Kei Koba's weblog in CER, Kyoto University ~ Are we on the right track ? ~

| April 26, 2008 : いそがないと、、、

まだ、このIPが生きているようなので、とりあえずアナウンスです。月末からしばしの間、このwebpage群はアクセスができなくなります。手続き、サーバー立て直しなどの作業を、調査、測定講習、学会準備、実習準備の合間にやるので、ちょっと復活予定は未定です。でも、色々なお仕事をサーバー上でやらないといけないので、できるだけ木崎湖から帰ってきたら直ぐにやりたいものです。講習しながらサーバー立てられるかな?無理か。

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とにかく今日は査読を2つ終わらせないと、、、3ヶ月前からこの時期に予定している自分の仕事に移行できない。査読結果はとうに決まっているのだが。

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だいぶ昔のことだが、「20世紀の巨匠たち」へいった。もちろん、Eugene Smithの"The Walk to Paradise Garden"を見るために。もちろん、やはり素晴らしくてくらくらしたけれど、一緒に展示されていた水俣の写真との対比で、よりいろいろ考えさせられてしまった。

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最近、携帯の電源が帰りにはなくなってしまう程の、メイルのやりとりが続いている。研究計画で悩んでいる人、頑張って下さい!そして、こばが研究計画で悩んでいるので、助けてくれている皆さん。本当にありがとう!そしてプライベートな人びとに、一番感謝。

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最近、読書が全く停滞している。なんとか力を振り絞って「世界制作の方法」(グッドマン)を読了した。3週間くらいかかっている。頭の良い人だと言うことは直ぐ分かるし、ものすごく大事なことを展開しているのだと思うのだが、すっきりと分かったという気になることができない。

あとは、「和力」(松田行正)。しかし、この著者のものはいくつか読んでいるものの、しっくりとは来ない。でも面白い。でもしっくりとは来ない。

今は、M/Dを読み進めたいのだが、それよりも前に、読むのがつらい本を先に読んでしまわないと、、ということで我慢我慢。でも、マイルス、、、読みたい、、、マイルスを始めて聞いたのはTUTUで、高校の時だ。とにかくかっこよかった。Kind of Blueとかを聞くのはもうちょっと後だった。

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さあ、もう休憩は良いだろう。2つ目の査読結果を一気に書き上げてしまおう。

 

| April 24, 2008 : サーバー移転に伴うお休みのおしらせ

しばし、webpageをお休み致します。サーバーを移動しますが、またwebpageを立ち上げるかどうかは気分に任せましょう。だいたいこのお休みのお知らせをどれだけの期間表示できるのか。。。ドメイン名を変更するよりはマシだよな。うん。そういうことにしよう。

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この数日間、色々考えさせられました。でも、そんなことはどうでもいいことにして、そうそう、

上賀茂試験地は、新緑がしゃわしゃわしていて気持ちよかったです。でも、、、

なんとマムシを踏んでしまいました、、、ふまれたマムシは、怒ってました。怒るよね、、、寝てたんだよね、、、道の真ん中で、、、。かなりの弾力。足の裏の感覚だけがしっかり残ってます。結構しっかり太ってました。マムシは直ぐ逃げて行くのが普通なのに、、、

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北大T研のKさんをはじめとした皆さんの美しいN2OのD17O論文が出ています(RCM)。これは、すばらしいというか、もう美しい。すごいな〜。と、今日Au furnaceを取り外してしまった悲しさが増幅されます。ああ、、、。

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では、できる限りちかいうちにお会い致しましょう!

 

| April 13, 2008 : 交流会へむけて

朝、何とか布団からはい出して、プレゼンテーションの準備。今日はお客さんが来たり、外出したりと用事がめじろおしだけれど、重要な書類を作ったりプレゼンテーションを作ったりもしなきゃならないので、あたふたあたふた。でも、どれも大事なので、頑張るしかない。とにかくPat Metheny Groupに鳴ってもらいながら、pptをちまちまと作り始める(というか、いろいろなストックから使えそうなものを集め始める)。 細かな話はできやしないので、同位体って、こんな感じって話をケーススタディ集めて話すのが一番か。

