Kei Koba's weblog in CER, Kyoto University ~ Are we on the right track ? ~

| September 20, 2008 : 最終段階のはず

最新のBiogeochemistryの論文は知り合いばっかりだ!

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とても大変なのだけれど、9月は3年生が配属先の研究室を決める時期なので、少しでも参考になれば(ミスマッチはお互い大変不幸ですからね)、と思って書いてます。ただ、なんとなくuploadするのは、気が引ける(その前にやることやれよ、ってかんじで)。

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英文校閲を受けた原稿を手直し。cover letterをえいや!で書いて、アメリカの某友人に送って添削をお願いしてみた。下手な英語を知られるのは恥ずかしいけれど、、、ま、いいや!どうせ隠せるものでもないし!

 

| September 19, 2008 : 未読メイルをやっつけた

昨日は早く寝たのだが、さすがに9月になってからの激務は骨の髄までいやーな汗をしみこましているかのようで、、、なんとか8:30に到着。

午前中はわざわざ北大のK先生がご相談にいらっしゃってくださり、大変恐縮。K先生の、植物生理的な仕事はかなりの割合でチェックしていて、そのスマートさに感服しているので、わざわざお越しいただいて、しかも授業でぼくの昔々の総説を使ってくださっていると聞いて、緊張するやら恥ずかしいやら。

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午後はpaperworkと戦いながら、KさんとSwagelokを締めまくり。その隙を見て、ようやく未読メイルがなくなった(返事がかけていないし、とにかく目を通しただけだけど、、、)。ライン作りは、明日は休むけど日曜日に再開しましょう。もう、土日とかいってられない。。。

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AGUのmembershipを更新。また8万円ほど飛んでいった。。。。

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週末は自分の論文をやっつけに入らないと。そのあとCOEのポスター作って、ISIのポスター作って、そしてISIの口頭発表の原稿を作って、、、、9月の予定表はもう何がなんだかわからないけれど、10月も既に満杯になってる。。。

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そんななか、とある就職情報のwebsiteで、以前仕事を一緒にやらせてもらっていた学生さんが取り上げられていて、なんというか、その頼もしさに感動してしまった。能力の高さはずっと前から知っていたし、その能力をさらにとぎすますだけの熱意を持ち合わせていることも知っているけれど、「問題意識を形にするプランニングができなければ、物事を変えてゆくことはできない」なんて、こりゃ!、あんた、そんな偉いこというようになったんかい!!!

灰色一辺倒の9月だけれど、時々こうやって灯がともる。もしも、そのような言葉がすっと出てくるようになるまでの逡巡に、何らかの形で関わっていたりすることがあったなら。。。。というのを、10月になったら呑みに誘って伝えてみよう。

 

| September 17, 2008 : 木崎湖鉛直プロファイル+降水調査

Sさんの神の手により、今日も晴れ。7時に朝食。7:30に出発。お弁当を買って、8時前に小屋に到着。荷物の準備をしていると、信州大Y先生到着。いつも本当にすみません。8:30に集合だけれど、だいたいいつも8時に集合している、そういう集団は良い仕事ができるに決まってる。あ、XLの手袋、宿においてきちゃった。。。だめじゃないか、、、

2艘で出発。8:45には表層からサンプリング開始。今回からroutineの12深度に加えて、4つ、さらに採水点を。嫌気的環境の変化をつぶさにみたいからというSさんからの提案。こういう提案をもらうと、教師冥利に尽きる。がんばりましょう。トイレが不安だけどね。

向こうはプランクトン採取中のY先生。しかしよく晴れたなぁ。。。

Niskin採水器の使い方を教えるSさんと教わるKさん。採水中なんてものすごく忙しいのでカメラをとりだしている時間はないのです。

エンジンかからず、連れて行ってもらっている図。暑いけれど、すでに空の色、雲のたなびき方は秋。

ものすごくみんな集中して、12時前には終了。22mで既に酸素は枯渇だそうだ。暑かった。まるいあなのブチルは永久追放だね。エンジンがかからなかったりしたけれど、12:30には陸に上がってご飯。

そこからはひたすら濾過、固定。終わったのは17時前。スムーズだ。まぁ、いろいろとあったけどね!次こそ完璧を!

