱは瀬田キャンパス(滋賀県大津市瀬田)、生態科学Ⅲは犬山キャンパス(愛知県犬山市)となります。 名前をクリックすると、各教員の研究室のホームページにつながります。

*大学院進学に関しては、「生態研で学ぶには」をご覧ください。

生物多様性生態学分野

自然界においては、いかなる生物も他の生物と何らかの「つながり」をもっており、生態系のネットワークを作り上げています。このようなネットワークに注目して生物多様性の維持・創出メカニズムを解明し、生物資源管理や生物多様性保全のための理論的基盤の確立を目指しています。

担当教員: 佐藤 拓哉(Ⅰ) 山尾 僚(Ⅱ) 樋口 裕美子(Ⅱ)

 

環境生態学分野

あらゆる生物や生態系は、環境の変化にさまざまに応答し、また環境に影響を与えます。人間による環境の改変が顕著になり「人新世」とも呼ばれる現在、環境 と生物・生態系の相互作用を理解することはより一層重要になっています。本分野では、生態系や生物多様性についての現状の把握、それらの恩恵(生態系サー ビス)の評価、保全など、自然資源の持続的利用を探る研究を進めています。

担当教員: 中野 伸一(Ⅰ) 大竹 裕里恵(Ⅰ) 石田 厚(Ⅱ) 半谷 吾郎(Ⅲ) 田中 洋之(Ⅲ)

 

理論生態学分野

地球生態系における進化、生態、人間活動に関わるさまざまな現象を対象に、主に数理モデルやシミュレーションに基づく理論的考察を通じて、現象のパターンとそのメカニズムの解明を目指します。

担当教員: 谷内 茂雄(Ⅰ) 山内 淳(Ⅱ)

 

分子生態学分野

生態系における生物の適応、環境応答、生物間の相互作用、物質とエネルギーの流れをDNA/RNA配列、遺伝子発現、エピジェネティク修飾、安定同位体比などの生体分子情報を用いて解き明かします。

担当教員: 木庭 啓介(Ⅰ) 工藤 洋(Ⅱ) 本庄 三恵(Ⅱ)