メイルを読むと、なんだか来週締め切りの書類がめじろおし、、、大学に行って紙媒体のお知らせを見たらさらに増えるんだろうなぁ、、、さて、どうやって東工大で測定する時間を捻出したら、、、。

 

| April 12, 2008 : 深見池〜木崎湖調査

8日は、物質循環の合同お花見。昨年同様やっぱり雨。朝から4年生たちが焼きそばを一生懸命造ってくれていた横で、あ〜とか、う〜とか言いながらてんぱってお仕事(しかし、一体何をしていたか、今のこばには思い出せない)。とりあえずブルーシートの上で飲み会。H先生とIさんとエアロゾル話。そうか、、、カルシウムだよなぁ、、、そしてT先生が「水採ってきてもらおうかなぁ〜」とおっしゃったので「おまかせを!」ということになり、採水を15ml増やすことに決定。新しい研究は飲み会の場で良く決まる。

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9日:朝から最終準備。MgOを包むとか、PARロガーをどうするとか、塩ビパイプに穴をあけたり、薬包紙をひたすら折りたたむといった家内制手工業的な作業が続く。東工大でのゼミが終わって、Mさん、Nさんが府中に到着。府中を18時頃ようやく出発。相変わらず夜逃げのような大荷物。高速を北へまずはひた走り、諏訪でご飯を食べた後、後長野を南下して、22:30に宿に到着(23時になると思っていたが、ちょっと早かった)。雷の兆候が出たら必ずサンプリングを中止すること、必ずサンプルのpriorityを決めて、いつ中断しても良い状態にしておくことなどを確認しつつ、ボトルにラベルを貼りまくる(それじゃだめだって言っているのに!)

10日:案の定、雨。全国的に大雨。逃げようがない。それでもまだ小降り。7時に朝食、8時に深見池着。農工大チームはゴムボートなどの設営、東工大チームはサンプリングキットの準備。9時に出航。Mさん、Y研Sさん、こばで鉛直プロファイルサンプリング、Nさんは流入水などのサンプリングと、途中からろ過開始、と言う分担でスタート。

ゴムボートに動けない程荷物を満載して出航するの図。予定の半分のサンプリングが終わったら、いったん戻り、ろ過を始めてもらい、その間にさらに半分をサンプリング。ろ過は時間がかかるなぁ。頑張れ〜。もう少しスペースがあれば参戦できるのだが、仕方ない。

本当は深見池で色々試したいことがあったのだけれど、あまりにひどい雨で断念。とにかく最低限のサンプリング(表面から最深点まで)を終えたのが11時頃。たった2時間あまりのサンプリングだったけれども、とにかくずぶぬれ、、、。すでに池の底の方では酸素の消費が進んでいた。やはり、深見の春は早かった。H2Sが既にでていてくさいのなんのって。嬉しいけど。

お昼に宿のおばちゃんが造ってくれたお弁当を涙を流しながら食べる。温かいお茶がありがたい。このころから大学メイルが携帯に転送されてこなくなり、喜んで良いのか悲しんで良いのか(windowsのupdateが原因だろう)。読みたいメイルの一部は携帯に直接返信してくれていて、ものすごく嬉しかったし助かった。ラッキー!

その後、農工大チームは、流入してくる水をサンプリングするだめ、池をぐるりと一周。その間に東工大チームはひたすらろ過+α。そうこうしている間に雨が小降りに。そういうものよね。終わったのは15時。夕食を予約してしまっているので、早く木崎湖へと移動しなければ、、ということで温泉にも入らず、ひたすら今度は長野を北上。ものすごい雨。とはいえ、19時前になんとか木崎湖へ到着。お風呂に入って、ご飯を食べて、ロガーの設定をし、ラベルを貼りまくる(それじゃだめだっていってるでしょ!)。さすがに自分のお仕事しないとまずい、ということで、中座して、来週の若手研究者交流会に向けてプレゼンテーションを作る。が、専門の全く違う人びとに向けて話をするという難しさに今更ながら気づき、とりあえずlaptopに入っているpptの中で使えそうなものをまとめて、明日のために寝る。明日雨がひどくありませんように、、、晴れてくれとは言わないが、、、

