Kei Koba's weblog in CER, Kyoto University ~ Are we on the right track ? ~

| August 1, 2003 / めりはりだぜ人生は(題目はあとづけです。もちろん)

夏休みをとることに、後ろめたさを感じる学生さんがいます。なんてことでしょう?

教官になって以来気をつけていることの一つは、「休みとった?」と学生さんに休むことを勧めることです。研究なんていくらやってもどこまでもやりたいことは出てきます。人生メリハリが大切です。どうしても僕自身は休めない(教育研究活動はやっぱり苦にならないので、休まない)ので、そのことで学生さんに「夏休みとかとっちゃいけないのかなぁ」と思われると困るので、もうここ数年、学生さんに夏休みの予定を聞いては「いいなぁ」と言い続けています。でもそんなに「いいなぁ」と思っているかというと、いやいや、人のいけない研究サイトに行って研究するのは、いわばプチ探検です。楽しくってしようがない。たとえフンを浴びようが、蚊がまとわりつこうが、砂漠で本当に飲み水がなくなろうが、、あれ?

皆さん、積極的に休みましょう。スポーツを知っている人はわかるはずです。休むのも練習のうちだってことが。そして年をとるとわかるはずです。寝ることにも体力を使うってことが(笑)。違う意見の方もいらっしゃると思いますが、私はこの立場は当分変えるつもりはありません。同様に、先生がいるからまだ研究室にいる、、というような雰囲気がある研究室がありますが、あれも全くナンセンスだと思います。ゲームやインターネットで時間をつぶしたりするのであれば、さっさとかえって遊んだらいいんですって。遊ばないとおもしろくない人間になっちゃうよ、とは社会人の同期がみんな口をそろえて言うことです。

| August 3, 2003 / いまはcybozeだもーん(2004年3月末現在ですが)

昨日は質量分析機をフロンティア棟に移す日でした。2.5tonもある機械を慎重に運搬してゆく業者さんは誰一人無駄な動きなく、一人一人がやるべきことを常に考えながら動いている、とても見ていて気持ちのいい仕事ぶりでした。プロってすごい!

予定表をwebにあげるようにしてみました。結構面倒なんですが、といってもソフト間のデータ移行が面倒なだけなので、ちょくちょくupdateするようにしたいと思います。あ、バグってます。すみません。。。また考えますが、とにかくこんな感じってことで(使いたくないoutlookのhtm形式保存です)

| August 8, 2003 / 大河内さんって、すごいのよ。

昨日は山田さん、栗田さんとJAMSTECの大河内さんのところに相談に行ってきました。とても楽しかったです。元気をいただいて帰ってきました。

| August 10, 2003 / 経験せんとわからんのやろか、人間って

台風一過でだいぶ夏らしくなりましたね。お風邪を召したりなさらないよう皆さんお気をつけてください。昨年惜しくも逃したとある公募の第一次審査が通ったというお知らせが代表者の先生からありました。今年は去年の反省を込めてだいぶ研究計画を変更したのです。通ってほしいなぁ。

その助成公募への申請内容を準備していたとき(e-mailでいろいろと意見をみんなで出し合っていたとき)のことですが、僕が曖昧な「こんな感じで、、」という、相変わらずふにゃふにゃな研究内容をメイルで書くと、そのアイデアが優秀な共同研究者の手にかかると、まあ、なんといったらいいんでしょう、「これはすばらしい!」というような研究計画になってゆく過程を見て、本当にびっくりしたことを思い出します。優秀な人々に「研究をいかに魅力的に提案するか」を勉強させて貰ったという、大変貴重な経験でした。

頭の切れの違いを感じて、最初は大いにへこんでしまうのですが、すぐに「これはチャンスだ」と、恥を忍んでメイルを書き続けたものです。いや、本当はかなり恥ずかしかったのですけど、でも、恥ずかしいということよりも、それよりも他の人々の思考の流れ(テクニックという言葉は使いたくないですね)を何とか必死でたどることで僕も成長できるのではないかとおもって、的はずれな提案をし続けたものです。楽しかったし、うれしかったのを思い出します。

