Kei Koba's weblog in CER, Kyoto University ~ Are we on the right track ? ~

| October. 31, 2007 : 湖から帰ってきました

木崎湖の上はかなり寒かったです。Niskinを抱えているとなんだか体温が奪われていきます。。。とにかく調査は滞りなく完了したので(吸引瓶を割ってしまいましたが、、、)、お疲れさまでした!ということにしてください。

溶存酸素濃度は、厳しいピークを示していました。なぜこれほどまでに劇的な変化をするのでしょうか。さて、様々な溶存物質がどのようなプロファイルを描いてくるのか、楽しみです。そしてそのプロファイルから予想される数々の仮説を同位体比がどのように拒絶して行くのか、、、

次は12月の中旬でしょうか。だいたいその時期に湖に出ることが出来るのか、ど素人の僕には良く分かりませんが、せっかくなので何とかして行きたいと思います。

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ぬりえとこうさくをして、科研費書類を提出し、とある微生物活性を測るためのサンプルを抱えて帰宅しました。出てくれないかなぁ、、、

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おお!ORIのKさんが幸せのご多忙中!とにかくORIにアメリカから帰ってきたら遊びに行きます!、、って11月中旬は予定が三重四重に詰まってきてしまっていますねぇ、、、どうしましょ。

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週末、携帯も届かない場所におりますが、Y研4年生の皆さん、頑張ってください。火曜日の発表楽しみにしてます。考えることが出来るだけの頑張りを積んできているでしょうから、今回は厳しく行きます。

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出張の間にたまったメイルを見て、ぎょっとしつつ必死になって返信メイルを打ちまくっていたのですが、とある人から「以前内容を聞いてくれた僕の論文だけど、論文のimpactやvalueやimportanceについて60字くらいで評価してくれないだろうか」とのメイルが。お国柄は色々変わっても、みなさま色々同じように大変なのですね。論文の内容について丁寧に教えてくれた人に、何らかの形でご恩返しが出来るなら、と、今必死になってつたない英文を繰って、お送りしてみました。意味が通じると良いですが。

しかし、60 wordsとは短いですね!色々良いところがあるし、彼が書かなかったであろう可能性だって展開出来るのですが、、、短い。。。

 

| October. 27, 2007 : 御無沙汰しております

この2週間、色々ありました。

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科研費の最終原稿提出が2日に迫っています。改めて書き直してみると、いろいろとまずいところが見つかって、泥沼にはまりかかっています。こんなに時間をかけた書類は、学振PDの時以来のような気がします。もう一息だと思って、もう少し頑張ります。

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来月からまた復活致します。とりあえず、月曜日から木崎湖に行ってきますので、更新するのは11月になると思います。11月と言えば、ついに1年経ってしまうことになります。うむ、、、

 

| October. 15, 2007 : 業務連絡

教務の掲示板にドラフト関連情報が掲示されていると思います。ご確認をお願い致します。

 

| October. 14, 2007 : お仕事中

今日が1つ査読の締め切り。先週査読報告の骨格を描き上げていたので、7日間書けて、最終的なコメントを仕上げようと思っていたのですが、見積もりが甘かったようです。コメントを仕上げて、submitしたら、自分がeditorしている論文たちが気になって、結局反応の無かったpotential reviewerとは別のreviewerを探して、reviewをお願いしました。しかし、結構editor仕事が忙しいものですね。早くなれてしまわないと。

 

| October. 12, 2007 : ドラフト

朝からFaxを送りすぐさまMass部屋に篭もり、10時まで来週の実験についてあれこれ準備、10時半過ぎから、3年生の分属説明でした。

結局定員オーバーの状況は変化なく、ドラフトが開催される可能性が高くなってきました。残念ですが仕方ないですね。どうやって分属希望者の中から分属してもらう方を選抜するか、それが、top priorityの仕事、というより、ずっと頭を支配してしまっています。

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とにかく、明日は早朝から友に会うため西へ。

 

| October. 11, 2007 : やっぱり森林?