11日:調査の時は、色々気になって1時間ごとに目が覚めてしまう(10日は全くさめなかったのに、、結局1人部屋だと起きなかったらどうしようと思って眠りが浅いということか)。朝食7時、出発7:50、コンビニでお弁当を仕入れ、8:10に木崎湖の観測小屋に到着するが、すでにY先生がいらっしゃっていた、、、8:30の約束なのですが、いつも先を超されてしまっている、、、。大量の荷物を積み込んで、2艘で出航。最深点についたらエンジンが止まってしまい、あっという間に南に流されてしまう。この日は結局雨には振られなかったが、強い北風が吹いていて、白波の立つ状態。北風はいつも午後にしか吹かれなかったけれど、この日は特別と言うことか。

Y先生にいつも通りDOをお願いして、niskinで採水開始。5Lのniskinを2回下ろして、様々な水質測定用のサンプルを採る。最低限のサンプリングを終え、まだ天気も時間も何とかいけそうなので、表層のサンプルを増やし、空間分解能をあげることを目的に、さらに3点追加する。とにかく寒い。寒い。寒いのだ。niskinをあげたり下ろしたり抱きかかえたり。採水が終わったのが11:40くらい?さらにブイに色々センサーをつるす。帰港したのは12:30頃?信州大のみなさま、本当にありがとうございました!

写真はブイと戦っているみなさま。サンプリング中はあまりに忙しくてとても写真どころではないのです。うまくデータが取れていると良いが、、、

車の中でご飯を食べる。やどのおばちゃんがくれたおはぎがありがたい。風がなければそこそこ暖かいのだが、とにかく風が冷たい。その後、下の写真のように、ひたすらろ過や固定や、ないものがないという確認など(なんのこっちゃ)

寒い。寒い。本当に寒い。体感温度は5度近い?終わったのは18時頃。宿についてお風呂に入って、夕食食べたら、ものすごくほっとした。とにかく最低限のサンプリングは終わった。

なんだか冷え冷えしてるでしょ?

色々自分のお仕事書類を書かなければならないのだが、そのdraftは携帯にメイルで転送してもってきているのだけれど、それを読めば読む程まずい状況であることが分かってくる。なんてひどい作文、、、PCに転送したいのだが、うまくゆかず(調査中はネットにつなげられる環境ではないのだ)、結局あきらめて携帯片手にノートに変更点を書いてみるも、あまりに多くて辟易する。やっぱり初期値、最初のdraftのレベルは大事だ、、引っ張られてしまう、、、。12時前に幸せを感じつつ布団に潜り込む(感じていて良いのだろうか)。

12日:朝7時に朝食を食べ、8時過ぎに出発。小屋に戻って冷凍サンプルを回収。ひたすらあとは、大量のサンプルとともに東京を目指す。ホウトウやホットイチゴミルク(!)など途中で食べながら、府中に14:30頃到着。Sさんはそのまま水質濃度測定へ、東工大チームは次の目的地へ。こばはとりあえず急いで家に。電車に乗ったらとたんに電気が切れたように眠り込んでしまう。Sさんから電話があり、何か大変なトラブルが?とドキドキしたが、吸光光度計のちょっとしたことで、よかった、、と思った瞬間また意識が飛んだ。

家について、久しぶりにメイルを読み込むと、あるわあるわ、、これはたまらん、、、。逆に言えば、通常、携帯に転送することでかなりの仕事を処理してしまっていると言うことか。ちょっとメイル環境ももっと積極的な状況にするとか、考え直した方が良いのかも知れない。その中から今ようやく返事を書き始めているところ。友人からのメイルがちゃんと届いていたようでほっとする(深見から自分に当てたメイルがはじかれていたので不安だった)。それと科研も何とか通ったようでほっとする。

さて、、何から取りかかったらいいのかあまりにあって分からないので、まずはちょっと眠ることに。今回は運転を敢えてしなかったのだけれど、やっぱり運転しないとものすごく楽だ(でも眠いけど)。ということで、今後は積極的に運転を交代させることにしよう。いま、提出書類を書き直し始めたが、座席に座ってずっと中央道から景色を眺めていたときに考えていたので、結構スムースに直せたぞ。あんな風にぼーっと考え事できる時間ってあまりなかったものな。。。

さあ、今年度も始まっちゃったぞ!頑張らないと!!みなさまどうぞよろしくお願い致します!