そのあとDIYショップに買い物に行き、例の怪しい喫茶店で、何故こんなにおいしいのかわからないコーヒーを飲んで、宿に19時過ぎに到着。「湖に落ちちゃったかと思いましたよ」とおばちゃんにいわれたらしい。ふむふむにやにや。

とにかく今回もサンプリングは無事、何とか終わったかな。帰り着くまでが遠足ですが。今、お風呂に入って、お仕事中です。

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来年は、、、木崎湖だけでもやることはたくさんある。DOの18OとDOCの濃度と蛍光、Molecular、そしてtracer実験はやりたいなぁ。。。だれか興味を持ってくれるかしら。。。3年生の皆さん。。。って、このキータームだけで内容がわかるような3年生は怖いですけどね。

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論文の手直しに疲れて、Sさんに貸していた、陸水学会誌の西條先生追悼文を読んで、しばし、正直のところ、途方に暮れてしまう。人の真摯な営みのまとうすごさを認識してしまって、先達の偉大さの片鱗にふれてしまい、途方に暮れてしまうという言葉しか浮かばない。さっきまでそのしぶきを浴びていた木崎湖では、本当は何が起きているのか、そんな細かいところに落とし込むことでごまかさず、果たして、僕らは、いや、僕は、正しい道を正しく進んでいるのだろうか。

PCの奥底から何か出てきた。

ポパーは還元主義が最終的に成功するとは信じていないにもかかわらず、知識を成長させるための方法論的戦略として科学者に還元主義的戦略をとるべき事を勧めているという点である。というのも、知識の成長という観点からすると、還元主義はその失敗にもかかわらず新しい問題を生み出すことで、成功した場合と同じように、知識の成長をもたらすからである。最終的成功はあきらめている還元主義者であっても、還元を試みることで、新しい知識の地平を切り開くことが出 来る。

PCの中に埋もれていた、ポパーの著作のどれかはわからないが、後書きにある文章らしい。すごいな。

写経代わりにもうひとつ。

人は境界線を引くことにより様々な問題を引き起こすが、それでも何もないことへの恐れより、そちらを選ぶ。何もないことの自由より、あらかじめ決められた境界線の中を埋めていく労力の方が幸福とのバランスがとりやすいのだろう。とにかく何色でもいい、クレヨンを手に取り境界線で囲まれた白地を塗りつぶすことにさえ労を厭わなければ、何かが先に進んだ幸福感というやつを噛みしめることができるのだ。もう少し自由になりたければフレーム外の余白に好きな絵をつけ加えればいい。どのみち余白は白紙もどきから白紙になることはないのだ。唯一の方法は境界線を破り捨てることだ。その時、そこに残された不定形の余白は誰も予想できない奇妙な形と化す。そしてその形によってのみ、真四角に管理された白紙を超えることができる。(「ぬりどき日本列島」大竹伸朗著)

 

| September 16, 2008 : くるしいくがつ

連休もお構いなく、土壌抽出。Iさんがきてくれなかったら絶対に不可能だった。

DHSBRの土壌だけれど

  • 1kgくらいとって、100gを目標に2mmでふるう。1サンプルうまくすれば15分くらいか?ビニール袋はあればあるだけ良い。
  • KCl抽出、そのままではGF/F+Syringeでは歯が立たない。
  • 100mlの遠心を回したが、tubeが足りない。でも、tubeがたくさんあれば(1本2000円もするけれど)、サンプル分+αあれば、これで回してしまうと良いかも。できればローターも欲しいか?いらないか、、、重さあわせれば良いだけだし。 GF/Fは劇的に楽。涙が出そう。50mlのsyringeは大量に!
  • 今回は15ml Falconを8本、475g程度で回した。 15mlをいちいち20mlのsyringeに入れるのは手間だけれど。
  • 注意しないと、ミリポアでは漏れている。今回O層の試料が3つ、濾過が不十分だった。0.45でやっても比較的濾過ができたので、遠心+syringe filterで良いかもしれない!
  • 中和。中性に保つのはやっぱり難しすぎる。硝酸のためにpHを11-12に調整。面倒だけれど、小さいpHメータは使い勝手が良い。1N KOHをつかって、だいたい400から600マイクロリットルを20mlの抽出液へ。
  • あ、、、エッペンドルフの10mlが至急必要だ。