なによりも、僕の的はずれな提案をきちんと受け止めて、さらにいいものにして返してくれる、そういうやり方で高めてくれる、その「指導」態度というものは、大変心に残りました。また、自分がやっぱり持っているだろうプライドを捨てて素直に指導を受けられるのだ、という事実も実際うれしかったし、そしてそういった教育的態度を態度を取らせてくださっている皆さんに(前にも書きましたけど人と人との間は双方向ですから、いい関係ができた場合はお互いの努力の結果ですしね)、本当に感謝の念でいっぱいです。反面教師はたくさんいます。本当に素直に尊敬できる人達と一緒に研究できるチャンス、、当たってほしいなぁ。。。まだ次の審査があるんですけどね。しかも僕は共同研究者の中でもっとも力量不足ですし、何ができるわけではないのが歯がゆいですが。当たってほしいなぁ。

最近" Trends in Ecology and Evolution "に、優秀な生態学者がどれだけ論文をrejectされているかというおもしろい論文が出ています。僕のもうすぐ出る論文は、最初Ecologyに1997年に投稿、そのあとOecologia、Ecosystemsに投稿し、最後にもう一度Ecosystemsに投稿してようやくacceptされたという手のかかった論文です。実に3回もrejectされているんですね。。。でも、どうしてもレベルの低いところには出したくなかったし、レベルの低いところに出すということは、まずは共著者の人々にも(もしかするとどこでもいいから早くpublishして貰いたかったかもしれませんけど)、そして自分自身にもよろしくないだろうとおもって、初データを1994年に取ってから、実に9年間もかけてしまいました。だけど、これで学生の皆さんに「rejectされたって、気にしないで!」とか「いい雑誌に出したら、たとえrejectでもいいコメントを貰うことができるんだから」とか、自分の言葉で伝えられるだろうなとは思います。うれしいなぁ?

でも、人間は経験・体験しないと物事は分からないのでしょうか?想像するだけではだめなのでしょうか?それは僕が長年考えていることなのですが。

| August 13, 2003 / さむいのよ

夏はどこに行ってしまったのでしょうか?

| August 18, 2003 / てんやさんとわんやさん

入試です。大学院入試が迫っています。自分自身のことを振り返ると、あの年の8月は朝起きて(5時)、練習して(ボート)、食べて、勉強して、食べて、勉強して、練習して、食べて、勉強して、寝てました。インカレが院入試の直前だったので、本当にとぎすまされた生活だったことを思い出します。食べても食べてもどんどん体重が減っていって、一日5食食べたときもありました。受験生の皆さん、頑張ってください。

先週今週来週は、入試やmassや引っ越しや入試や入試や調査の準備でてんやわんやです。

| August 19, 2003 / うるおい空間

今日は吉田研秘書の三橋さんと、岩井さん、下山さんに手伝ってもらいつつ、共有空間の「うるおい化」をしました。ようやくみんなで話しながらお茶を飲む空間ができそうです。あとは、エスプレッソマシーンだなぁ。それと甘いもの。夜用のつまみ、、ん??とにかくみなさん、本当にありがとうございました。

いっぱいいっぱい勉強したいのですが、言い訳ばかりがいっぱいいっぱいあります。明日は試験監督の後輪読会なのですが、調子の悪いmassと戦わなければならないかも。

あ、下の履歴書をトップに貼り付けてあるのは、高校の同級生が時たま検索エンジンで当てて連絡してくるから、というのが一番の理由です。下の階層などにおいておくと、トップまで戻ってくれない人がいそうなので。

| August 21, 2003 / 野球、ポジションどこが良いですか(面接にて:うそ)

横浜スタジアムで、将来のアナウンサーと肩を並べて、まったくえこひいき丸出しの解説をするのが今の目標です。あとはバッティングピッチャーができるだけのコントロールを身につけることです。セットアップで投げることで、かなりいいコントロールになることが分かりました。全く研究と関係ありませんが、重要です。最重要といっても過言、、どころか、最重要です。

そんな研究室を希望なさる方、院試お疲れ様でした。あとは面接に呼ばれるか、どきどきして待っていてください。そして面接頑張ってくださいね。

| August 22, 2003 / いつの間にかデスクワークばっかになってた

デスクに向かっていないと、こんなにも気分がよいものでしょうか?ラボとラボの間をかけずり回って、頑張っている学生さん達の間にいると、気分がよいですね。僕も頑張らないと。

| August 28, 2003 / 研究者としてもしもやってゆけるのだとすれば、

関西は暑かったです。調査に協力してくれた、京大の伊藤さん・尾坂さん・勝山さんほんとにありがとう。うちの二人もお疲れさま!帰ってきたのは12時を回っていましたが、今日も7時20分出社です。プロですから。眠いですけど。