朝一番であれやこれやと。公用車を引っ張り出して皆さんをお待ちかね。

9:00にY研に集合してFM多摩丘陵でした。すっかり道を忘れています。かぎが開いていないハプニングがあったものの、とにかくTさんとUちゃんはY先生のレクチャーを受けつつ、色々妄想をかき立ててくれた様子。一緒にgrossと硝酸あれやこれやをとりあえずやりましょう!木庭はとりあえずKとLとO-P付近にchamberを3つ設置しました。いつからN2Oをはじめようかしら、と考えています。南の沢では、ずっと研究がなされているおかげで、ここでのN2O-NO3話は非常に手堅い仕事なので、3年生で興味を持ってくれる人がいたら、とても良いかも知れません。

Kさんの林内雨採集を継続したいのですが、彼女ほど仕事が出来るわけではないので、どうしたらいいものか、、。。。Kさん偉大です。雨の調査というのはとても簡単に思えるかも知れませんが、とても大変なのです。ああ、Kさんからいろいろ学ばなければ。

Uちゃんがトレーサー実験の結果をプチプレゼンテーションしてくださって、いろいろ考えるところがありました。硝酸を吸収する、同化する、というプロセスは、かなり多面的なもののバランスで決定されているのだと言うことを知りました。どうもありがとうね。次の段階の実験はかなりややこしいかも知れないけれど頑張ってください!応援してます!

指導してくださった先生と、ふたたび、こっちがちょっと成長した(と思いたい)状態でまたお仕事が出来るのは、とても幸せなことです。

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科研の申請が迫っています。IDについての問い合わせなどして、今日はとにかく明日提出の業務日誌を埋めます。。。。

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おお!KGCの活動が紹介されていますね

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priorityの高い仕事を押さえてまで、緊急の仕事が入り、さらに、どうもしようもなくtop priorityな仕事が、しかも複数入ってきて、もともと「まず今週はこれを絶対!」と思っていた仕事が、いつの間にかカレンダーに出てこないくらい埋没しています。これはまずいです。

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そんな中、「キラーチューン」を聞きながら「既にそこにあるもの」を読む電車の中はとても不思議な時間です。この2つの奇妙な符合がたまりません。この本は僕にとって「リズム」という意味で今年のベストになるかも知れません。わざと逢えたという気さえしてくるのがむずがゆいような心持ちさえ醸し出します。

 

| October. 10, 2007 : 「ちょっと喉を湿らせましょう」

朝から東工大へ運ぶ荷物の搬出などをして、9時からGCCIRMSの立ち上げ。Wさんととりあえず打ってみるが、あれ?やっぱりピークがおかしい。。

10時からゼミ。養分利用効率については、やはり研究室で色々先輩や後輩の話を聞いていたし、砂漠で水利用効率vs養分利用効率のtradeoffのことをずっと考えていたので(結局Oさん論文には盛り込めませんでしたが)、いろいろ熱く語りたいことがたくさんあります。Biogeochemistryもすでに10年前の出版ですから、NUEやWUEやLeaf life spanについても(門外漢の僕が知る範囲ですら)かなりの研究の進展がなされています。その進歩についておさらいする時間が足りない、ちょっとその辺が歯がゆいですね。

科研費書類の書き方講座の後、研究室大掃除でしたが、あまりお仕事がなさそうなので(本当かしら)、GCCIRMSと格闘しました。GCの設定やら色々いじって、ようやく6本打ったCO2がちゃんと出るようになってほっとしました。東工大からMさんがやってきて、SサンプルやNサンプル、Niskin、クリンパーなどを渡し、microsensorなどを受け取りました。大荷物ですね。京大からTさんとUさんが府中にやってきたのが18時。Mさんとお迎えして、その後現状報告や近く開催されるコアメンバー会議でのプレゼンをどうしようとかのお話しをあれやこれやと。自分のしなければならないことをしっかりと見定めてくださいね。