 

| April 7, 2008 : Paul Falkowski博士講演に感動

いろいろあって大変ですが、一つだけ。

今日は「駒場地球科学セミナー」のスペシャルセミナー、Paul Falkowski博士の講演を拝聴しに東大駒場におりました(午前中は東大本郷でした)。

感動で涙がちょちょぎれそうです。「プランクトンの光合成といったら〜〜さん」、「古代地球の生元素循環と言ったら〜〜さん」という僕にとっての2つの枕詞をうけるのが、Falkowskiさんで、もう、それは素晴らしい内容の仕事をずっとなされています。websiteから、業績の一覧というか、どの論文を読めば、これら2つの分野の最先端(論文レベルですけれど)を知ることができるか分かります。ものすごい視野の広さと、素晴らしくシンプルなところまで還元した考えをすることができる、本当にすごい人でした。あれだけすごいと声をかけることももうままなりません。

Falkowskiさんの講演は、まだ某所で行われるらしいです。絶対聞くべきです。こんなチャンスは滅多にありません。ビデオを撮っておくべきでした、、、。窒素同位体、頑張らないと!

 

| April 3, 2008 : 環境は複雑だからこそ

朝一番ですずかけ台へ。ゴミ出ししているYさんにお会いする。以前印刷したポスターを受け取って、Mさんと来週の調査についてあれやこれやと。やりたいことは山程あるが、本当に本質的な前進はどれだけできるのか?時間がないとはいえ、頭を使って、しっかりと前に進まなければいけないのだから、もう少しきちんと考えないと。ちょうどすずかけを出るときにTさんにも会えてなんだかラッキー。すずかけ台はだいぶ変わっていた。もう1年半か。

電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、府中へ。彼方の国から送られてきた桜の写真と比べたら、もう府中の桜は一部葉桜になっていた。

桜の写真と同時に、某雑誌からreviewの依頼あり。Abstractを読むと、こちらが頼んでも良いからreviewしたい内容。珍しいことだけれど。なんだかちょっと足取りが軽くなる。

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IRMS部屋の空ボンベをごろごろと動かし、MIMSが怪しい挙動をしているのにおののき、書類をあれやこれやして、ポスターを貼ったら、もう13時。今日は土壌圏セミナー。Y先生が「土壌の微細構造」という内容で、物理的・化学的・生物的な立場での講演をオーガナイズしてくれたので、非常に刺激的だった。土壌というのは、複雑だからこそ、色々な見方があって、違う見方に触れることで、自分の「土壌像」が壊れては新しく造られて行く。いや、壊れっぱなしか。でも、壊れることを恐れては、複雑さの中にある秩序になんてたどりつけやしないはず。

ポスターで、T研のTさんの話を聞く。そういえば、去年の土壌圏セミナーで僕が15Nやら13Cやらの話をしたのを聞いてくれていて、彼はT先生と一緒に相談にやってきたのだった。diffusionなんて簡単だし、tracerはUC Davisに送ってしまえば良いんだよ!と教えたら、あれよあれよと、1年後の今日の発表では既にgross mineralizationとgross immobilization rateが出ていた。感動。すばらしい。やっぱり博士課程の学生さんの行動力はすごいね。でも、そんなに難しくなかったでしょ?isotope dilution methodって。問題はその先ですよ。とりあえずgross ratesの測定が日本でも当たり前に行えると良いのだけれど、、、。

N2O isotopomerの話を久しぶりに英語でしたけど、ちょっとひどい英語だったなぁ、、その後に懇親会。T先生に「同じ1mg-N/kg-soilと言っても、既に土壌にあるものと、自分たちが与えるものとでは全く違うと思うのです」という話をしたら、あっさりとそうそうと分かってくれた。分かってくれる人本当に少ないのですよ。しかも実感として。嬉しかった!

