Kei Koba's weblog in CER, Kyoto University ~ Are we on the right track ? ~

| September 29, 2004 / 安曇川流程調査3日目

朝、5時に起きる。いつものごとく、夜中にたびたび起きてしまうので、眠った気がしない。Hotel21を6時にチェックアウト。コンビニでビニール袋など買って、桐生へ。桐生には6:30につき、サンプルを回収し戻ったのは7:30頃。良かった良かった。かなり雨脚強い。CERに7:45につき、荷物を下ろし、イオン交換樹脂をチェックするとすでに終わっているので真壁さんに電話。とにかく終わっていない1つを残して、後はすべて終了させる。

その後は高津君とレンタカー2台を返し、CERに戻ってきたのは10:00頃。ほっとする。あとは真壁さんのサンプルが落ちきるのを待てばいいだけ。。猛烈な睡魔が襲ってくる。ペリスタポンプの奏でるワルツ(本当に3拍子)が、睡魔を誘うのだ。部屋を移動し文献検索などしてみる。
永田さんのところに出張予定の変更をお願いにゆくと、永田CRESTの行く末についての議論。うーーん。まぁ、とにかく硝酸は何とかやらないといけないですよね。戸張君のモンゴルサンプル、真壁さんの野洲川、安曇川、琵琶湖サンプル、桐生の渓流水、それがちゃんとでますよ、というのはベースライン。あとは微小電極にしろ、anammoxにしろ、トピック的で、それはそれでいいけれど、などなど。うーーん。1月ですか。

真壁サンプルが全部落ちきったのが18時前。結局荷物を郵送することがかなわず、今回も由水さんにご面倒をおかけしてしまうことに。ごめんね。

台風で新幹線は大幅に遅れていると、先に帰京した保原さんから連絡を受けていてびくびく。19時過ぎに由水さんに(OPAと法律の話を聞きながら)また瀬田まで送ってもらい、そこから京都まで行き、何とか新幹線はあった(新大阪より西には動いていないらしい)ので、あと4分というところで真壁さんは551をゲットし、今飛び乗ったところ。あれ?全然客がいないぞ。間違ったかと思ったくらい。覚えておかなきゃならないことをすぐ書かないと、とlaptopを開いたものの、さてはて、何を書かなきゃならなかったんだか、、、。

CERのセミナーにSteve Carpenterがくるそうですよ!あの偉大なLimnologistが!しかし、N2O測定のマシンタイムがあるから聴講するのはやめようかな。栄養カスケード(??)話を聞きたい人は見逃せませんよ!(10/28だったか)。

ちょっと思い出してきた。永田さんと(本当は別件で)話していたのは、nutrient spiralingだった。僕の提案したのは、たとえば、「流量とnutrient spiraling lengthとの関係は、おそらくLINXでもう出ている(頭の中ではBruceのScienceが浮かんでいた)から、逆にその一般的な関係からどれだけはずれるかが、健全性の指標となるかもしれない」、「nutrient spiraling lengthまたはturnoverはregenerationの指標であって、それは上手くすれば、真壁さんのammoniumの同位体比で捕らえられるのかもしれない。とすれば、tracer実験のような大がかりな実験系を組まなければならない測定ではなく、NH4の同位体比でnutrient spiraling length(これは、直感的に、『浄化能』に非常に密接な感じがしてわかりやすい指標となる可能性もある)が分かれば、それはすばらしいのではないか」、「NO3やNH4やPO4のlengthを出してもおもしろくない。出すのであれば、DONそれも細かな画分、それぞれのlengthを出すのは非常におもしろいだろう。そのlengthがP additionやN additionはたまたDOCの添加などでどう変化するか」、「『ほどよいlength』というものを提示できないだろうか、提示することに意味はあるか」など。考えておくこと。

 

| September 28, 2004 / 安曇川流程調査2日目

朝、5時半に起きる。調査の日は何度も目を覚ましてしまって熟睡できない。お昼ご飯を買い、ホテルをチェックアウトして6:20に出発。CERであわただしく積み込み(今日はIAEA-N-2もサンプルと同様に持っていった)、7時過ぎに出発。昨日の工事濁水は嘘のよう。8:30に採水開始。安曇川を下りつつ、採水を進める。途中バッテリーが悲鳴を上げたり、いろいろ小さなトラブルがあったものの、問題なく16時過ぎに最終地点、安曇川河口付近での採水を終える。お疲れ様でした。昨日の測定で、安曇川の数地点は野洲川よりも高いアンモニウム濃度だったこと、そのサンプルを真壁さんがきちんと当てて、ちゃんと同位体用のサンプルを取ってこれたことを忘れないように書いておこう。

イオン交換樹脂に吸着させ、ご飯を食べたのが9時ちょっと前。ホテルに着いたのが22:30。すばらしい。明日明後日明々後日の調査は30日の調査が台風でだめだろうから中止にしようと鈴木さんと調査中連絡して、結局中止にした。しかし、桐生に日曜日取ったサンプルをおいてきてしまったので、明日朝一番で桐生にゆき、CERに戻り(レンタカー返却などの後)、真壁さんの吸着を手伝って、授業の準備をしながら終わるのを待って、何とか夜の新幹線に飛び乗るつもり。しかし台風か、、、

 

| September 27, 2004 / 安曇川流程調査1日目

日曜日、何とか晴れている。桐生行きのバスはキャンプ、ハイキング客で満杯。何とか10時にたどり着く。先日埋設したlysimeterの一部がやっぱり何者かにやられている。。うーーむ。とにかくG27の20cmで3つ、土壌ガスを採取する。硝化で生成した(であろう)N2Oの同位体比についての情報を何とか集めるためである。蚊に何カ所もかまれたけれど、何とか終わる。鈴木さんの土壌ガス採取キットが上手く動いた。
その後、湿地に降りて、lysimeterの整備。17本程度あったので、通常の箇所にもう1本ずつ、そして伊藤さんの溶存が設置してあるところには3繰り返し以上になるように埋設しまくってきた。

早めに京大生態学研究センター(CER)にたどり着き、段ボールを引いて寝る。いやぁしんどいなぁ。4時ちょっと過ぎに真壁さんが到着し、6時過ぎから明日のための積み込み。間に合った巨大クーラーボックス6つが並ぶ。バン2台で明日は調査。合流した保原さんと真壁さんと王将で食事。帰りにセブンイレブンに白バラコーヒーを買いにゆくが残り一つで、女子高生2人が手にとって悩んでいる。困っている真壁さんのために隙を縫って奪い取る。そんなに売れているのかなぁ

朝6時にホテルを出るが、瀬田駅で待っているタクシーがない。何とかおっちゃんタクシーを見つけ、CERに6:30着。氷を積み込んだり、Mill Q水(ブランクに使う)を積み込んだり、7:30頃出発。とたんに大雨。CERから琵琶湖大橋を超え、途中に入り、安曇川の最上流部へ。大雨。キャンプ場でNO3、N2O、NH4用のサンプルを取る。pallの500を使わないと雨のための濁りで詰まってしまいそう。雨が袖から大量に入ってくる。寒い。
その後の山道で車酔いしてしまう。ただ、午後には何とか晴れてきて体調も良くなってきた。最後のサンプリングポイントでは、工事の濁流があまりにもひどいので、明日に持ち越すことに。CERに17時前に到着。アンモニウムの吸着が始められたのが18時頃。すばらしい。スムーズに行った。明日の準備やいろいろな相談事などをして、みんなでご飯を食べて帰ってきたのが21時前。また白バラコーヒーはなかったけど、みんなでコンビニで無駄買いをしてホテルに戻って21時。明日は6:20に出発です。うーん。何となくテキストエディタだと感覚が狂うな。

 

| September 24, 2004 / leakage

背中の調子が良くない。これは、以前桐生で痛めたところだと思い出しながら、あきらめてゆっくり出社。「群青日和」を繰り返し聞きながら100Lザックをしょって9:30に大学着。

気分が乗らない。体が言うことを聞かないのもあるし、いろいろとやっかいな事が目白押しだからだ。やっかいなことをいっぱい抱えているときは、いったいここに僕は何を書いたらいいのだろうかと途方に暮れる。学生さんに読んでもらいたい論文や、考えてもらいたいことを書いておきたいと思うけれど、実際書いていることと言ったら、結局不平不満愚痴のようなものであって、一生懸命negativeな事は書かないようにしようと思うのだけれど、結局、もれている、とでも言ったらいいのか、いやな空気が言葉からにじみ出ていて、しかも自分にとっては行間に読みとれるものがあまりに多くて、おいおい、いったい何様のつもりなんだ、と思ったりする。実際自分で書いたものを読み返すことはないのだから、のんきなものなのだろうと思う。昨日も仕事をしたのだけれど、だからといってとても何かを書く気にはなれなかったし、いったい自分の時間の使い方はどうなっているのだ、なんて考え始めたりもする。実際、今日だってだいぶ色々書いては見たものの、あまりにくだらないので消すことにした。時間の無駄だ。これからは、書けないときは無理に書かないでおこう(更新がぱたりと止まったりして)。不機嫌な顔をしていて良いのは高校生までだ。

たとえば、こんなものをぜいぜい言いながら書き続けていてもどうもしようもないのではないか、とか、自分が学生さんの部屋に一緒にいることは果たして彼らのためになるんだろうか、とか、悶々と考えていた朝、Gusの論文でちょっと目を覚ました。アラスカでの炭素蓄積に及ぼす窒素施肥の影響、なんだが、測定している項目は至って簡単。地上部、地下部、土壌の窒素と炭素量、簡単に言えばそんなもの。applicationだって、たんに20年間、毎年決まった量の肥料をまき続けているだけ。だけど、その結果たるやすさまじい。炭素は窒素施肥によって蓄積されると考えられていたのに、逆に分解が促進されて無くなってしまい(Carbon 'burned')、窒素だって、200kgも撒いたのに結局撒いていないところと同じ量しか保持されなかった。これは今までの見解を全くひっくり返してしまうような大発見で、今年、僕と松井くんはこの論文にあるdenitrificationの寄与(tundraでは見過ごされてきた)を定量的に把握しようとして汗を流してきたのだった。なんだか、素直にすごいなと思って、なんだか素直に元気づけられたような。彼のようになりたい、と思っていたんじゃなかったっけ?Ingerの論文がEcosystemsに。 そんなにすごいと思うような論文ではないけれど、しっかりとした仕事で、自分がこう書けるかと言われるとちょっと尻込みする。彼女だって、移った先で着々と仕事を進めているじゃない。さっさといらんこと考えんと、がんばらな!