という覚え書き。

ISIのabstract2つ。COEのabstract1つ。査読数本、自分の論文校閲から帰ってくる。MIMS、Dual-GC、15N Tracer、NO vs N2O、抽出ライン作成、、、やることは本当に星の数ほど。がんばらないと。

と、これを書いているのは今は木崎湖だったり。とにかく苦しいので

  • 連日2時まで仕事しているので、今日は大学にゆっくり行くと決め(9時半につけばいいや)
  • Ipodの音楽はすべて最高rateのものだけに入れ替え
  • 「既にそこにあるもの」を手に従え、電車の中でふるえながら読み
  • スターバックスのコーヒーを飲み
  • 松本からのレンタカーの運転をSさんにお願いしてしまう

現在、自分甘やかし月間における目標達成重点週間。

 

| September 13, 2008 : DHSBR最終日

クーラーの風向が変わったからなのか、夜、おなかが壊れて目覚める。ちょっとひどいので、朝の「べろべろ」はあきらめる。9:00前にチェックアウト。120元/泊。depositeを2500元取られていた。

タクシーはいつもの運ちゃん。荷物をすべて載せて、Stationへ行き、frostpakにペットボトル氷と保冷剤を詰めまくる。とけませんように。。。。

Moさんは二日酔い、Fangさんも朝用事があるようで、学生さんたちに見送られながらstationをたつ。本当に帰るんだ。30分くらい予定を前倒しに出ることができたので、空港には2時間半くらい余裕をみてついた。

全日空、今回20kgを30kgまでおまけしてくれたので、むちゃくちゃ助かった!こばは790元オーバー。とにかくスムーズにいってしまい、みんな拍子抜け。Zhangtaoさんと分かれたら、本当にやることがなくなった。早めに出国してひたすら眠っていたらboarding。搭乗口が変わっていて危なかった。

機内ではY先生と、流域とは、とか、環境を考えることにできる人材とは、とか、結構ちゃんとした話を。

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日本に着いたのは20時近く。夜の空港は国内も国外もうらさびしい。Sさんの荷物が出てこないハプニング(他人が間違えてもって帰ってしまったらしい)。植物防疫で1時間。今度はもっと気をつけないと。

荷物を何とかしておくって、とにかくおわりだ。家に着いたら日が変わっていた。

 

| September 12, 2008 : DHSBR5日目です。びっくり

いやぁ、昨日は大変でしたが、、、7:15に集合。Iさんは二日酔いらしい。いつもの麺を食べ、いつもの水を買い、8:15に出発。

午前中、Y先生とSさんは渓流水巡り、Iさんとこばはふるい生活。とはいえPine forestとMixed forestそしてFangさんにとってもらったHSDの表層なので、予想に反してとっても楽!ふるってる!!ってかんじ。11時過ぎに終了。

その後、2人で、この荷物を持ち帰るのか、、、としばしブルーに。

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お昼は、今回3回目の、入り口のロータリーのところ。チャーハンを4種類、麻婆豆腐、回鍋肉、水餃子、麺、と、好きなものを頼んでしまった。150元くらいだったか、、、やすいぞ、、、、ビールも飲んでるのに、、、、どこもおいしいのだけれど、価格に大きな差があるなぁ。

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午後は、こばは実験室の掃除、3人は湖巡り。極端に酸性のきついサンプル、ちゃんとはかれる気がしなくなってきた。。。18時過ぎにみんな帰ってきて、へとへとの様子。土壌の量を調整したりして、18:45に出発。これから19:30に出発して、最後の夕食。

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昼食中、Iさんが、何を話しているかわからないけれど、一人一人のキャラクターがわかるとか、もう帰るんですね、、とかいっていて、よくわかるなぁ、とおもった。来年はもっと楽しいぞ!