夕方はMさんの入学お祝いと大掃除の打ち上げ?部屋に戻ったら色々食べ物があって、「ちょっと湿らす」なんてレベルではなかったのでびっくり!ありがとうございます。

明日は、調査に出かけます。

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今朝、Y先生から、西條先生の訃報をお聞きしました。木崎湖の研究を始めるときに、ちょうど西條先生とお会い出来て、とても感動したというか、とても印象深かったのです。生物圏のMさんから西條先生の話を聞いてから、和田先生の本棚から西條先生が和田先生に送った「湖沼調査法」を借りてから(未だに返していませんが)、早幾年。自分が湖沼の研究を始めるなんて、そして西條先生にお会い出来るなんて全く思っていなかったのでした。お会いしたのは、5月でしたか。木崎湖での物質循環について、色々な妄想がとめどなく湧いてきて、いつか、出来るだけ早く、一度お話をしっかり聞かせて頂こうと思っていたのですが、本当にショックです。たった1度、ほんの数分しかお会いしたことはないのですが、そういう問題ではないのです。

残された僕らに出来ることは、数多くはありません。しっかり、しっかり頑張らなければなりません。

 

| October. 9, 2007 : メイルが滝のように、、

7時半頃からコーヒーをがぶがぶ飲みながらメイルやら領収書の整理やら。そんな中、アメリカから立て続けに おお! というようなメイルが来て、ほっとしました。ありがとうございます。

海外渡航準備をしているのですが、「ホテルはみんなどこを使ってるの?」と聞くと「うちの離れに泊まっていって良いわよ」という返事が。そういう返事は僕には一生出来そうにありません。離れですか、、、「キッチンはないけどね」そうですか、、、そういえばすごく広い家でしたよね、、、ドラムセットがあった気がしますね、、、。

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某さんから博士論文と投稿中の論文を頂きました。本当にこのグループはみんなオープンで、何を聴いてもちゃんと返してくれて、本当に有り難いです。こちらの情報も価値があればいいのですが、、、。しかし、、こんなに面白い博士論文は久しぶり、、でもないですね。外国からわざわざもらう博士論文はびっくりするような質の高さです。

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WさんとGCCIRMSの立ち上げをやってみて、リークがありそうだったので、ちょっと手間取りましたが、まぁ、とにかく大丈夫そうです。明日頑張って最適なCO2量を見いだせると良いのですが。

ゼミもありましたが、合間を縫って?今日は携帯メイルと大学メイルでおそらく100通くらい打っていると思います。さすがに疲れましたが、色々な方に本当に感謝です。頑張らないといけません。まだ返事をしたいメイルがいくつかあるのですが、明日の朝にします。返信メイルの質が悪くなりすぎます。

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今週、朝は「既にそこにあるもの」(大竹伸朗)を読んでいます。とてもおもしろいです。戦っている人の真剣さはどんな分野であれ、本当に感動します。なぜこの頃読んでいる本の写真を撮っているのか良く分かりませんが、長くはどうせ続かないので、放っておいて下さいませ。今週はこの本を舐めるように読もうと思っています。

明日はゼミ+科研費の説明会+大掃除、明後日は調査、明々後日は分属説明会+ゼミ、です。査読がまだ1本ありますね。ふむ、、、

 

| October. 5, 2007 : く、くるしいです。 いいですよ

朝から事務仕事です。伝票を整理して、提出書類を作り、公用車の予約をし、立て替えていたガソリン代などの処理をし、共済組合証を取りに行ったらなんと行方不明で、せっかく伝票を全て提出したと思ったら、また新しい請求書が、、、

大学の「先生」というのは、コピーから、ボトルの洗い物から、学生さんへの指導(を偉そうに)まで、全てやっているのですよ、社会人の友人の皆さん。分業はあなた方の方がずっと進んでいます。ああ、郵便を出すのを忘れています!領収書を送らなければならなかったのですが、、、宛名書きだってしてますよ。

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事務仕事の途中で、1日にご着任なさったGさんとばったり庶務課でお会い出来ました!落ち着かれたらご挨拶に行こうと思っていたのですが、ラッキーでした。Gさんと一緒に何か出来ると良いですねぇ。三重大のMさんから「Gさんも農工大ですね。農工大、熱いですね」とメイルが来ていましたが、上手く熱くなればいいですが、僕が冷や水にならないように頑張らないといけません、、

