Kei Koba's weblog in CER, Kyoto University ~ Are we on the right track ? ~

| April. 29, 2007 : 大きく息を吸って深呼吸しましょう

ブッチャー浅野さんが、、、ご冥福をお祈り致します。もうあのギターを聞くことは出来ないのですね、、、。

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ようやく「ワーキングプア」を読了しました。つらかったです・・・本当に。毎日数頁しか進むことが出来ない、重い内容でした。「ソフトスキル」について、色々考えるところ大でした。しかし、大学が「ソフトスキル」を教育するところになるのでしょうか。大学院が?!

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色々急ぎすぎです。深呼吸しましょう。字を丁寧に書きましょう。色々とコントロールしましょう。そういった小さなことから色々なことは始まるのです。

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ルーティーンの持つ重要性を、そういえば「ワーキングプア」で再発見しました。違う言葉で、思っていたことを再定義した、と言うのが正しいのでしょうけれど。

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ゴールデンウィーク前半は、色々な話が色々な人と出来て面白く始まりました。公園でピクニックしていたら雷雨に追いかけられましたが。そして、いつの間にか5冊本を注文していました。本をどうしましょうなんて話をしていたのですが。

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東急ハンズで、ようやくアクリルパイプを手に入れました。カットもしてもらって、4000円くらいでしょうか。

カイワレを育てても、根を綺麗に取り分けることは難しいなぁ、と感じていたのですが、今は、カイワレとかスプラウトとかを育てるための専用容器があるのですね。300円ちょっとだったので、2つ買ってしまいました。

外国の方が話しかけてきて、どうやら芝かコケがご所望だったらしいのですが、それはともかく、とにかく英語が話せなくなっていることに愕然としました。まずいです。まずいですが、まずいまずいと言ってしかいない状況が最もまずいのです。

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明日から5月ですね。頑張りましょう。5/2-3と木崎湖+梓川+深見池、5/7から一週間、京都大学生態学研究センターへ、と、外に出ております。

 

| April. 26, 2007 : 酒と酒の日々

日曜日の測定を皮切りに(?)、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日と毎日飲んでいます。明日は友人と久しぶりにさし飲みです。土曜日も多分友人が来るので飲みですね、、、ほほぅ、、、だいぶY研メンバーになってきたと言うことでしょうか。

これから本の原稿に手を入れないといけません。急がないと一緒に書いてくれているKさんに申し訳ないですし、編集担当のMさんにも申し訳ない。とはいえ、今夜徹夜するのはまずいなぁ、、、、しかし、連休前締め切りですしね、、、

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明日は、午前中研究室の掃除で、午後は新任教員の研修です。その隙を見て、アクリルパイプを手に入れないといけません。科研費の交付申請書も、本の原稿も、業者への連絡もその隙に、、、。

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「ゆっくりやればいい」、「どんどん良い仕事を」、「新しい分野を切り開いて」、「目先にとらわれずに」・・・・・・あはははは! ゆっくり急げということですね。

とにかく学振のPDを受け入れることが出来る、と、それが分かったのは大変収穫でした。色々な人がたまたま集まっているチャンスを生かして、新しい横の、有機的なつながりを4年かけてゆっくりと考えてゆければ良いのですが。

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水曜日の名大のNさんのお話しは、とても、色々な点で大変面白かったです。Y研のみんなも聞いていて圧倒された部分があって、本当によい発表でした。申請書の内容については、もう一ひねり二ひねり、三回転くらいして、また見せてくれるでしょう。夜には凍結N2OのYさんもいらっしゃって、N2Oをやっている人はみんな頑固だ!と言うのが面白かったです。それぞれがそれぞれの世界を持てる物質なんて、なんて素晴らしいのでしょうね。一生分からなければいいのに、なんて不謹慎でしょうけれど、そんなことも思いました。健全な学問が、多分そこにはあります。

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Patの講演、チケット取れると良いなぁ、、、

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原稿、とりあえず東大のMさんと京大のNさんにお送りしてしまったので、なんだかふぬけてしまいました。いや、まだ、打つべきメイルがいっぱいありますね、、、ちなみに「横?縦?」というメイルは、昨晩、半分眠りながら米国に打ったのですが、音沙汰なしです。とりあえず「あなたのnafion長いけど、どういうことなのですか?」というメイルを打ち終えました。

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月曜日は、Y研所信表明でしたね。皆さんに心がけて欲しいこととしては、なぜ、そのトピックを研究するのか、を表現するときに、今までどのような研究が世界中で行われてきて、現在、どんな問題にぶち当たっているのか、と言うところを明らかにすること、それを決しておろそかにしてはいけないですよ、と言う点です。まずはそれにつきます。

今ある環境の中で研究を行うこと、それだけでなく、もっと広い観点から、もっと広い可能性の中から、自分のやることの出来ることを考えること。そのためには、自分が出来ること、から立ち上がるだけでなく、世界のどこかでやろうとしていること、5年後には出来ていそうなことから現在に落として行くことも必要です。今取ろうとしているデーターは論文になるのは、数年後なのです。その時にcutting edgeに近いデータでなければいけません。

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なぜ、「おじさん」は人の言うことを聞かないのか、人のいやがっている顔に気づかないのか。自分の悪行を色々と思い直してみると、少しずつ分かってきました。