いま借りているBiogenic Trace Gasesという本だけれど、1995年に買ったときには、ああ、N2Oとかやってみたいなぁ、CH4とかおもしろそうだよなぁ、なんて思っていたんだった(M2のころかな)。あのころから考えると、N2Oだって、CH4だって、心理学みたいなことだって、自分がやりたいようなことをだいぶ出来ている。それよりも、本の中の著者の何名かとあって色々話したことがあるという事実にもびっくりだ。ほら、だいぶ遠いところまで来ているんだから、、、そんなことを言われたような感じ。そして何よりも、この本、おもしろい。おもしろさは以前は分からなかった。

鈴木さんや真壁さんが入れ替わり立ち替わり相談に来る。自分の意見を持って話してくれるのが嬉しい。後は体に気をつけて、しっかりと頑張ってくれたまへ。しっかりと、が、意味深長だが。奈良くんのデータについてみんなで集まってお話。僕の意見は話したとおり。がんばって!

三橋さんがソフトを買ってきてくれたので、頑張ってカワウGISを。わかんなぃーと頑張っていたら何とか目的の絵が出来たので亀田さんに送る。間に合ったみたいで何より。あとはあの論文が通ることを祈るのみ。結構頑張りましたものね、あの論文に詰まっているいろいろなこと。あの雑誌に通ると嬉しいなぁ。

G1の5階に着くと、鍵がない!G5まで雨の中とぼとぼ戻る。しかし、家で鍵がないことに気づいたら今夜は夜通し遊ぶしかなかったんだから、不幸中の幸い。何にせよ、最悪のケースを考えて、まぁ、それよりはましか、と考え直すことで気持ちを落ち着けてきたのだけれど、そんないつもの営みを思い出した。

明日はまだ関西に雨が残りそうだ。土壌ガスを取るので、出来れば乾燥状態で取りたい。明日滋賀に入って日曜日早朝から動くことにしよう。来週いっぱいwebの更新は出来ないかもしれません。体はだいぶ良くなった。やっぱり3日かかるのか。

 

| September 22, 2004 / あれ、あれあれあれ?

今日はドイド大和店にお買い物(8:30に大和駅集合)なので、ゆっくり起きよう、、と思ったのだが、ごろごろしていると、背骨が「はまらなくなった」(分からないと思うけど)。いやぁ、脂汗が。。シャワーを浴びるのもつらい。ありゃりゃ。いつもと反対の電車に乗り、久しぶりに小田急線に乗って大和まで。しかし、しかし、必要な巨大クーラーボックスがない!クーラーそのものすらない!!なんたること!熱い日差しの元、真壁さんとうなだれる。ええいままよとグランベリーモールまで足を伸ばしてみるものの、ソフトクーラーしか置いていない、、悔しいのでケーキを7つ買って帰る。ケーキにはコーヒーだろうとコーヒーを入れようとしたらペーパーフィルターが切れている!あぅー。背中が痛くて動くたびに筋肉がきしむ感じ。でもケーキはなかなかうまかった。

三橋さんがいろいろな業者さんにあたってくれる。真壁さんもいつもの取引業者に連絡すると、なんと、大きなクーラーボックス6つ、在庫があって、金曜日には京大CERに届けてくれるとのこと!よかった!

午後からは教官会、教授会。大学のマシンショップに町工場が入ってくれればお互い良いんじゃないかなぁ、なんて思いつつ。会議の間にだいぶ背中は良くなった。

中間評価に向けてのスライドを作っていたが、何となく一段落した。何となく、だけど。明日は地惑セミナーの準備が少しは出来るかな

| September 21, 2004 / しごとはまとめてやってくる

7:15 office着。論文あまり面白いものない。強いて言えば、林内雨の硝酸の保存法について(EST)、すみません、眠くてリンクはれまへん。出張報告を書いたり、提出物を忘れているのを再確認したり(でも、もうどうでもいいや、よくないんだろうけど)、授業に必要な本を探したり。

お昼前から10/5に迫ったプロジェクトの中間評価に向けてのプレゼン資料を作り始める。まだ途中の解析結果を、なんとか見ることが出来るレベルまで持って行きたいのだが、、。とにかくこれが通らないとクビだからな。あ、査読が回ってきた、、。この忙しいときに、、とは言い訳にならない。勉強させて頂きましょう。締め切りを2日間伸ばしてもらう了承をいただき査読を引き受けることに。

夕方頃から、再来週の調査に向けての日程調整などを鈴木さんと真壁さんと。結局夜遅くまで。でも、鈴木さんの意見をいっぱい聞けたのはよかった。明日また朝早いので、これまで〜。

あ!今日合格発表だったはずです。おめでとうございます!吉田研にようこそ!一緒に色々勉強しましょう!

| September 19, 2004 / しごとはまとめてやってくる

7:15 office着。論文あまり面白いものない。強いて言えば、林内雨の硝酸の保存法について(EST)、すみません、眠くてリンクはれまへん。出張報告を書いたり、提出物を忘れているのを再確認したり(でも、もうどうでもいいや、よくないんだろうけど)、授業に必要な本を探したり。

お昼前から10/5に迫ったプロジェクトの中間評価に向けてのプレゼン資料を作り始める。まだ途中の解析結果を、なんとか見ることが出来るレベルまで持って行きたいのだが、、。とにかくこれが通らないとクビだからな。あ、査読が回ってきた、、。この忙しいときに、、とは言い訳にならない。勉強させて頂きましょう。締め切りを2日間伸ばしてもらう了承をいただき査読を引き受けることに。

夕方頃から、再来週の調査に向けての日程調整などを鈴木さんと真壁さんと。結局夜遅くまで。でも、鈴木さんの意見をいっぱい聞けたのはよかった。明日また朝早いので、これまで〜。

あ!今日合格発表だったはずです。おめでとうございます!吉田研にようこそ!一緒に色々勉強しましょう!

| September 18, 2004 /休日だが、授業準備ですー

池袋のジュンク堂まで行って、書籍をあさる。統計関係。自分のための本と言うよりは、学生さんが使えるような本と言うことで、自分の好みではない本も買ってみる。さすがに購入に踏み切れなかった本たち(図書館または生協で手に入れるべし)

  • 統計熱力学関係
    分子統計熱力学入門(480790101X)、 入門化学統計熱力学(4061533290:分配関数について詳しく書いてあった)
     
  • その他 - ダム湖の陸水学(4915342425:生協で買おうと思ったが、データベースに入っていない!)、景観生態学(生協に注文済み。中身ちゃんと見てないけど、まぁ、Turnerだから大丈夫だろう)。液クロを上手に使うこつ(検索を色々変えてみたらようやく生協でヒットした。うーーん。UI何とかならないのか)。やっぱり買っちゃった方が良かったか?
     

買った本の中では、森林リモートセンシングは良い感じ。だいぶ具体的な作業が記述されている。あとは古い古い同位体の化学。そして、ウィナーのサイバネティックス。いやぁ、すごい(最初の章しか読んでないけど)。古い感じの表紙がまたたまらない。フィードバック、とか、ゲシュタルトとかスピノザとか、ああ!ゆっくり読めるかな。。。

巨大本屋は危険だ。でも、いつも注意し切れていない分野(社会学、文化人類学、環境経済、社会心理学)についての本に瀬するチャンスが本当に少なくなったので、月に1度は1日まるまるつぶしてみないといけないかも。

うーん、やっぱり(去年の輪読でも提案したけど)、Environmental Isotopes in Hydrogeologyの最初の数章を読んでもらって、じっくりと問題を解いて行く、と言うのが現実的な授業内容の一つかなぁ。ともうすぐ日付が変わりそうな頃に覚書を残してみる。問題がなかなか我々のやりそうな計算に近いんだよね。それか、それで行くか。統計は、「らくらく生物統計学」のSEを使うのか、SDを使うのかをじわじわ読んでいるところ。この本も”ピンク本”と並んで、非常に良く書けている本だと思う。なぜ今まで買わなかったんだろう。

| September 17, 2004 /博士論文中間報告会そして授業について

9時ににオフィス着。今日は何としても遅刻してやろうと思ったのだった(?)。なんだかつかれているのよぅー。10時から奈良くん、植村くんの発表。お昼を食べる間もなく13時からそらいさんの発表。お昼を詰め込んで、渡邊先生にそらいさんと論文についてのコメントをいただき、そのまま15時からもう一人吉田研以外の学生さんの報告会の審査。審査待ちの時に、村上さんから(久しぶりです)、「そろそろ若手飲み会開きません?」と言われて、「じゃぁやりますわ」とまたもや安請け合い!まぁいいです。環境理工学創造専攻の講師、助手のみなさま、秘書、元秘書のみなさま、10/22のオープンキャンパスの後にでも、どこかで飲みましょう。お連れの方がある方はお連れしてください。以上、ご連絡まで(誰も見てないって)。