なるべく朝早く来て、1時間ほどを文献検索や自分の予定の管理(このサイトの予定を書き込んだり)に当てています。いや、正直言うとコーヒーを飲むことに時間を当てています。音楽聞きながら(今日はAcidmanのLoopです)。その文献検索についてよく聞かれるので、ちょっとだけ。

アメリカに行っていたときにも感じたのですが、もしも僕が研究者としてこれからやってゆけて、その理由があるとすれば、つまり研究における何らかの長所があるとすれば、文献の扱いだと思います。なんだか好きなんです。文献集めるの。集めないと気がすまないんです。ことの発端は、M1の頃でしょうか。当時いた研究室の先生(武田先生)が 「論文は週刊誌と同じようにぱっぱっと読んでいかなあかんねぇ」 とおっしゃっていたこと、さらに和田先生が 「論文は『この論文はどんな論文ですか?』と聞かれたら一言で『なになにを何々した論文です』というように言えないといけないね」 とおっしゃっていたことです。そうか。とにかくいっぱい読んで、この論文はこういうやつなんだ!というindexを自分の中でつけてゆかなきゃだめなのか。週刊誌の見出しみたいなものをつけていかなきゃならんのか、と思ったのです。そしてOecologiaの同位体が載っている論文を炭素であろうが窒素であろうが、食物網であろうが、海の二酸化炭素であろうが片っ端からコピーしたり(読んだのかしら?)、Blackwell Scientificの "Stable Isotopes in Ecology and Environmental Science"と言う本のReference Listからかっこよさそうな論文を手当たり次第集め始めた(読んだ??)のが始まりです。このときにLimnology and Oceanographyという雑誌のすばらしさを知ったり、海の研究のきっちりした感じを覚えたり、自分の視野は少し広がった気がします。

実務的なところとしては、東工大に移ってから、京大時代よりさらに忙しくなるであろうと言うことで、e-alertのようなサービスを利用して、リンクにあげたある雑誌についてはすべてTOC(Table of Contents)をe-mailで受け取っています。つまりは携帯でいつでも受け取っています。in pressのものもcheckするようにしています。といっても、e-mailが来る前にすでにwebsiteからcheckしていると言うことが結構あるのですが(笑)。さらに、題目だけでは危ないので、ちょっとでもおもしろそうだと思ったものはpdfを取り込んで確認するようにしています。たとえば、Limnology and Oceanographyなどでは、食物網の論文などで質の高い論文が多々ありますが、同位体の ど の字もタイトルになかったりすることがあるのです。

文献の整理は以前はフォルダーにどんどんpdfを放り込んでいたのですが、ファイルに付けた名前だけではいったい何の論文なのかわからなくなって困っていたところ、Endnoteのlinkでファイルに関連づけられることを知り、現在ではpdfをダウンロードするときにEndnoteに題目・著者・雑誌名・アブストラクト(検索用に)をコピーし、さらにlinkで自分のpdf格納フォルダーのところに保存したファイルを関連づける、と言うようにしています。

ただ、1年ほどたって、文献が1000ほど集まってからでしょうか(pdfとして落ちている論文なので、ごく最近の論文たちだけですが)、論文を読んでいないことに気づきました。読まなくてもいい、ただ、だれかに「こんな論文はある?」と聞かれて答えられなくなってきました。それはpdfを落とすときにただ落としていたからじゃないか、ということで、現在は落とすときに全部眺めて、特に図は見るようにしています。indexとして最もよいものは「この論文はこういう論文なんだ」と図(ポンチ絵)でかけることだと思っているので。あとはabstractはなるべく読んでいます(かなり斜め読みになってきちゃってます。反省)。

文献に当てる時間が少なくなることは、自分の中の知識が補填していると言うことの表れですから、言い換えればかなり危険です。つまり、「この論文はどうせこんなことを言っているんだろう」という思いこみです。もっと時間を見つけていい論文を精読しなければならないと感じています。