ずっとご挨拶したかったBaseのT先生にようやくご挨拶。緊張してうまくしゃべれなかった。AOBのDGGEをやりたいんです、などの相談をするも、うーん、どうかなぁ、、と言うお話を聞き、ドキドキする。確かにそうだ。「餅は餅屋」という言葉が良い意味で頭の中をこだまする。fungi-drivenなbiogeochemistryがなぜ森林生態系の研究で根付かないのか、とかとか。なかなか刺激的。

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昨日から電車の中で京大のAさんが送って下さった修論を読み続けている。もう3回目。イントロを読むだけで勉強になる。トレーサー実験のところからは、現在の手法の問題点についてのしっかりとした認識、彼が結果から引き出している解釈のレベルが高いのが良く分かる。一方で、phylogenyの方は、こちらの頭が全くついてゆけない。これが現実か。もっともっと論文を読んで、もっともっと分からないことを、恥ずかしがらずに聞かなければ。宝が埋まっている地図を持っているのに、その読み方が分からない。

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2000年にこんなことを書いていた。

具体的には、一緒に原稿を練ったり、一緒にあーだこーだデーターを見つめて、こんな可能性は、あんな可能性はと考えるのに、僕は最も時間を割きたいと考える。もっとはっきり言えば、自分の意見を、言語化したり、グラフ化したり、具体化するためのプロセスのための、触媒になりたいと思うわけである。触媒である。反応するのは、変わってゆくのは貴方。

意見が纏まったら、、 と言う言葉はいらない。意見が纏まれば、僕は何も言うことはないし、意見が纏まるまでの触媒になりたいだけなので。

触媒というのは、反応が終わっても、それ自体が何も知らなかったように変わらずに存在しているのがいい。何も変わらず、僕は何にもしてませんよと言う顔をして、ただ、そこにいる。そういう立場が僕にとっての一つの「教育」の理想像なのだが。

 

| April 2, 2008 : 大失敗!

久しぶりに予定の少ない1日。「大気の海」を読みながら、僕もこれから「コリオリ効果」ではなく「フェレル効果」と呼ぼうとか、ティンダル現象の本当の意味を知って赤面しながら出勤。とりあえず朝一番に脱窒菌の培地を作る。

Cくんが324にやってきて、昨日までの雪サンプリングを熱く語ってくれる。大変だったねぇ、、、まぁサンプリングはそんなもんですよ?って本当か?。お昼にY先生とラーメンを食べに行きつつ、その時の話を聞いたら、結局のところ雨男がダブルで力を発揮したからホワイトアウトになったんだと納得。お疲れさま!

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培地を作ってからはひたすらデスクワーク。S君がやつれた状態だけれどとにかく登校してきてくれたので、来週の出張について加速度的に日程が決まってゆく。出張届け、理由書、レンタカーなどなど。年度末に買ったいくつかの武器がきちんと来週使えるかしら?

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MIMSを久しぶりに起動。さて、、、やっぱりLake Kizakiを抜くためには、ちょっと躊躇してしまうものに挑戦するしかないのではないかしら、と、ラーメンを食べながらY先生と話していて、ちょっとだけ腹が決まった。とはいえ、学生さんたちが何をやりたいかによるけれど、提案はできるかな。

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事務から電話があって、大失敗していたことを知り、平謝り。その後、事後処理。今日の予定は明日に振りかえてもらわざるを得なかった。うっかりしていた、、、、 今年はうまく、速めに処理できたと喜んでいたのだが、、、まったく知らなかった、、、まぁ、仕方ない。次からは用心しよう。

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脱窒菌を植え替える作業は、結構好きだ。誰もいない実験室で、アルコールのにおいとガスバーナーの炎。注射器を14本も従えて、培地から甘い香りが漂っている。まさにmad (mud?) scientistな感じ。炎をぼんやり見つめながら、培地100mlからほんの1mlだけを取り出し、新しい環境にうつしてやる。どんな叫び声がしているんだろう。「ひろいぜ!」、「うわ!息吸える!」、「うめぇ〜TSB最高!」とか脱窒菌たちは叫んでいるのだろうか、、それともしたたかに「また俺の遺伝子が世界征服に近づいた」とか?