16:30頃終わり、複雑な心境で戻る。去年も時間切れでコメントできなかったし、今年も出来なかった。困るなぁ。。

真壁さんと再来週の調査についていろいろと。鈴木さんといろいろと。みんなといろいろと。

報告会ご苦労様でした!良くできていたよ、そしてみんな聞きに来ていて、とても良い感じだった。ああいったこと、つまり先輩のプレゼンテーションを聞きに後輩が自主的に集まるという形は、とても当たり前なんだけどね。それはそうと、うーーん。なんだかとにかくいっぱいいっぱい。授業とプレゼン2つに向けて大荷物を持って帰宅。

HoefsのStable Isotope Geochemistry 5th editionを買おうと思ったのだが、さすがにお金がないので、図書館に依頼してみたり。4th editionは持っているのだが、、amazon.comだといまは$56なんだよな、、でもな、、、はさんしそうだしな、、、

授業なんだが、、、、今日小森くんが須藤さんと研究計画について話していて、やっぱり実験計画が大切だし、統計的に考えられるようにサンプル取らないと、、などと言っていて、統計やりたいと言ってたし(ピンク本を貸しちゃったのでとたんに不安になってきた)、鈴木さんも統計やるなら授業出ますよ、なんて言っていて、阿部くんからは去年の段階で、統計輪読(むかし、やったなぁ、、)をやらないとねぇ、とか、真壁さんからは、まずは同位体の基礎的な授業をと、、うーーん。

去年も思ったのだけれど、授業は僕がみんなを縛れる数少ない時間なんだよね。みんなを呼び集めて何かをする、話を聞かせるでも、話をさせるでも、とにかくみんなを集めて一斉に知識の共有(おお!阿部!)をすることが出来る数少ないチャンスで。
僕がやりたいこと、やって欲しいことを列挙してみれば、

  • 修論で目標にするような、自分にとって大事な論文をとことん読んで、誰にも分かるように説明してもらう。
    ゼミでは短すぎるし、細かいところまで聞けないし、一番問題なのは、M1のみんなが発言できていない。お互いが完全に理解できるまで質問すること、説明すること、そのトレーニングが足りない。ゼミでは基本的に難しい(時間的に)。
     
  • 上と付随するのだが、論文にある、測定条件、実験条件、実験設定、統計処理、データの吟味、結論の一般性、何がsometing newなのか、それらについてことごとく説明できないといけない。よく言うように「この研究の中で何が一番大事なのか」、「どの絵が一番大事なのか」、「どのデータが一番鍵で、そのデータがなかったらこの論文の質はどう下がるのか」、「自分がさらに付け加えるとすれば、どんなデータ、どんな考察をその論文に与えるのか」、「この論文に新聞の見出しのようなものをつけるとしたらどんなものになるのか」 、そんなことを考えて欲しいし、それが伝わらないのであれば読めていないことになる。
     
  • 特に統計については読むためにも、そしてその後、自分で研究を進めるためにも、最低レベルの知識が必要だ。最低レベルというのは、ここでは、なぜその統計が適しているのかを説明できるレベル。ところが、統計って、座学でへぇ、ほぅ、とか聞いているだけでは分からないんだよね。正直な話、本質が分からなくてもまずは手を動かせるようになってもらわないと(つまりは、まねが出来るようになっておいてもらわないと)、来年の今頃とても困る。博士課程に行く人はなおさら勉強しないと。
     
  • そして、何よりも物質循環、同位体についての、かなりのレベルで知識が必要だ。これは論文の質を評価するという高レベルはもちろん、とにかく、「吉田研出身」として知っておいて欲しい最低限の知識はあるのだ。それを必死で取り込んでもらわないと困る。来年は今のD3はみんないないのだ。

と言うことになるのかな。 そうすると、多分20回程度授業は開催されるので、、、

  • まずは同位体の簡単な説明を木庭が行う。論文を読むのに必要な最低限のレベル(たとえば、湖の表層のDICのdelta-13Cは?)
     
  • その後、同位体比研究の古典を読みたい。僕の好みとはちょっと違うけど、でも「安定同位体地球化学」に沿って、より論文を拾っても良いだろう。つまりは

    Craig (1953:GCA) :炭素安定同位体比研究の始まりはここからか。というか、Craigの業績をざっとさらうのは非常に勉強になるのではないか(軽元素同位体だけでも)。
    Urey (1947:J.Chem.Soc)またはBigeleisen and Mayer (1947:J.Chem.Phys) :ところが、この論文たちを読めるだけの化学的素養が僕にはない。化学を専攻してきた学生さんに是非ゆっくりと説明してもらいたい
    Kroopnick (1975: L&O):まぁ、でもドール森田効果をさらわないと、分からないか。
    Kaplan and Rittenburg (1964:GCA):Rittenburg法使っていたんだよなぁ(卒論)。これ実は持ってない
    Rees (1962: GCA):これ、反応速度論の基礎があれば何とか出来る(俺読んだ!)。これは是非読んでもらいたい。同位体比の変動について、何となく実感できる。モデルも作るか(stellaで)
     
  • その後、同位体比の利用、たとえば

    C3とC4
    食物網
    窒素固定
    脱窒
    メタン
    水利用効率、、などなど、、、いっぱいあるけど簡単に行くか。または、こっちを先にやって同位体比に慣れてもらい、その後classicをじっくり読んで発表してもらうか。
     
  • そして、実際、自分が最も好きな論文を紹介並びに説明してもらう。発表の前の授業で、木庭がその論文についてのバックグラウンドについて上記のような、一般的なレクチャーをする。当日、紹介者以外の学生さんは質問することが義務、そして理解できたか、どこが理解できなかったかをレポートする。論文紹介者は論文に即した問題を作り、聴衆はレポート作成し、紹介者に提出。採点し、次回状況を発表する。

と言うことになるのかなぁ。。どうでしょうか?絶対もう座学だけにはしないつもり。そうしないと結局身に付かない。

| September 16, 2004 / 博士論文中間報告会など

8:30にオフィス着。 論文をあさったり、とにかくコーヒー飲んだり。THE HeatonのAtmospheric Environmentに出ている論文に自分の論文が引用されていて、ちょっと嬉しかったり。今日は10時から博士論文中間報告会という大変重要な日なのである。だいぶ疲れている感じがする。昨日帰ったのも遅かったしなぁ。とにかくコーヒーをがぶ飲みして頑張ろうと決意。

今日は山岸くんと杉浦さん。発表するたびに良くなっている気がする。後は投稿論文と、博士論文の中でgeneral discussionをどう書いてくれるか。僕としては最低限のことは言ったし、後は色々話すことも出来るだろうから、満足。

お昼会議。SORST中間報告へ向けての話し合いが(僕の出張が月末続くので)前倒しに。やばい。絶対間に合わない。そして、後期の授業、僕が全部引き受けることにした。今年はとにかく僕が全部引き受けて見ようと思ってしまったのだ(あとで、しまった、、と思い始めたが、男の約束だ)。M1のみんな、何をやりたいか(やって欲しいか)、希望を聞かせてくれ。統計の基礎の基礎くらいをまずは一緒にやりたい。並行して同位体の話も。

阿部くんと「やりたいことがいっぱいありすぎて困る」話。まずやりたいことが出てくる段階まで来ていることを評価。そして、その中で、自分が実現可能で、世界に向けて新しい情報を発信できてより深い理解が進むことの助けになるような事をしっかり見定める、、そのための現状把握としての論文読みであり、その見定めを助け、道筋をはっきりさせるための研究計画、統計解析的考え方なんだ、と言うことを二人で話してみる(話の大本は海水・海藻標準物質を使って自分の精度を確かめることの意味だったのだけれどね)。"Do the right things in the right way"、そうか、そうなのか。あのときDenis Parkinsonに言われたことは、多分こういう事なんだろうな、なんて思いながら阿部くんと話した。

17時から専攻会議。色々重要な話。

19時過ぎにようやく終わる。今日は大学時代のボート部の同期二人が研究室に遊びに来てくれていたのだ。うひょいは今、聖マリアンナ医科大学の先生で、みめは現在某巨大企業研究所で秘密の研究をしているらしい。男30代、3人集まって、生協に行き安い夕飯を食べる。ボート部100周年の寄付金問題だったり、任期付きの問題だったり、ステップアップへの不安だったり、まぁ、お互いちょっとずつ違う境遇だけれど、流れている時間の雰囲気は同じだから良く分かるよな。月末に関東に集まっているボート部同期と飲むのが楽しみだ(が、が、その日も桐生でおそらく調査だ、、やばい)。

だめだ、疲れてしまって真壁さんの勇姿をuploadするだけの気力がない。お休みなさい。。あ、「環境リスク学」、電車で一気に読んだ。すごかった。学生時代に出会っていたら進む道は変わっていたかもしれないな。あ、でもちょっと元気になったので真壁さんの勇姿(彼女は今日も遅くまで京大生態研でこのサンプリングの後処理をしていた。ご苦労様!)をあげてみた。何がすごかったって、一番最後の写真。こんなDOとRPの絵が本当のサンプルで描けるなんて!やっぱり湖やねぇ(by武田先生)。

| September 15, 2004 / 琵琶湖堆積物調査

Niskinで湖底直上水をサンプリング。約70mと90m。NiskinからNO3サンプルを採取。ろ過してHClorNaOHで固定。真壁さん共洗い中。0.45umのシリンジフィルターでろ過。噂の「真壁メモ」。メモを取るのは素晴らしいこと。今度見せてね。