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いやぁ、、最後の最後は、東北の方の料理を食べようということになり、市場の方までいったのだが(去年はよくこっちまできてた。つまり何軒このあたりに料理屋さんがあるかということなんだが、、)、すごかった。餃子、人生で一番うまかった餃子は、小さい頃連れて行ってもらった近所の中華料理屋の水餃子なのだが、それに匹敵するくらいうまかった。すごいぞちゅうごく。肉かぶりつきとか、本当にすごかった。

市場をちょっと回って、巨大な柚と戦いながらそぞろ歩き。もうおわりかぁ、。。。

22:00に到着。明日は9:00発。あしたはべろべろ!!

 

| September 11, 2008 : DHSBR4日目です。すでに

いやぁ、昨日はしんどかったです。今日もですけど。

思い出さなきゃ(今、宴会を終えてべろべろです)

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2日目に食べた「ぶよぶよ」を食べずにあれ?でも「ちゃお」とかてきとうにいって出てくる麺を食べて、水をかって、出発。上に見える水餃子のようなものが「ぶよぶよ」です。これはいつの麺を、愛想の良いおばちゃんのいわれるがままに「ちゃおちゃお!」とかいってたら焼きビーフンみたいになって出てきた。おいしい。というか、もう、写真のタイムスタンプだけが頼りだ。。。何をしてたかわからないくらい濃い時間が流れているのですよ。

Zhang taoさんとZhang Weiさんにつきあってもらって、われわれはold siteへ。ブリキのchamberに三方コックをつけて設置開始。C3-Bからstart(9:43-11:18、500ml # 6)まで。200mlのフラスコをair用に2つassign(10と1、9:44に採取)。C3 plotを上に上がってC3-Aを9:48-11:21, 500ml #1で。airは200ml #13 and #2 at 9:49。Plotのlayoutは野帳参照(または写真)。

次はC2-Bで500ml #7で9:53-11:24、airは200ml #3 and 1 at 9:54、C2-A with 500ml # 5, 9:57-11:27、airは200ml #6 and #14 at 9:58。500mlのサンプリングの時に、mixingの際、一度syringeのプランジャーが抜けた。。。

こんな感じね。とはいえ、これはらくなやつ。

次はH1(今回、Control x 5 + High N addition x 3)。で、500ml #4 (10:02-11:38)、airは200ml #7 at 10:04(ここはair 1つだけ)。さらにC1(Control 1 plotもchamberは1つだけ)では、500ml #3が10:11-11:36でairは200ml #8 and 11 at 10:12。H2は500ml #2 (10:18-11:44)そしてairが200ml #12 and 15 t 10:19。ここ、100ml、syringeにとったchamber airを最後に加圧するために入れていたのだけれど、そのときにシリンジが3方コックから抜けてしまった。。。だめかも。。最後にH3が500ml #8で10:24-11:50で、airは200ml #5 and 4だが時間はわからない。おそらく10:26くらい。

これらはすべて現地時間なので写真の時間から1時間と4分くらい引く必要がありますです。通常の6mmというか、1/4か、それはつながるtubeがchamberからのびてはいる。けれど、脱窒菌ぶくぶくに使っているサイズのシリコンチューブをもっていって、3方コックとつなげてみた。リークは大丈夫ぽい(syringeで引いて確認)。とにかく3方コックの細い口がちょうどはまるtubeがついていることを覚えておこう。Monoject 140mlが活躍。

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去年もchamberによるN2Oサンプリングは結構大変だった、とは書いてあったけど、これは大変です。斜面が大変きついです。2人の助けがなければ無理です。あきらめましょう。無理です。来年NOをやるときはかなり覚悟をしないと。

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その後、我々だけお寺を回って、soil profileの皆様を待ってました。豆腐食べたりして。

 

ふう。 その後、一度したまで下り、ご飯を食べて(回鍋肉とか麻婆豆腐とか、麻婆茄子とか、最高!)、こんどはsoil profilerに。

むっちゃたのしそうなんですけど!