まぁ、とにかく水文の方には、水の同位体を使ってもらうのが一番でしょうし、早く立ち上げなければ、、、

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朝一番で、3月(ぎりぎり)に予定している中間評価のreviewを2人の先生にお願いしました。今回、敢えて、同位体プロパーの先生方ではなく、ちょっと外れた、厳しいコメントを頂けそうな先生方にお願いしています。同位体プロパーの先生方とは色々お話を伺うチャンスがあるだろうと言うことと、例えば微生物の人に同位体を使ってもらえるようになること(ご一緒させてもらうこと)が僕の数年間のチャレンジなので、敢えて飛び込んでみることにします。

とはいえ、飛んで火にいるなんとやら、、、になるかも知れませんが。とりあえず西の方からはご快諾頂いたので、後は北の方ですね。

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写真の本は、Blackwellの"Stable Isotopes in Ecology and Environmental Science"の2nd editionです。かっこよくなりましたし、分厚くなりました(写真は上手く写っていませんが)。この本も、1st edition同様、こば蔵書の中で1、2を争う程に、汚くしなければならないと思っています。早速、この中でどうしても気になることについて、2つほどメイルを打ってみました。さて、お返事が来ると良いですが。

とにかくこの本は全部読むつもりで行かなければなりません。

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バックアップをとりつつ、ASLOやESAやJNABSやAGUのmembership renewalをしました。金額は観ないことにします。直視出来ません。突然EcologyやEcological Applicationsが読めなくなってしまったので、びっくりしました。また個人購読の日々に逆戻りです。残念。ああ、Scienceも購読手続きをしなければ、、、

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緊急のコメントを求められている共著にして頂いている論文が手元にあるのに、Editorとしての仕事で忙殺されてしまっています。なんだかおかしいような気がしたりしますが、とにかく、とにかく粛々と仕事をこなして行かなければなりませんね。とはいえ、いっぺんにこれほど来てしまうと、あっぷあっぷですね、、、

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そうですか、ちょっと定員オーバーですね。ドラフト会議が開催されないことを望みます。研究室は、出来るだけ皆さん希望のところに行けるようになればいいのですが。卒論は、とても大変な努力をかけるものですし、自分が勉強したい、研究したいと言うことが出来ると良いですね。

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共同研究、という言葉すら僕はもうあまり使わないのですが(当たり前すぎて)、結局、「合奏」したいだけなのだと思います(「セッション」とか言ってみたいものですが)。自分が一緒に演奏してみたい人に、演奏してみたいなぁ、と思ってもらえるだけの力をつけたい、そして良い演奏がその時に出来るようになっていたい、そのためにはソロでも頑張り、もちろん見えないところでの、日頃の練習をしっかりしたい、というのが僕の研究スタイルの根本にあるのかも知れないと、今日3年生とお話ししながら思いました。

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とりあえずコメントをメイルしました!Iさん、頑張ってください!

 

| October. 4, 2007 : 久しぶりの府中面白かったです!

御無沙汰?しております。木庭でございます。長野県と滋賀県での調査を終えて、昨晩戻ってきました。しんどさとしては10段階で7.5位のはずですが、泥のように眠りました。本当にぴくりともしないで寝ていたようです。先週末と昨日のことですが。

今日からY研も後期が始まります。皆さん頑張りましょう。僕もとにかく3月までに立ち上げなければならないものを立ち上げきらなければ、、、と焦っています。が、今日はとにかくこの2週間頑張った、、と朝からスターバックスでゆっくりと「スーパーバグ」を読みながらコーヒーなど飲んでいました。出勤してからはなんだかばたばたしておりましたが。窒素固定の亡霊については、色々と考えさせられる説明があり、とてもためになりました。卒論生から大学院生向きでしょうか。

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さて、Editor仕事と論文のコメントと、アメリカへいくつかメイルを打たないといけません。明日は3年生の分属希望提出日だそうで、見学希望の方がいらっしゃいます。ぎりぎりになってしまい申し訳ありません。それにしてもドラフトはいやですねぇ、、、