ま、妄想タイムってことです。にやにやしていたらそっとしてやって下さい(笑)。

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全く研究とは関係のない相手に、この頃、メイルを毎日打っていたのだけれど、そのときに「日常に句読点を打たせてもらっている気がする」という言葉が出てきて、いま、何となく思い出すと、うまく言えていたような気がして嬉しくなった。逆に「大学」に埋没した1日だと、句読点を打つことが、実はかなり難しい。大事な時間だった。だった、と書いたが、正直、また直ぐに連絡してしまう気がする。もしも相手にとってもそうだったらとても嬉しいのだが。結局自分が立っている位置を相対的に、他人の言葉で語ることをときどきしないといけないと言うことかしら。

ふむ、、、そろそろ誰かをさそって飲みに行く頃だろう。とある学生さんから、ちょっと来てくれませんか?と言われてカレンダーを眺めてみると、もう4月は全て埋まっていた、、、それでも飲みに行く頃だろう。3月は学生さんのための飲みだが、4月は大人のために飲もうではありませんか。ねぇ、おとなのみなさん。

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みんな忙しいといって、みんなつらいと、しんどいと言い合っている。問題なのは、そんな状況はみんな同じだけれど、じゃあ、みんなで笑えるのか、それともみんなでうつむくのか。仕事なんだからしんどいなんて当たり前なのに、研究なんだからうまく行かないのなんて当たり前なのに、実は当たり前と思えていないから、うつむいてしまうのだろう。いけないいけない。覚悟が足りない。

みんなで笑い合うには、上を向くには、誰かが笑い始めることが必要だ。そう思って元気いっぱいやってきたけれど、これからはもっと元気いっぱいやらないといけない。始めた頃は「元気で良いですね」といわれて嬉しくなり、近頃は「元気で良いですね」と言われたら、分かってないなぁ、と思ってしまっていた。もう一度素直に、「いつも楽しそうで良いですね」と言われて嬉しくなれるようにならないと。

さあ、みなさん、窓をあけましょう」という言葉が必要だ、と、突然府中の交差点で朝思った。

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外部評価が揃い、コメントを頂いた。厳しく言って頂いたところをしっかりと受け止めた上で、お二人に感謝をこめた結果を出したい。本当にいい外部専門家に来てもらえて嬉しい。本当にためになった(思いっきり反抗もしたけど!)。これだけでも、てにゅあとらっくに踏み込んだ価値があったかも知れない。大人になればなるほど怒ってもらえる機会は貴重だから。しかも、素直にその言葉を聞いてしまうような、信頼している人に。ありがたやありがたや。今からお礼のメイルを書かなければ。

そしてまた今夜もreviewerを探す、、、うーん、、難しいものだ。

 

| April 1, 2008 : 2008年度スタート

さて、始まりました。激動の2008年度が。

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昨日夜遅くまで書いていた書類を7:30から印刷、8部庶務に提出。ああすっきり、ほっとした〜。申請者の学生さんにメイルを打ったら彼を僕に推薦したLさんからも「夏に会いましょう!」とメイル。ありがたやありがたや。会えると良いですね。そして通ると良いですねぇ。

その後、共同研究を色々と練ってみたけれど、結局大したことはかけず、まずはやってみることにした。それなりに経験もあるし大失敗はないでしょう。まずは生理特性を網羅的に。その後ピンポイントで特色あるトピックを確実に拾って、最後に我々のやりたいことに到達できればいい。長い道かも知れませんが、頑張りましょう。

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4/1になったので、色々と見積もりをとってみる。色々仕入れなければならないものがあったはずだけれど、なかなか出てこない。何にせよ科研がどうなるかだなぁ、、、とにかく業者さんに色々と連絡。Heも注文。

木崎湖・深見池の日程調整をしつつ、メイルをふと見て、Mixiのエイプリルフールにまんまとだまされた、、、「え!転職するの?」ってどきっとしちゃった。

お昼過ぎにKさんがやってきて、卒論テーマについてあれやこれやと。もっともっと考えなさい。そして相談しなさい。卒論は、手堅いことをやるか、それとも挑戦的なことをやるか、なかなか難しい問だと思う。

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夕方からS先生と長いお話し。お茶目なS先生の武勇伝を聞きつつ、さて、大学はどうなって行くのでしょうね、と、ちょっと一緒に考え込む。

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ORIのKくんが、なかなかいかしたことを書いている