6:30にホテル集合。永田さんと高津君が迎えにきてくれる。お弁当を買って、道路がすいていたので7:00に下阪本港着。

Stn 7へまずは向かう。天気は快晴、風もほとんどないように思うが、北湖は多少波がある(白波が見える)。まずは直上水をNiskinで取り、吉水師匠はDO、真壁さんはSyringeでNO3用のサンプルを採取(0.45umのsyringe filter、55mlにそれぞれ1mlずつHClまたはNaOHを下阪本実験室で添加。それまではクーラーボックスで冷蔵保存)。その後堆積物サンプリング。初めてみる琵琶湖堆積物、というか、堆積物コアといったものをみるのがほとんど初めてだ(いや、本当はToolikでよく見たけれど、自分の関係するサンプルとして撮っている現場から吟味までを行うのは初めて)。表面はふわふわしていてとてもか弱い。下の方はだいぶしまっていて黒を帯びている。Stn 7でのコア(2つ)はかなり上手くとれたらしく、次にIeへ移る。Ieではとれるコアの部分が短くて何なんだろうね、という話。深さがIeは70m、Stn 7は90mなので、集まってくる堆積物の量(つまりは堆積速度)はかなり違うのかな、とかの話をいろいろと。しかし、表面が乱れやすくなかなか満足するコアがとれない。結局何度かやり直して港に戻ったのは12:30頃か。帰路では高津君とシラサギやN2Oや硝酸やバイオフィルムの話などをして、やっぱり楽しい。

堆積物コアの上方でマイクロセンサーの位置合わせをする小栗さん。200umずつセンサーが下降して行く下阪本の実験小屋にコアをそろりそろりと運び込んで、これからが本番。今回は海洋研の(天才)宮島さんとJAMSTECから小栗さんがきてくださっていて、これから堆積物表層の酸化還元状態並びに窒素動態についての総合的な測定をするのだ。小栗さんはmicrosensorの専門家で、今回は200umずつ堆積物の表面から下へ下へと酸素濃度、酸化還元電位、pH、H2S(これは残念ながら測定できなかった。祈りを込めたのだが、、)の濃度profileを描いてゆく。その後、堆積物を表層から少しずつ層に分けてサンプリングし、C/Nや同位体比やextractable DIN、そして真壁さんがNO3の同位体比を測定することになっている。セッティングに時間がちょっとかかり、初めてのprofile測定を始めたのが14時過ぎだったかな。初めてO2濃度がでたときははっきり言って興奮した。そして、よりによってO2の減り方、そして続けて測定したredox potentialのprofileが、まさに教科書で読んだような非常に、非常にきれいなprofileで一同驚愕。表層8mmで酸素濃度は0になり、そこからMnやFeの還元が進みつつRPは下がり続け、RPが0になるところで急激なRPの減少がみられれ、それより深いところではRPが負の値をとり続ける、、、すばらしい。モデル計算のよう。
教科書みたい!左下の赤色がO2、右の白はRedox potential。すごい!すごいです!!測定が終わったコアは5mmずつ切り取り、栄養塩、C/N(と同位体比)、Anammox biomarker測定用に取り分けてゆく。表層は非常に緩いのでスポイトで慎重に採取するが、だんだんとしまってきて色が変わってゆき、最後はカマンベールチーズから羊羹にまで変化した。H2Sの臭いは想像したのと違い全くしない。泥っぽい臭い(それが何に由来するのか分からないけれど)が少しずつきつくなる程度。SO4の濃度が海洋に比べて低いし、Feがあるので、H2Sにならず硫化鉄になるのでは?というのが宮島さんのお話。ふむぅ。いろいろ刺激的な話がいっぱい出たけど、必殺「真壁メモ」に任せよう。覚えておくことは、Anammoxが酸化還元遷移のどこに入るのか考えないといけないこと、最近の16SrRNAの結果で以前の系統図がどう置き換わっているのか、porewaterの採取の仕方(microsensorで描けてしまうprofileをみたら、5mm間隔でporewaterを取ったりしても、情報量の圧倒的な差があって、何とも悲しい。NO3の同位体比であればもう少し狭いintervalでも測定可能なはず。問題はどう取るか。しかし、今回のO2 profileをみれば、おそらく表層1cmから1.5cmで(つまりは我々の5mm間隔のサンプル3つ分でNO3濃度は0になってしまうだろう。もうちょっと何とかしたいが、逆に表層の細かいサンプリングは非常に困難)。
安曇川の調査の予定を吉水師匠に聞かれたが、真壁さんも僕も全く見当がつかない。明日まで残る真壁さんに一任する。結局何点取るかを総合的に(サンプリングポイント、実際に処理できるサンプル数、リスクなど)判断してもらうしかない。彼女がどう思うか分からないけれど、その判断は僕がしても彼女がしてもそれほど変わらない(と僕は思っているし信じている)。であれば、できるだけ彼女が判断する方がいいのだ。彼女の研究なんだから。真壁さんも大変だろうし、周りの人にも迷惑をかけてしまっているけれど、だからといってそこは譲りたくないのだ、ごめんなさい。考える事ができる資質を持っている人にこそ考える機会を、考えざるを得ない機会をどんどん与えないと。コピーじゃないからね。共同研究者だからね。

19:40に二つ目のコアについてprofile測定が終わり、ここで高津君に坂本駅まで送ってもらう。現在名古屋まで戻ってきたところ。つかれたー。みんなは今日はおそらく徹夜だろう。栄養塩濃度までその日のうちに出さないといけないからね。途中で帰ってしまって非常に心苦しいが、明日明後日は博士論文中間報告会で、それだけは外せないのでご勘弁願った。上手くゆくことを祈るばかり。そして、それにしてもいろいろな人と仕事ができて、本当に楽しい。

| September 14, 2004 / 覚え書き

書きかけのメイルなのですが、収拾がつかず、でも思考の糸は切りたくないので、ここに自分へ問題提起しておきます(なんじゃこりゃ)

(中略)、、、というのを、ちょっと考えてみると、でもやっぱり窒素同位体比になるのかなぁ、という気がしました。
ここ数年の僕の窒素同位体比の使い方の理想は、対象としている窒素循環系が、いわゆる普通の窒素循環系では ないかもしれない、といったことを抽出するシグナルとしての窒素同位体比で、 たとえばFACEのような実験系でのcontrol区とCO2-2X区で、植物の窒素同位体比が処理区で上昇しているとします:すると「何か分からないが、何かが起こったんだろう」、そして「上昇していると言うことは、 脱窒、硝化、、などのプロセスが変化したのだろう」と少しは当たりをつけられる そしてより詳細な研究への足がかりをつかむ、ということです。そんなことをCRESTのセミナーで 話したかもしれません(悲観的な意味での使い方という訳でははありませんのであしからず)。
以前の繰り返しになりますが、熱があるから、何かおかしい、じゃあ、何がおかしいんだとお医者さんに行く、測ると血圧が上がっている、だから、あんな可能性、こんな可能性がある、じゃぁ、体温は どうなのだ、体重は減っているのか、、僕らは指標をまずはそう使うべき、まずはそういった指標を提案するべきで、 だから(幸運なことにも)、指標はばっりち何かを示す必要はないのですよね (指標自体の議論が久しぶりなので、ちょっと思い出してみました) また、たとえば、ある危険度(たとえば富栄養化)の第一段階フィルターとして 同位体比が上がっているか:上がっていれば、次にDOを測ってみましょう、、 というような、まずはそれを測ってみましょう、というようなものも指標ですよね (同位体比が高ければ100%富栄養化というわけではないが、富栄養化の確率が それなりに高い、といった感じの指標)。熱があるということは、大したことはないのかもしれないけれど、でも、病気の可能性もあるからもうちょっと調べてみよう、そんな気になる、ということです。 しかし、簡単なわけではなく、指標の示す情報の精度、についてはきっちりと限界を示すことは大事でしょうし 加えて、求められている指標の精度(どれほどなのでしょう)に対してどこまで迫っているかを 評価することも大事なんでしょう。
たとえば河川水NH4の濃度が0.5uMであれば、うわ、高い、汚い、、と思いますが、 NH4の濃度を規定している要因は、ヨシノボリの同位体比を規定している要因よりも 遙かに少ない(とおもう)でしょうから、僕らはヨシノボリの存在を「指標」として何となく使っている感が あるけれど、だいぶその性質は違いますよね。
ある生物がいるこという指標については、XXさんレベルの嗅覚がなくても、何となくしっくりとする、 おおざっぱではあるかもしれないけど、一方で非常に確かなものである印象を持っています。 いま我々がヨシの窒素同位体比から類推する、漠とした河川への印象は、 生物相を調査して結論づけられる印象とかなり重なっているような気がします。 そうであれば同位体を測る、同位体の指標としての価値、はどうなのかな、とも思います。 つまり同じ質の情報を提供する指標としては、生物で良いのじゃないの?ということです。 では、さらに考えるとすると、河川という非常に多様な微環境の連続体を相手にする際に、 生物群集をいろいろ探っていてはさすがに労力が多大になるが、同位体では、、、あれ? 何を表すんだろう、、
また、たとえば、体重を50kgにする!というのは、50kg(という、おそらく軽い、目標とすべき)の体重の持つよい側面があって、それに向かって人が努力する、のでしょうけど、そこにも指標のもたらす情報の質が絡んできている(やせている、太っていない=健康)わけで、そこには体重を落とすための術という情報も必要であり(同じ体重を落とすのでも、病的に落とすのではなく、健康的に落とす、という情報も入ってきているはず)、その情報は「体重の増減」といったプロセスがどのようなものであるか、その指標の重要性を支えるプロセスについての情報も不可欠です。
個人的な(皆さんもそうでしょうけれど)興味として、体重がどうやって減ってゆくのか、増えてゆくのか、その制限要因は何なのか、理解したい、その理解によって対策が立てられるから、、細かなプロセスをきっちりと抑えたいのです。しかし、そうやって行くとbottom-upの指標になってしまい、我々の提案する指標は、かなり具体的な情報を示すかもしれませんが、「有効」(誰に対して有効かという問題もありますが)にはなりにくいものになってしまいそうです。top-downな視点(我々は細かいところに入りがちなので、持ちにくいと思っています)から生態系を見る、または先のメイルでも書いたように、知りたい、分かりたいけどそんなもんできへん!という要因に対して、多少精度は悪くても、ある程度の精度で拾い上げることが出来るような項目は何なのか、それを同位体比は表すことができるのか?そんな問いを常にしてゆく(訓練のため)のが必要ではないかと、このごろの調査が楽しいことを反面教師にとして考えてみる必要があると思っている今日この頃です。