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案の定、土壌断面はかなり大変。DonさんやFang兄さんに掘ってもらうのだけれど、なにせレキが多すぎてまさに閉口。

とはいえ、何とかみんながんばって、とりあえずとった!おつかれさま!!!

もうこれ以上汗はかけません、という状態でホテルに帰り、この日は我々だけで食事。近くの例のエビの串刺しが食べられるところで、相変わらずのボディーランゲージで注文。ビールがうまい!麻婆豆腐がうまい!!

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今日は朝、いつものお店に行っていつもの麺を食べて、いつものようにお水を買って、8:30頃にFangさんが迎えにきてくれた。その後、みんなはPine forestとMixed forestへ土壌サンプリングへ。ぼくはひとりのこってひたすらふるい。。。

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ふ・る・い・ですけど・・・・む・り・で・す・よ!!!

感覚的な話ですが、0-5, 5-10, 10-20, 20-30、、、と80-100までとるprofileが3つあると、それぞれのサンプルで2mmのふるいをとおったものが100g必要であれば、努力目標としてbulkで1kg、そしてふるいに30分。 50cmをすぎるとものすごいレキ、そしてだまができるので、非常に難しいです。来年のこばさん、むりですよ。無理してはいけませんよ。無理なものは無理ですよ。50cmから下は、100gとるのは至難の業だということをよく覚えておいて。

昨日、冷凍庫が動いていなかったり、冷蔵庫が使えなかったり、今日も停電があったり、と、なかなか簡単には物事は進みませんが、努力するしかありません。保冷剤代わりのペットボトルを大量に凍らせてみているけれど、うまくいくかしら。

LeiさんやZhang WeiさんゃLiuさんが手伝ってくれたので、本当の本当に滑り込みですべてふるい終えた。。。。汗がものすごい。はちまき巻いて、首にもタオルを巻くのだけれど、手袋の中で手が泳ぐくらい汗がたまる。汗がコンタミするのがいやなので、たったまま、手袋から逆流しないように気をつけてふるう。が、あごからしたたり落ちるので、シャツにしみこませながらふるい。厳しい。手袋の第一関節は汗でぷにょぷにょしてるのですよ。あ、亜硝酸が、、、、

shakerもあるけど、結構specificなbottleを使わないといけないかも。写真参照のこと。ドライヤーもあったよ。停電じゃ使えないけれど。

6:40にstationをでて、7:10に集合。こんなにシャワーが気持ちよかったことはなかなかない。そのあと宴会。

とにかくいろいろうまい。なかでも麻婆豆腐かなぁ、、それぞれの店で味が全然違う。なのにうまい。あげまんとうもうまい。

去年はここで死んでいたのだけれど、今年は全然大丈夫です。しかし、本当に一緒に仕事をしていて気持ちのいい人たちと仕事ができる喜び、そしてこれからますますいろいろ一緒にできそうだというのが、たまらないです。

そして、ふと、昨年いたIさんにあいたくなりましたが、ま、それはそれということで。

彼女からすごくいろいろ学んだのです、昨年。本当にありがたかったし、そういう話を彼女とはもっとしたかったのですが、なかなか機会に恵まれなかったというか、恥ずかしいというか。そんなことをふと、いや、ふと思い出すと言うにはあまりに頻繁に思い出すのでした。今回。ま、酔っぱらってるし、Iさんが読むことはないでしょうからいいですけれど。ただ、泥酔した昨年の宴会でつくづくありがたいと思ったのでした。伝えることはできたとは思えませんが。

去年も同じようなことを書いていたと思いますが、海外調査というのは、かなり厳しい状況に追い込まれるので、その人の人となりがありありと出てしまいます。いままで、いろいろな学生さんと海外調査に出てきましたが、おそらくそれまでに何らかのchemistryがあったのだと思いますが、本当にいろいろと励まされ、考えさせられ、その人たちのことを好きになって帰ってくることができました。これは本当にありがたいことです。もちろん、連れて行ってくださっている先生方に対しても、本当にいろいろ勉強させてもらって、、という言葉しかないのですけれど。ありがたいなぁ。。。