また、たとえば実際にあったことですが「溶存ガス試料の保存に水銀を使うのとホルマリンを使うのとアジ化ナトリウムを使うのはどれがいいのだろう」と言うときに、さすがになかなか覚えていないのです。material and methodsの中身までは。となると全文検索か、、ということでnamazuの利用をちょっと始めたりしたのですが、まだ本格運用にはいたらずにいます。サーバーたてて、pdf放り込んで毎週index作らせればいいだけなのですが、おそらくnamazuでの検索では多くhitしすぎてしまうだろうと言うことで現在はEndnoteで我慢しています。

今日落とした論文の中ではEcologyに掲載されたDonald Zakの微生物の多様性+土壌の窒素循環+植物の多様性という論文がすごそうです。すごいなぁ、Zak。ということで、ちゃんと読んでみるつもりです。こいつを。

| September 9, 2003 / Goldschmidt Goldschmidtに来ています。

今日は一番大事なsession、硫黄のMIFと窒素同位体比のsessionがありました。オゾン層ができる前は硫黄にMIFが生じて、オゾン層ができてからはオゾンから始まる酸素のMIFが保存されるんですね。なるほど(当たり前なんだろうなぁ)。発表した豊田さんに連れられて、MontoyaやMcCarthyと一緒に飲んできました。楽しかったなぁ。

同位体を勉強することの利点は、森林に限らず、いろんな研究分野を横断して勉強しようと思えた(勉強してきたとはいえないですけど)ことです。MontoyaやMcCarthyの仕事は、いつも気にしていたし(何しろ和田先生の学生だったといえば通じてしまうのもある意味つらいんですけど)、それでもちょっとつっこんだ仕事の内容を聞けるだけのbackgroundは持っているのだなぁと今日話していて感じました(うれしいなぁ)。

英語なんですけど、そりゃ多少はしゃべれますよ。1年間やってきましたものね。でも、何とかなっちゃうモンでしょう。思い出したのはM2の夏。京大農学部にParkinsonという土壌微生物の大御所が来て、森に案内したときに、一緒に車に乗った数時間、全然しゃべれなくって、最後の最後の最後に「あなたみたいな偉大な研究者になるには何が大切なんですか?」と何度も何度も口の中でぶつぶつ言った言葉を言いました。そうですよそうですよ。だから学生の皆さん、僕よりみんなましです。がんばってるよね。

会ってみたい研究者が多いんです。それはいい意味で取れば、いろんな研究の価値を自分で判断して、あの人はあそこがすごいと細かく分類していることの証拠なのかもしれません。だから英語焦ってしゃべってしまって、でたらめで話してしまっています。そこが改善点です。あ、Fogelにあえたのもうれしかった。P additionはN releaseになるのかもしれないと僕の知り合い(保原くんですが)がいっているよ、と伝えたら、うーーんとうなっていました。でもすごいよ。カーネギー。そしてみんなEitaro Wadaを知っているのが悔しい。ちぇーー。Fogelなんて「彼は煙突みたいにたばこ吸っていたのに、たばこやめたの!」だって。今回は和田・吉田・豊田・大河内の知り合いなんだ、というのを使わせて頂きました(笑)。

| September 10, 2003 / 水銀オヤジ(サウナでしか話したことないけど)。すごい!

Goldschmidtに来ています。今日は受賞者達のご公演でした。そのなかでToolikでよく一緒にサウナに入っていたBillがいました。すごいな。水銀おやじ!!

賞といえば、先日知り合いのPDの方が賞を受賞なさいました。おめでとう!受賞した論文は彼女の初めてに近い論文で、かなり大変でしたが、いろいろと考えがあったのでしょう、頑張って論文までこぎ着けたものでした。「人々に同位体の利用をわかりやすく伝えたい」というポリシーが伝わったのでしょうね。本当におめでとうございます。がんばったよね。ほんとうに。

そうそう、久しぶりにテレビを満喫していて、サッカーを見ていて思ったのですが、マックスプランク、カーネギー、WHOI、Caltech、ETH?とかが、有名どころというか、サッカーの一流クラブのようなものなんだろうなぁとこの会議に出ていて思いました。そして何よりも、海外で活躍している日本人がおおい!すごいです。MIFでもなんでも。若い人から教授レベルの人まで。海外でポストを得るというのが大変だということが分かっているだけに、地球化学はすごいなぁと思います。Biogeochemistry/Ecosystem Ecologyの分野でもこうならないといけないですよね。