ほんでもって、同位体生態系生態学っぽい教科書のリスト

  • Biogeochemistry by W. H. Schlesinger ISBN 0-12-625155-X
  • Stable Isotopes in Ecology and Environmental Science by K. Lajtha and R. H. Michener ISBN 0-632-03154-9
  • Isotope Tracers in Catchment Hydrology by C. Kendall and J. J. McDonnell ISBN 0-444-50155-X
  • Global Biogeochemical CYcles in the Climate System by E.-D. Schulze et al. ISBN 0-12-631260-5
  • Terrestrial Ecosystems by J. D. Aber and J. M. Mellilo ISBN 0-12-041755-3
  • Principles of Terrestrial Ecosystem Ecology by F. S. Chapin et al. ISBN 0-387-95443-0
  • 新編 湖沼調査法 西條・三田村著 ISBN 4-06-153934-5

こんなところか、、いったいどんな話をするつもりなんだ、僕は、、。

黒瀬さんの学会予聴会。頑張っててすごく好感が持てる内容だった。なんだか後数ヶ月で詰めてもらいたいところも話を聞いていて(個人的には)とてもよくわかってきた。その後鈴木さんと今度のサンプリングの話やら、戸張・水野実験計画中に首をつっこんでみたり。水野さんにあれやこれやと教えているうちに戸張さんもいろいろ分かることがいっぱいあるはず。何せ来年は博士課程ですからね。。いや、博士課程に行ったからってみんな教員になる訳じゃないのかもしれないけど、でもやっぱり先輩から教わることは多いんだから自分が先輩になったら恩返ししないと(こんな考えは古かったりするのかねぇ)。

新幹線:覚えていないほど爆睡。図書館で「環境にかかわる微生物学入門」を借りて新幹線で読んでいたのだが、あれ?これ?読んだぞ?logをみたら、中古で買ってる!あ!誰かに貸しているやつか。さすがにこの頃書籍の管理が限界か(同じ本を2度買いそうな感じがする、、)。今日も以前買って(京大時代)誰かに貸したまま戻ってこないBiogenic Trace Gasesのchamberを用いたtrace gas emission測定の検討(Livingston and Hutchingson)が必要(鈴木さんが挑戦する)なのだが、、誰か持ってませんか?Blackwellの青い本なんですが(もう4年くらい、もっとか?行方不明、、)。買おうとしたら1万円する!さすがにもうお金がないですよー。図書館で探すか。どうせあの中の3章分くらいしか読めないし。。

ホテルに着いたのはいいんだけど、、蚊に食われた!明日は琵琶湖の堆積物調査です。夜には戻ります。明後日は朝からずっと博士課程中間報告会です。

| September 13, 2004 / アマモックス

8:10に学校到着。いろいろと考え事をして眠れなかったのだ。博士課程に進むことで悩んでいる人、就職で悩んでいる人、同じですってば、ぼくだって〜ははは〜〜。がんばりましょうねー

朝、予定を聞かされてなかったプレ予聴会に招集される。今日はかなりてんぱっていて、連絡がないのであれば、、と思っていたが、まぁいいや。大事な会なので。そらいさんと植村君の発表。ま、いろいろあるでしょうけど、最後はかなり好みですよ、好み。

お昼会議。大きな買い物が決定。地惑の実習、COE、オープンキャンパス、何よりもSORST中間報告(これが通らないと僕は首になっちゃう)、などなど。吉田先生に後期授業について相談しましょうと持ちかけ、明日何かしら相談。

午後からは他の人の予聴会。杉浦さん、山岸君。まあ、好みですってば、好み。

ゼミの準備でてんぱっている真壁さんに声をかけつつじゃまをしたり(買い物の相談)。買い物をえいやーっと決めパパにメイル。間違えて、後から25万円高いものをおそるおそるfax。

ゼミは田中さんのbiomass burning関係(BIBLE-A)と真壁さんのアマモックス、基アナモックス論文。ああいったprofileの表し方あるんだぁな(BIBLE-A)、Anammoxはやっぱり弱々しいなぁ(Anammox論文)などなど。

夜は”かわいい”阿部君の誕生日会を青葉台で。3つのvisionに向かって阿部は頑張ってくれ。アマモ、カエル、そしてサイボウズになってゆくんだね、、(意味不明)。家に着いたのは1時ちょっと前だった。

夜にTurner Design社の技術者からメイル。まぁ、それなりの情報をくれたので、ちょっと好感を持つ。デモ機を借りてみようじゃないの。

地惑セミナーって、前もって勉強会までやってるんですね。すごいなぁ。教科書や論文を挙げてくださいと頼まれているのだが、話の内容がもしかするとunpublishedなものばかりになってしまうかもしれないのでちょっとpending。授業の内容も考えないとなぁ。まぁ、結局新幹線の中と言うことになるのかな、いつものように。

論文としては、チェックし損なっていたアイスコア論文かな。

| September 10, 2004 / プロジェクトS

今日はちょっと遅め。6:30にバスに乗り渋谷-品川-京都-山科。山科で大手号に乗せて頂く。CERによってもらい、氷とクーラーを準備して(陀安さん、堀さんお久しぶりでしたー)、桐生に10:30頃到着。早くも雨がぱらついてきた。

今日は酢酸サンプリングである(本当は酢酸予備サンプリング)。桐生湿地地帯に埋設してあるtention lysimeter11本の状態を確かめること、酢酸濃度並びに同位体比測定に必要な溶液量を採取するのにどれくらい時間がかかるのか(土壌水分条件で大きく違う)、月末の本番に向けて、ネズミ対策をどう施すか、、等々である。11本のうち半分程度がだめになっていた。流されてしまったのか、またはネズミ(イノシシ?野犬?)に持って行かれてしまったのか、、とにかく無い。

僕としては何とかして11点全部のサンプルを取って、さらに試しに使って良いような予備の予備サンプルを取って帰りたい。のだが、溶液が取れすぎるところと、取れないところの差が大きい。

すべてのlysimeterがサンプリング状態(2回リンスして、アルミホイルで遮光した状態)になったのは確か13:00頃か。隙を見て伊藤さんのCH4 fluxのお手伝いを少しだけ。伊藤さんもAGUのCH4 flux sessionで発表するとのこと。がんばってくれ!

桐生の湿地で時々亜硝酸が出る事について云々。酸素が無くて、1 硝化が進まない、 2 硝酸還元(DNRA)または脱窒が起きていてその中間生成物、なのかなぁ、、良く分からない、実際。NO2になると例のDavidson論文にあるようにDONになってしまう。

話しながら、桐生試験地は様々なredox potentialの状態が非常に不均一に点在していると言うことを伊藤さんが指摘する。確かにそうで、ではその状態をどう記述するかなのだけれど、今までの方法論、記述体系では足りないのではないかしら(大げさな、、)。Hedin et al. 1998にあるような統計を上手く仕組まないといけないだろうし、上手くstoichiometricalに?考える事も必要かもしれない(total FeとFe2+の両方を測っていく、という事は必要になってきそうだ)。僕としては、そこの移り変わり、その時間的空間的規模を酢酸やメタンや硝酸やN2Oや、可能であれば亜硝酸の同位体比から何とか半定量的に示すことが出来ないだろうか、そんなところを追求したいと思っている、と伊藤さんに答えながら少しずつ考えがまとまって行くような気がする。

雨はだいぶ降ってきた。野帳のメモがさらに汚くなって行く。あぁ。16:30であと3つ取りきれていない。ぎりぎりまで待って、サンプルを取ったlysimeterについてはネズミよけのチューブをつけてみる。頼む。月末まで持ってくれ。膝がしくしく痛いが何とか17:00頃にすべて終了。

鈴木さんへのメモ(野帳に書ききれていないもの):

  • ブチルゴム栓、共洗いの時に持つ場所が無く、どうしても汚れてしまう。手袋を何度変えてもコンタミの危険性有り。まずはアルミで個包装にして、共洗いはガラス部分だけで良いのではないか。その方がリスクは少ない。
  • #11はサンプルを採り終えてから確認したらlysimeterが強く押し込んだだめつぶれていたので新しいものに変更して、試し引きを少々した。
  • #4は引きが悪く、結局16:45まで待っても30ml程度のサンプル。同位体用のサンプルとしたいが濃度定量したいので、これについては濃度サンプルとして持ち帰る。
  • 2mlの水では共洗いにならない。最低5mlは必要。
  • アルミホイルを使うのであれば、何らかの形で土壌にAlが供給されるのがいやなので、アルミで包んだシリンジをさらに覆うzip-lockなどを考える。
  • syringeのナンバリングなどは雨のため出来ず、すべて捨てて帰った。