出発直前の土曜日に関西で出席していた大切な友人たちの結婚式で、本当にここ数年なかったほどの感動を覚えたのだけれど、その感受性が残っているのか、いないのか、とにかく海外調査は両刃の剣ではあるけれど、ここまでは本当に良い思い出しかない。

来年は、アラスカに行って、内蒙古に行って、ここにきて、、、忙しくなるなぁ。生き残っていたらですけどね。そして、そのときに、たとえば去年Iさんから僕がいろいろ学んだこと、Y先生から、そしてIさん、Sさんから今回(も)いろいろ学んでいることを、少しでも還元できたら、、、、とかとかとか。酔っぱらっている勢いですが。

おやすみなさい!あしたもふるい生活です。

 

| September 09, 2008 : DHSBR2日目

間違い電話やらドアを激しくノックする音やらで2時頃には目を覚まさせれてしまう。薬飲んで、パラリンピックをみながらねながら、どよどよんとしたまま朝を迎える。3時頃ものすごいスコール。結構眠ってすっきり。結局21時には寝ていただろうからな、、、シャワーを浴びて(お湯が出る!)すっきり。

去年の自分のnoteに「ポカリ!」と書いてあって、とにかく3袋買ってきたのだけれど、なぜだかわかった。お湯に味が結構付いていて飲みにくいのだ。そして、二日酔いにはポカリである。あったかいポカリを作ってみた。

DHSBRのこの間測った硝酸同位体データがこのPCには入っていない。なんということ。今日は8時に大きなZhangさんが朝飯につきあってくれて、9時からFangさんがgateをくぐる手続きもあるので迎えにきてくれるはず。午前中はちょっとお話(そこでpresentationしたかったのに)。午後は見学。で今日は終わりか。

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Zhangtaoさんは、Msが終わったところで、おそらくPh.Dにゆくとのこと。Leiさんもそうらしい(微生物バイオマスをやっているらしい)。FeiFeiさんは、いまMsの2年目に入ったところ。1年目はみんな北京ですごし、2-3年で外に出るらしい。みんな僕のアメリカ留学のことを聞くんだなぁ。まぁ、どこで勉強したいかというときに、アメリカというのは有力な候補地になりうるのは事実だし。

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と、ここまでは朝7時頃に書いたんだった。8時にFangさんが迎えにきてくれて、でも、歩いていつもの屋台みたいなお店へ。

いつもの麺をたべました。おいしい。5元だと思うけどY先生が払ってくれちゃった。もう1杯たべたいよ!

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急遽DHSBRのofficeでFangさんのプレゼンを聴きながらpptを作る。わかってもらえるんだろうか、、とにかくdeltaのはなしからsite preferenceまでお話しする。

こんな感じで。

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お昼を食べて(これまたおいしい!)、 Mature Forestへ。まずはOld Siteへ。みんなずるずる滑ってる。

みんなで記念撮影。

一番下の、入り口のところがH3なのだけれど、たしかに窒素の添加に対応して下層植生がなくなっている。へぇ。

そのあとはNew Siteへ。

ま、日本も急なんでね。。。慣れてますけどね。。。

そのあとMixed Forestへ。初めてだ。Gateを入ってすぐ左手にある病院のところから忍び込むように山に入る。

たしかに下層が元気だ。そして、さらにPine Forestへと。

松も元気だ。

とにかく汗くさくて死にそう。シャワー浴びたところ。18:30からご飯なので、もうそろそろ出ないとな。

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結論は、、、ものすごく飲まされました。かんぺい地獄です。とはいえ、ダウンすることはありませんが。寝る前にもう一度胃薬のもう。。昨日よりはずっとましです。