みんな帰ってしまったけど、学生のみんなと飲みに行けたのは楽しかったです。また飲もうよね。

| September 11, 2003 / Goldschmidt Goldschmidtに来ています。

教官になってこの方(もう5年経とうとしています)、なんとなくですが「僕があまり言ってもらえなかったことを言ってゆこう」と思ってやってきました。その中でも他の国で研究活動を続けることは、いろいろな意味でやはりいいのではないかなぁということを言ってきました。自分自身のちょっとした実感も交えてですが、もう「世界レベル」とか「国際化」とか言うのはやめたいですよね。国際化といっている間は真の国際化はないというのを高校入試の時に読んで、なるほどと思って以来、この言葉にはずっとコンプレックスがあるのですが、そうですよ、今の情報社会の中で、それなりに一生懸命考えていたら、そんなに変なレベルの研究はしないはずだと思うのです。僕はアメリカのごく限られた場所しか知りませんが、日本の大学院生のレベルは低くありません。むしろ高いと思っています。日本ではテクニシャンがいないことが、よく問題になるのですが、逆に学生の時に苦労していることがいざPDなどで海外に出たときにとっても生きてきます。教育体制がなっとらん!とお怒りの学生さんもいらっしゃるでしょう。しかしどれもこれもglass of half-emplyの話なのかもしれないと思って、いったい今我々のシステムの中で、何が長所になるんだろうと考えてゆきたいとおもっています。

確かにまねぶはまなぶですが、いつまで経っても後を追っかけているようでは困りますものね。境遇が異なることを嘆くよりも、その違いをいかに長所として見つめることができるかを考えてゆかなければならないと思います(differenceは言い意味ですものね)。

この2週間程デザイン関係の本を読みあさり始めています。建築とかも。イサムノグチの本をようやく手に入れたのが発端ですが。いつまで続くか分かりませんが、初心を忘れないように! |

September 16, 2003 / 自己採点せな

月曜日から総合地球環境学研究所の第5研究軸会議でした。たまたま「現代倫理学入門」(加藤尚武)を連休中に読んでいたのですが、もっときっちりと読んでおけば哲学的な思考にもっと食いついていけたのかもしれないな。ま、そんなに自分は賢いわけではないですしね。あきらめましょう。

着任してこの方、通信簿をつけるとしたら、 「学生との時間を取れていない」 ということで40点くらいか。ごめんなさい。とはいえ、自分も勉強しなければならないし、研究に必要なお金を取ってくるのもとっても大事だし、などなど考えながら新幹線に揺られて帰ってきました。

| September 19, 2003 / 永田CREST採択!

親しい人に、以前 「仕事のできる人は、メイルをあっという間に返してくる気がする」 と言われてからこの方、なるべく早く返事を打つようにしています(笑)。携帯からのことが多いのですが。というのも、たとえば実験でわからないことがあって、僕に聞いてきたとき、どんなに時間をかけてもその問題に対する100%の回答はむずかしくって、1分後に返す返答の内容が75%満足のゆくものだったとして、たとえ2日かけて考えて返したところで90%位になるのが関の山だと思うのです。僕の頭だと。それよりは、「取りあえず」の答えを連絡するだけでも、だいぶ違うのではないか(精神的にも違うだろうし、曖昧な答えであれ、そこにヒントは少なくともあるだろう、あるといいな、、、)という考えで、ひらがなばかりのメイルを携帯からなるべくすぐさま出すようにしています。

今、 永田CREST が採択された!との連絡がありました。いやっほう!!!さらに忙しくなりますね。いろんな人と新しいことが始められそうで、責任も重大ですが、希望はそれを上回ります!

| September 28, 2003 / ISI

ISIのabstractで煮詰まっています。久しぶりの「できてなさ」です。さてはてどうなるのでしょうか?来週も頭っからやることがめじろおしなのですが。

コーヒー飲んで死なない程度に頑張りたいと思います。見かけたら甘いものを与えてやってください。喜びます。