帰りアヤハディオによりネズミよけのスパイラルチューブを見て(これは滋賀で買って帰る必要はない)、大津駅に19:00におろしてもらい、帰路につく。新幹線の席が無く、レストランに入るもお米がきれてしまっていたり、膝が痛くて眠れなかったり、ちょっとつらい帰り道だったが、22:06に新横浜で鈴木さんにクーラーボックスに入ったサンプルを渡す。臓器移植コーディネーターみたいだ。「あとはたのんだよ」。新横浜を出たらとたんに眠くなる。これにてプロジェクト酢酸(プロジェクト鈴木:どちらにせよSなのか?)終了。家に着いたのは0時ちょっと前。今日は頑張りました。森林水文の方々、お世話になりました。

新幹線の中ではずっとwebで買い物の決定打を探していたが、なかなか情報が得られない。眠かったけど夜中に海外のとある会社にメイルを投げて、もうだめぇーー

| September 9, 2004 / 買い物買い物お買い物、、、

朝、渋谷を通る。「六方細密充填」と言う言葉を思い出す満員電車。横浜を経由して追浜へ。毎時10分に出るバスに乗り横須賀JAMSTECへ。

修一先生、お久しぶりです!。測定器具が準備された状態のコンテナーに案内され(JRの貨物コンテナーの中にはクーラーが備え付けられていて、Mill Qがあり、オートアナライザーが綺麗な状態でスタンバイしていた)、オートアナライザーについて色々お聞きする。僕が分からなかったのはオートサンプラーをどうやってコンプレッサーの空気で動かすかだったのだが、何と空気導入口はサンプラーの裏に着いていた(これはわかんなかった、、)。色々写真を撮らせていただく。

部屋に戻って、色々お話を伺う。NH4定量試薬の話や膜を使った測定やら。僕は修一先生とお話しさせて頂いていると(まぁ、だいたい同じようなところに話はいつも落ち着くのだけれど)、非常に何というか、自分の方向性が明確になる(自分の研究のことを具体的に話しているわけでは全くないのだけれど)。こういう相手は非常にありがたい人物だなぁ、としみじみ感じながらあれやこれやとお話を伺って、12時のバスに乗ろうと失礼した。

30分程あったので、IFREEの大河内さん、奈々子さんのところに顔を出してみることにした。大河内さんはフランスで学会で、奈々子さんがいらっしゃった(いつも突然お伺いしてすみません)。ちょうど琵琶湖堆積物調査に同行なさってくださる小栗さんもいらっしゃるとのことで、コーヒーを(いつものごとく)頂きながらお話を伺う。

小栗さんは、堆積物中のO2 profileなどをmicrosensorで測定する技術を開発しているとのこと。なんと!Denmarkのあのグループの?!"The Benthic Boundary Layer"という本を紹介頂き(帰って早速注文した)、 あまりに面白いので、帰るのを1時間伸ばして、お昼を食べながら色々お聞きする。堆積物のような柔らかいものであれば、0.1mm刻みでO2濃度、H2S濃度などを測定してゆけるだろうけど、他の土壌ではどうなのか、NH4などはどうなのか?NO3はたしか脱窒菌がセンサーに入っていてN2Oで測定しているはずで、うちの戸張くんがN2Oで止まる脱窒菌を培養しているからNO3もN2Oもやりましょうよ、とかとか。また、EA-IRMSの方は、奈々子さんがいろいろと頑張っていて、なんと3ug-Nで1V!1Vって!3ug-Nって事は、約0.2umol-Nということで、ということは、琵琶湖や河川のサンプル、0.05uM(NH4)なら4Lで測定可能では!しかも1Vで!いちぼるとーでー!!!(最近voltageで話す人少なくなっちゃったな、とか話したり。areaじゃねぇ、、とか全くマニアックな話。)。いやぁ、楽しいなぁ。

真壁さんに買い物のいろいろなお願いをバスを待っている間にする。申し訳ない。結局JAMSTECから東工大までは2時間ちょっとかかってしまった。帰って真壁さんに色々進行状況を聞き、鈴木さんと明日の準備。ちょうど大手さんから窒素固定chamberについて電話があったので、明日日帰りで桐生に行きますよ、と言ったら、ちょうど森林水文のみなさまも桐生入りするとのこと。乗せてください(タクシーで1万円くらいかかっちゃいそうですし、、)。都合つけて頂いちゃいました。

北海道は大変だったみたい。ところで、アンケートをつかって伐採についての人々の価値判断をすることになっているらしいのだけれど、こういった近い過去の、印象的なイベントはどう印象形成に影響するのか。もっとも、それでも影響されない(またはゆったりと影響される)心の奥だけが、僕らの抽出すべき印象なのだろうが、そういったものは果たして統計的に、定量的に出てくるものなのか。僕は、「菊と刀」で展開されているように、サポートする要素は細かなもの(であり、実際我々が抽出できるような情報)であるのだろうが、そこから一つ大きくまとめ上げる(次元をあげる)ためには、超法規的な(笑)、一人の人間の提案が必要なんだと思う。そんなメイルを吉岡先生に。いや、、本当にルース・ヴェネディクトが一度も日本に行ったこと無いなんて、信じられない的確な想像からは考えられないですよ。そんなふうになって頂きたい。そのためには歴史(時間軸)の導入も必要かもしれませんね(定石過ぎてつまらないかもしれませんが)。

100Lのザックを背負って帰る。なぜか非常に疲れていた。でも、「結果が楽しみですー」ととても嬉しそうな鈴木さんを見て、なんだか元気が出た。良いサンプリング出来ますように。鈴木、朝起きろよ!そっちはそっちでよろしく。

今からいろいろとメイルを書かないといけないので、これまでー。いったいどれを買うのが研究室として良いのだろう。。

来週のゼミはLimnology and Oceanographyの最新号にあるAnammox論文を紹介すると言っていて、なかなかゼミの準備が出来ませんと嘆いていたのに、真壁さんにいろいろとお願い事をしてしまって申し訳ない限り。週末相談に乗るし、外に出ている間はすまん、おねがい!

でも、自分のことを振り返ると、確かにゼミ前はいつも徹夜状態だったし、輪読の時だって、徹夜みたいな状態ばっかりだったよな。そんなものかもしれないな、とか思ったり。

| September 8, 2004 / なぜ君たちは修論を(卒論を)書くのか

朝、考え事をしていた。久しぶりに上手く考えることが出来て、なんだか鳥肌が立っていたのに、もう忘れてしまった(笑)。あーあ。表題のことを考えていたんだけどなぁ。とにかく、もう一生の中でそんなに懸命に、時間をかけて文章を書く、考えをまとめる事なんてあまり無いはず。だから必死で考えて欲しいなぁ、って。いや、もうちょっとちゃんとした言葉が浮かんできていたんだけど、、あーあ。

とりあえず、昨日のOPA論文からOPAを使ったNH4測定の論文、そしてそこから海水の保存法、インドフェノール法などの論文を今更ながら手に入れる。いやはや、なぜもっと早く読んでいなかったのか。そして、凍結させたり、水銀入れたり、ろ過したり、未だ決定的なものはないのかな、と思い、うなる。

今日は、オートアナライザーのtubingを解読したり、阿部くんと海水標準物質の話をしたり、真壁さんと蛍光光度計やらOPAやらの話をしたり、話をしていたら終わった感じ。でも、これが大事。

あとは、M1やB4のみんなは、なぜ、この機械を使うのか、どうして他の機械ではないのか、どうしてこの材質なのか、どうしてこういう実験設定なのか、良く気をつけながら実験したり論文を読んでください。そういったことが理解できるように(または気がづけるように)なるためには、結局自分がやっていること、やろうとしていることの原理、目的、可能性と限界をしっかりと把握していないといけないわけで、そうして始めていろいろなことが見えてくるはず。逆に言われたままやっているなんて、「研究」じゃないよね。そこは自覚しながらやるように。阿部くんが今日僕としゃべっていたのは、なかなか良い感じだった。なぜ?って一番大事だよ。何についても。なぜって聞いて、苦笑いされて逃げられてしまうような、はたまた怒られるような環境はいけない。「知らない」という言葉はあるレベルまでは無責任だから、僕ら研究をしているものにとっては。世界の誰もが「分からない」というレベルは実はすぐそこに広がっているのだけれど、それと「知らない」「調べてない」は全く違う。

たとえば、今の僕は、OPAという低濃度のNH4濃度を上手く測る方法の原理をしっかり理解していないまま、それに必要な測定器具をそろえなければならず、周りの人にいろいろとメイルでお伺いを立てているという恥ずかしい状況。まだ聞ける人がまわりにいたから良い(そんなにOPAがもうmajorになっているなんて知らなかった。アラスカでは結構苦労していたからなぁ)。自分の方で判断基準をしっかりしていないと業者さんにも何をどう質問して良いやらわからない、、情けないよね。こんなのは。今夜何とか手元にある論文を読んでやるーー。

あと、みなさん、例えば、論文を読んでいて分からなかったら、分からないままにしないで、例えば僕に聞いてみて下さい(そんなために僕はあの部屋にいることに固執しているわけで)。もちろん先輩に聞く方がやりやすいでしょうけど。僕がすべて分かるわけではないが、少なくとも一緒に考えることは出来ると思うので。よろしくお願い致します。「分からないままにしていたら悔しい」とどれだけ思えるか。