Ph.D studentについては、どこの国でも同じですよ。ほんとうに。だから、結局どうするのよ?ということです。

 

| September 08, 2008 : DHSBR初日

さて、初日。成田に7:30につく。荷物、多かったのだが、おとがめなし。乗ってみると、だいぶすいていた。だからか〜〜。帰りは覚悟を決めないと。

広州に13:30頃到着。懐かしい顔が出迎えにくる。でも、名前間違えちゃった、、ごめん、、、Zhangtaoさん、、、Fangさんと初めてお会いする。土壌の件を聞いてくれたが問題ないとのこと!よかった!うまくいきますように、、、、1万円だけ両替。530元くらい。変わったなぁ。

空港からホテルまでは1時間ちょっと。土の赤さにびっくりしながら高速をひた走ってもらう。ホテルは、今回DHSBRのゲートを降りたところの「カラオケ」ホテルだ(思い出したぞ、、、)120元だけれど、depositeがものすごい。2500元。とりあえず2000出しておく。

18時からM先生がご招待してくださるとのこと。しばし時間があるので、クーラーをつけて、とりあえずISI2008のabstactのformatだけ作ってみる。。。。

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いやあ、、、ものすごい飲みましたよ。まだ初日ですが、久しぶりにあう人々とかんぺいしていたらとんでもないことになりました。

でも、たのしい!おやすみなさい、、、

「先生の日」で生徒さんたちから贈り物をもらうMo先生。むっちゃ慕われてる。Mo先生。

なんだか去年よりずっとおいしいんですけど!

ええ、ええ、相変わらずですよ。みなさん(Iさんへの私信だね、これじゃ)。あ、もちろんもう1卓あります。

さあ、あなたもご一緒に!

は〜い!かんぺい!!ってやってたら、さすがに倒れそうになりました。初日なのに。

 

| September 1, 2008 : またなんもないようのないことをかきますが

昨晩、予定表をupdateして、しばし呆然として、朝一番でY研の皆様にメイル。そうです。ISIが終わるまでこばはまったくつかいものになりませぬ、、、、。ま、その前から使い物にならなかったということはありますが。でも、メイルで書けない用事だって行間にさらにあるのよ。

そんなこんなでつらくなっちゃうので、東東京におつとめの敏腕秘書と10月に飲み会の約束。飲み会の口実は何でも良い。とにかく飲もうじゃないの。

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てんやわんやの状態でも、査読は締め切りに終わらせます(今日締め切り)。自分の論文に時間を割かなければならないのだけれど、引き受けたら100%全力でやるしかないからな。。。

しかし、どうもしっくりと来ない。。上手く議論できていない。。。結論は5日前に既に決まっているのに、すっきりとしたreviewにならないのは、こちらの論理にも不十分なところがあるからなのだけれど。。。。

とにかく日付が変わらない間にsubmitした。とある雑誌のeditorをやっているので、reviewerに締め切りをもらってもらうことにありがたさは十二分に知っているつもりだから、、、、。

しかし、、以前総説の中でも触れたことではあるのだが、Kohl et al. (1971) Scienceから、我々は、根本的に進んでいるのかしら? 同位体ってそんなに使えるものか??いま、Hauck et al. (1972)の反論に対するKohl et al. (1972)を読み直すと、何ともいえない不安な気持ちになる。

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8-13日は中国広州に行って参ります。暑いんだろうな、、、、、。広州で国際学会の長めのabstractを2本、、、無理な気がする、、、16-18日は調査です。

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このごろ、夜にradioでRnBをずっとかけてる。どうしても似た音楽ばかり聴いてしまうので、radioのrandomな選曲がどうしても必要な今日この頃。すぐに曲の情報も手にはいるし。

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そういえば、停電のときTMPのオイル交換ができませんでした。。。XPを使ったことのない、古い人間としては、あんなTMPになっているなんて、、、専用工具がないと取り外しができないし、もう一つの大きなTMPは、、、また500円損して終わってしまいました。。うーん。年末フィラメントが切れるだろうから、そのときやっちゃわないと。

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院試の終わった4年生とみっちりねっちり策を練らねばならぬのに、、、すまぬのう。。。

それではまた。次は中国調査の状況をupできるといいですなぁ。