今日は特にいろいろなサポートを僕は受けているなぁとしみじみと思う日でもありました。有り難う御座います。頑張って働きますので。明日は、そんなサポートして下さる方の一人であるJAMSTECの渡邊先生に会いに横須賀までまずは行って来ます。午後にはすずかけ台に戻って明後日の桐生の準備を。。始発の新幹線で行くかな。。新幹線取っちゃった。生態研を横目に見ながら桐生にタクシーとバスで行くのか、、なかなかシュールだ。なんだか違う国の人みたいだな。

| September 7, 2004 / なんだかなんだか

朝、考え事をしながらフロンティア棟に行くと、早起き黒瀬さんがモップで床を拭いていた。なんだか大洪水だ!朝来たらこんなになっていたとのこと(アスピレーターから少しずつ水が飛び散っていた)。二人でモップ拭き。黒瀬さんお疲れ様。

はかりを使おうと思ったら、あまりに汚れていて閉口、、心を静めて何とか汚れを全部ふき取り、、水準合わせて、calibrationして、使える状態に直す。秤量するって事は、どう気を遣っても測りを汚すことであって、汚すことは問題ではない(もちろん気をつけるべき事だけど、不可避だ)。問題は汚れたもの、こわれたものをそのままにしておく精神であって、、、

ひたすらMgOを測り取る。測り取る。測り取る。音楽があればまあ何とかやってゆける。イオンクロを回している鈴木さんと色々相談。ようやく気分良く測れるようになって、保存法もめどが立ったのだが、修論できちんと議論するためには、やっぱりもう一回(もっと?)サンプリングを行って、湿地について、溶存CH4、CO2、Ac、chamber CH4のすべてを取る必要があるのでは無かろうか、と言う結論。とにかくいま測ることの出来るCH4のDを測りはじめ、僕が今週ちょっと時間が開いてしまったので、桐生に予備サンプリングに行こうという提案。僕らは自分が出来ることをそれぞれが精一杯やるべきだし、誰かが予備サンプリングに行く必要がどうしてもあるからね。そんなの僕としては教官も学生も関係ない。一緒に研究をやっている間柄と言うだけだ。

まぁ、今週ゆっくりしていても良いのだが、やらなきゃならないことは目白押しで、でもなんだか体も心も前にすっと動かない。まぁ、そんなに簡単なことではないと分かっているからなのだろうけど、機が熟すのを待っていたらなんだか何かに、何か波のようなものに取り残されてしまいそうだ。時間の余裕がある今の状況が、なんだかなま暖かい風がまとわりついているみたいで、なんだか気持ちが落ち着かない。貧乏性って事か。案の定、調査や打ち合わせや、、と予定表がどんどん埋まって行く。こわいよぅ。でもだいぶ楽だな、まだ。

MgOを測っていると某君からメイル。就職についてのお悩みメイルだったが、力強い言葉が返ってきて、びっくりした。そして嬉しかった。ずっと研究をやってきて、自分のやってきた、やっている研究に本当に自信を持ったんだなあ、としみじみ。頑張れ!携帯でメイルしていたので上手く書けなかったけど、また近い将来いろいろとご一緒できることを楽しみにしてます。

今更ながら、Max (Robert) HolmesのOPA論文を読む(リンクを張れない、、1999年です。ここからpdfが落とせますけど)。気の使い方がすごい。これを始めると、かなりつらいことになるかもしれないけれど、、とにかく見積もりを取ってみることにした。僕の気の使い方では全くだめだな。うーーん。なんにせよ覚悟が必要だな。COSMO石油の系列でフルオロメーター売っているんだなぁ。へぇ。

金曜日に桐生に日帰りすることになり、国環研の保原さんにライシメーターの在庫があるか聞くとお持ちとのこと!送ってもらうことに。お礼に色々あれやこれや働きますので。。。ありがてぇ。

今日は昨年卒業して現在某テレビ局のアナウンサーである杉嶋君が研究室に遊びに来ていた。元気そうで何よりだ!卒業生から連絡があったり、研究室に遊びに来て貰ったりするのは、やっぱり嬉しいね。かすてらごちそーさま!

| September 6, 2004 / ちょっと気が抜けちゃった?

あさ、フロンティア棟でサーバーのメンテナンスなどしていたら京大からメイルが。。中止か。。仕方ないよな、琵琶湖の緩い堆積物取るのに船が揺れてはどうもしようがないからなぁ。

今日の夜からまた怒濤のような調査が始まるのか、、と覚悟してきただけに、なんだか不抜けてしまう。とにかくいろいろなデスクワークを始めて、始めるとだいたいにおいて1月、2月後までの予定を確定することになり、どんどんと予定表が埋まって行く。うーん。

平田研の大野さんからの地惑セミナーでの講演を依頼される。10月8日にとりあえず入れてもらう。「高座は断らない」のがやっぱり大事だろうしなぁ(お金も大岡山ならかからないしね)。さて、何を話すかなぁ。COEとちょっとは絡めたいものなぁ。

そんなことを考えながらお昼を食べ、真壁さんと、これから何をするか、来週のゼミで読む論文はどんなのが良いか、鈴木さんとイオンクロのデータについてとか、アラスカ土壌溶液の酢酸濃度やら、いろいろと話をしていたら、もうゼミだ。

もう、後期なので、ゼミにもちょっと厳しい態度で臨まないといけないな、と先週思っていたところ。厳しくと言っても具体的ではないので「なぜ、それを測るのか(測らないとどんなふうに論文の質が下がるのか)」、そして「自分だったらこれにどう味付けを加えるのか、またはどうやってこの論文を超えようとするのか」を聞いて行こうと思う。僕らはだいたいにおいて、相対的に自分の立ち位置を見ることしかできない(絶対的に考え、知覚することは難しいから)。だからこそ、自分の紹介した論文と自分の意見、自分が書こうとする論文の相対的な差は、きちんと人に示すことが出来ないといけない。

授業で何をやろうかなぁ、、と考えながら帰ってきました。M1の方々、どんなことやって欲しいか希望があれば聞かせて下さい。どうせ苦労するんだから、生元素同位体生態学とでも大きく構えて、色々話してみようかとうっかり思い始めたところです。どんなトピックがあるんだろうか

  • 降水、アイスコア、水文学、植物の水利用
  • C3とC4、水利用効率、土地利用変化、デンドロクロノロジー(スペルわからん)、Keeling plot、生態系の水利用
  • P/R比、、酸素のanomalyを用いた総生産の推定、、MIFか、、(川口さん、卒論ありがとう!)
  • 食物網(C-N map)、メタン食い、MDN(熊、カワウ)
  • allochthonous vs autochthonous、DICの同位体比
  • 窒素固定、硝化、脱窒、人為起源窒素、硝酸のMIF、Anammox?
  • N2OのN-O map、CH4のC-D map、H2S?

うーーん。地球化学若手会のURLが変わりました。ここだそうです。今日はあまり面白い論文にはあたらなかったが、強いてあげるなら、LCとIRMS、ですかねぇ。9月に某所に入るんだったですよね。見学に行こうっと。今週はフロンティアでNH4の準備をします。頑張らないと。あ、今日は生態学入門と、微生物生態学を購入しました(後者は古本)。「生物の形の多様性と進化」も買おうかと思ったのだが、ちょっと読み切る自信がなかった(竹中さん、三中さんのところだけでも買う価値があったのかもしれないが)ので、ためらって考えてやめちゃった(あ、でも、明日には買っている気がする:植物根系のところも読みたくなってきた、、)。うーーん。

| September 4, 2004 / 洗浄終了->リセット

朝7時半にチェックアウト。下の喫茶店でモーニングを食べ(こんなの始めてやった)。タクシーでCERへ。8時過ぎに到着し、洗い物。超純水でNalgene 10Lを洗う。今月末の安曇川調査の下見に出かける由水師匠と高津大先生現れる。高津先生にシリコンコーキングをお借りしてリークしている(なんてこと!)Nalgene 10Lを直してみるがどうなんだろうねぇ。二人は9時前に出発していった。僕らは何とか頑張って11時には洗い物終了。待っててね、すぐ戻ってくるから、、、、。月曜日にね、、、、。

京都に行ったことがないと言う真壁さんと、ちょっと時間があったので京都で休んで帰ってきました。一応自分内おきまりの、長竹のお茶とイノダのコーヒーを飲んできました。鍵善意外とすいていたけど、真壁さんがおみやげ買っただけ(もうおなかいっぱいだった)。あまりにも時間がキュウキュウな毎日を送っていたので、ちょっと長竹で時間をリセットしたかったのでちょうど良かった。

京都にいた頃は、日曜日わざわざ自転車でイノダ本店や長竹まで行って、ゆっくりとぼーっといろいろなことを考えながら時間をリセットしていたことが結構あったように思うのだが、今はなかなかそういう環境にもないし(あまり気に入った喫茶店が家の近くにもない)、だいたい、あと2年ちょっと、疾風のように駆け抜けたいという気持ちの方が強いから、何となく、そういったガス抜きの時間を持たずに来てしまったけれど、やっぱり良くないな、としみじみ思った。いろいろ、すべての細部に渡って気を遣っているお店の空気は、きちんと実験をしている実験室にも似て、秩序がある、なんて思ったり。凛とした心地よさというものはやはりあるべきなんだな。

新幹線までちょっと時間があったので、期待していない駅の本屋さんに行く。配置が換わっていたのでちょっと期待したら、あら、なぜかデザイン系強いな。ADC大学新しいフラー本を買ってしまう。フラー関係をどうしてもうさんくさく感じてしまうのは、僕がもちろん天才でないこと、そして、やっぱりまっさらな眼で人の業績を判断することは僕にはまだ出来ないのかな、とか。ADC大学はシンポジウム形式なのであっという間に読み終えてしまった。原研哉氏の言葉がやはり僕にとってはずば抜けていて、「デザイナーは『情報の建築家』だ」と言う言葉にはどきっとしてしまった。また、演劇のポスターを仕事にしている人の、自分のポスターによって、その劇そのものが変化していったり、「共通のビジュアルシンボルをつくる」と言うことにもなっている、と言うくだりにも。

研究だって同じだと思う。プロジェクトリーダーはプロジェクトの中での共通に持つべき情報を取捨選択し、その情報を提供し、その情報が持つ周縁部がどのように広がり、その広がりがどのように相互作用して行くべきか、それを考えることが必要で、まさに建築して行くことだろう。そして、形のありそうでない研究の方向性をある形として(ポンチ絵になるのかなぁ)、一つ造り上げること、それはプロジェクト全体にとって、対外的な側面はもちろんあるが、それと同等にプロジェクトメンバーに対しての、求心力になるだろう。

そうおもうと、自分が研究内容について全く情報公開を進められていないことが、情けなくなった。何とかしないとね。関東は大雨ですね、びっくりだ。ずぶぬれだ。洗濯しないとまた出張なんだが。。

真壁さんは火曜日からの琵琶湖堆積物研究のため月曜朝からまたCERへ、僕はCERでの打ち合わせをお断りしてゼミに出てから何とか滋賀に滑り込みます。真壁メモに期待です。火曜日から木曜日まで調査です。ぷはぁ。。月曜日はゼミですね。あれ?金曜日の昼12時までにゼミ発表内容についての情報を送るというルールなのに、後期初っぱなから困るなぁ。ちゃんとしてよね!

| September 2-3, 2004 / 船上と洗浄は戦場(べたべたやなぁ、、)

朝、5:45にホテルの下にゆくと、雨。えーー。。真壁さんも出てきて永田先生のレガシィーで出発。途中で9人分のご飯をかってゆく。元生態研のあった下阪本には6:40頃到着したのか。皆さんもういらっしゃっている。「はす」号に初めて乗ることになる。うれしい!小板橋さんにレクチャーを受け、いざ出航。雨降ってるなぁ。キャビンでうとうとしていたら到着。
勝手がわからないまま、怒濤のようにサンプリングは始まった。SeaBirdをおろし、たしかに15-25m付近でDOのぶれが認められる。湖底からDO濃度が立ち上がってしまっている(通常はおそらく湖底に向かうにつれてDOは減少してゆくはず)ということは、先の台風でかなり水が混じったということか(夜のfilteringで金さんがみたところ70m付近まで泥が舞い上がっていたらしい)。
写真を撮るはずだったが、とても撮っていられない。保存薬を入れるのも無理(揺れよりも忙しさのため)。皆さん、Niskinは下にのばすチューブをどうするかだ。青い47mmのメンブランフィルター用のフィルターホルダーで重力で落としている。溶存N2Oは250mlのKimbleに入れ、冷蔵保存。帰ってから水銀で固定。NO3用は濾過のみ、HCl、NaOHの3種類。
10時過ぎからDOとNH4のサンプリング。10L Nalgeneにつなぐべきチューブは2つは出せるはず。または3つNiskinをおろすことも考えて、1つは直結、2つは2又で1つにして、3つあるフタのコネクターの2つにつなぐ(1つは空気抜き)。また、ここでもコンタミを防ぐ工夫をした方がいいかもしれない。
とにかくだいぶ時間をとってしまったが、14:30頃に港を後にする。永田研の皆さん、調査船のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

帰ってきて、僕は固定試薬を入れてゆく(全部で17試料)。真壁さんは濾過の準備。頭が揺れている。吐き気がするのは危険な試薬を使っているからではなく、おそらく船酔いが続いているからだろう。濾過:前回の実習の合間に真壁さんがGF/Fでまあ何とかいけるだろうとのことであったが、やっぱり7L濾過するのに最大5回は取り替えないといけない。となると、そのときのコンタミも嫌らしいので、やっぱり由水スペシャルを使うべきだろう(来週?少なくとも月末の安曇川調査では)。PALLのSUPOR AcroPak200 part# 12941というものらしい。これで1L程度流せばNH4のブランクはほとんどなかったはず(なので、彼女が前回の野洲川調査でインライン濾過をしてくれたわけだし)。これでいこう。高いけど。むちゃくちゃ高いけど、それだけの情報を提供してくれるデータだろうし、なにせ、あれだけがんばっている真壁さんを少しでも楽に、そして、こっちが最も重要なんだけど、気持ちよく処理してもらうために、むしろ積極的に使ってゆくべきだろう。
結局サンプルと、港で作ったIAEA stdの濾過は11時過ぎに終わり、そこからイオン交換樹脂への吸着を始める。んが、コネクターが奇っ怪にはずれまくり、なかなか上手くゆかない。Nalgene 10Lのリークもある(なんてこった)。結局吉水師匠を0:30までお待たせして、送っていただきました(ありがとうございます。。)。寝たのは2時近くか。

今日は目覚ましを止めてしまい、危うく遅刻するところだったです、、。7時に集合してタクシーで生態研へ。7:30に確認したところ、やはりアニオン交換樹脂がはずれていて吸着が進んでいない。付け直し(水道管テープで補強)、流速を5ml/minから10ml/minにあげて(Silvaでは1000ml/hrまで大丈夫と書いてあった:NO3用)、真壁さんは一度大岡山へ。僕はイオン交換樹脂の調子を見ながら、文献検索や永田部屋にゆきLimnologyの教科書を教えてもらったり、生駒さんに出張の変更をお願いしたり。Jacob KalffのLimnologyとAlexander J Horne & Charles R GoldmanのLimnologyを教えてもらう。良かったら買おう。
今、永田さんがやってきて、宮島先生からのメイルで、来週堆積物中のDINをやろうということになりそうだ、ということで打ち合わせ。うーん。1N KClで抽出するときの遠心分離の用意が間に合わないかもしれない。。KClを焼いて、1Nの溶液作って、アイボーイを用意しておいて、堆積物を入れ、手で1分間急激に浸透、その後低温で沈降させ、遠心分離または濾過でDIN用のサンプルを作るということで、どうでしょうか。真壁さんのNH4とDIN抽出と、同時にやるとなると、また祭りだな。

昨日吉水師匠が測定したNH4のprofile、20mでピーク。採水地点の0、15、25、40、70、B-1mでは、2つを除いて0.1uM程度。あとは0.4uMくらい。きれいなピークがとれて、台風による訳のわからないピークがとれてしまうという危険性はなくなった。ピークの上と下とで同じNH4濃度であっても、異なるプロセスが機能していて、結果としてNH4の同位体比で出てくるといいなぁ。

真壁さん、教職の授業を終え、17時過ぎにお戻りになる。ちょうど、最後の1つが吸着終わろうとしているところ。とにかく水道水で徹底的に洗って20時頃由水師匠とインド料理屋さんに行き、カレーをいただく。おいしいーー。久しぶりの食事(コンビニ弁当すらままならないから)。何から何まで有り難う御座います。CERに戻り、吸着が終わり、ある程度の片づけをして修了。21:50頃。もうバスも新幹線もありません(出張を延期してもらいました)。

ホテルに戻る前に、真壁さんご愛好の「白ばらコーヒー」を購入するため20分程歩いてセブンイレブンに行くも売り切れていて脱力。「白ばらコーヒー」で検索したらヒットしなかったのでびっくりしただよ。大荷物をしょって歩いてでも欲しい一品とのことなので、皆さん、真壁にはこれをあげましょう〜

疲れた。。メイル読む気力無し。すんまへんー。

| September 1, 2004 / 入試お疲れ様でした

朝8時過ぎに出社。入試関係の書類などなど。9:30から入試面接。細かく書くことはもちろんできませんが、とにかく環境理工学創造専攻の入試は無事終わりました。受験なさった方々もご苦労様でした。あとは何にせよ結果待ちですね。

会議は15時には終わり、琵琶湖行きの準備を始める。なにやらだいぶいろいろともってゆくべき荷物があるらしく、また、忘れ物しましたーと真壁さんからメイルがあり、いろいろと取りそろえてフロンティア棟をでる。結局ゴロゴロと100L、、夜逃げだ。

新幹線は非常に混んでいる。生協でチケット予約できないのは痛いなぁ、、一番前の席になってしまい、足が伸ばせず、これでは仕事が難しい。PCでメイルを打つのをあきらめ、論文原稿を読みふける。真壁さんと吉水師匠からお食事のお誘いがあったが、コンビニで弁当を買い、ホテルに戻り、何とかコメントを書き上げる。がんばって書いてくれた論文だから、何とかこっちだって素早くコメント返したいものね。なんだか上手くコメントできなかったが(かなり難しいことを書こうと思ったのだが、、、)。でも、いざ、書いてみると、たぶん難しいと思うのだ。でも、そこを上手くかけると、いい雑誌に投稿できると思うんだけど(まず、データの質は十分あると思うからね)。がんばって!こっちも何度でも読みます。

明日は5:45出発だそうです。でも、いつもの起床時間とあんまり変わらない。。うれしいやら悲しいやら。違うPCでいらん事してレイアウト崩れているかもしれませんが、お気になさらず。明日はおそらく徹夜です。ちゃんと調査写真を含めて更新できるのは週末かと(そして、火曜日の早朝にはまた琵琶湖にいることになるのでしょうが、、)。