「正しい」、「正しくない」という判断は、自分の感情や、自分のやってきたことなどとは全く無縁のはずなのですが、色々と「仕事」をしていれば、自分が「頑張ってきた」という感覚が募ります。そんな時に、今までやってきた「仕事」が「正しくない」と言われると、本来であれば、自分が自信を持ってやってきた「仕事」ですから、その「仕事」が正しい、正しくない、という判断(評価)を、真摯に受け止め、改善して行くべきであるのに、その「正しくない」という助言を否定します。拒絶します。そこでは、「これだけ『頑張って』いるんだから、評価して下さい→文句言われたくない」、「これだけ『頑張って』いるんだから、間違っているなんていやだ→間違っているはずない」、という論理のすり替えが起こるのです。

大人になればなるほど、自分が間違っているかもしれないという、当たり前の謙虚さが最も大事になってきます。なぜなら、大人になればなるほど、行ってゆく「仕事」は、困難な、新しい、未踏のものが多くなってくるはずで、そうであれば、誤りを犯すことは多くなるに違いないのです。しかし、実際に大人の感情は逆で、自分が何かをやっていること(それが実際に何かを成し遂げているのか、さらには良いことを成し遂げているのか、その判断もなされないことが多いのですが)、その「やっている」「努力している」という自分の中の手応えだけが、「正しい」といつの間にか甘く結びついて行くのです。

大人の断言は危険です。謙虚な物言いは信用するに値することが多いのではないでしょうか。

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火曜日はNIAESのNさん、Oさん、AISTのSさん、そして京大のAさんと東工大のMさんと、怪しく集まって、大変面白かったです。COSって素敵ですね。46N2Oも素敵ですが、48N2Oがもっと素敵です。ああ、早くAISTにMIMSを持って行きたいです(どうやって、、、)

Aさんに、分子生物学的データの「エラーバー」の感覚を教えて頂いたのは、かなりの収穫です。そういうことをしっかり教えてくれる人は貴重です。特に異分野の人間としては、その感覚がなかなか分からないので、常にそれをすりあわせることを手助けしてくれる人、それが共同研究の一つの大切な要素だと改めて思いました。

異なる分野の人が集まって、生態系を異なる切り口で、異なる姿を描き出すこと、それは大変面白いことですが、さらにその違いをより高い次元でメタ化して、より一般的な生態系の姿を描き直すこと、それが僕らが目指すべき地平なのでしょう。

妄想が妄想を読んで、もしかしたら、10年後くらいにLake Kizakiとかを、Y研を中心に、というか、僕が声をかけまくって、様々な研究者が、様々な手法を使って書き直せたら、こんなに素晴らしいことはないな、と思い始めました。tenureを取ってもいないのですが、、、

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明日は大切な友人と飲みに行くことが出来そうです。よかったよかった。

 

| April. 18, 2007 : まよいちゅう

Yさん科研が通って急遽飲み会をして楽しかったです、、、って先週の金曜日のことでしたね、遥か昔ですね。日曜日は妹の結婚パーティーで、ほのぼのしました。色々気づかなかったことがあって良かったです。

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とにかく、とにかく、来週月曜日の所信表明、火曜日の某さんとのご相談までは、悶々と考えます。色々迷っています。時間はどんどんなくなるのですが・・水曜日には、学振PDを出そうかなと考えて下さっているNさんがプレゼンテーションしに来てくれます。楽しみにしてます!

所信表明で悩みに悩んでいる4年生のみなさまへ:

どんなトピックに興味を持っているのか、
なぜ興味を持っているのか(これは、なぜそのトピックが研究に値するかに繋がります)、
そのトピックについてどんな研究が今まで行われてきているのか、
そのトピックの中で現在何が分かっていないのか、
その分からないことを分かるためには、例えば何を測定したらいいのか、どんなサンプリングを、どんな場所でしたらいいのか、

と言うことを常に頭において見て下さい。・・・っと、自分の首も絞めてみたりして、、、上記の流れについては、もちろんもっともっと厳密に提案する必要があるのですが、4年生向けなので、肩の力を抜いて、自分が今の段階で(うっかり)なにに興味を持ってしまっているかをはっきりさせましょう。

まぁ、僕が同じような流れでやると、1日まるまるかかりそうですし、僕自身はY研の一員としてこんなことをやって行きたい、こんなことが出来そうだ、と言うことをメインにさらっとお話ししようかと思っています。さらっと、、、くどいのはその後の飲み会で、、、

 

| April. 12, 2007 : マルチタスク崩壊の一途を、、、

頑張って、EA-IRMSの測定はとりあえず終わりました。GF/Dを燃やしているので、明日燃焼管を見てみようと思います。多分、もう使えないでしょうねぇ(冷やしたら割れやすくなるので)。

そのためのスぺーサーなどを持って、光信さんに来て頂きました。そうですよ、60マイクログラムも窒素が必要じゃぁ、商売があがったりです。なんとか1/10にはしたいものですが、、、

自分で、自分をだましてやろうと、2月に試料を準備して、今回測定してみたのですが、見事にだまされました。過去の自分、全くあっぱれです。参りました。だまされました。まさかUSGSのアンモニウム塩、-30パーミルの方だったとは、、、

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今、今日締め切りの査読報告を提出致しました。さて、明日も何とか頑張りましょう!そして、所信表明まで何とか乗り切って、23日の晩には、「深ーい飲み」をいたしましょう!

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PTFEの熱収縮チューブ、あれを素直に横穴注射針につけて圧着したら上手く行くのではないでしょうか?明日やってみましょう。とはいえ、テストは今の状況では全く出来ませんが(と、明日の自分に向けて書いてみたり)

 

| April. 11, 2007 : あたまのなかみがDiffusion

とにかく、京大Aさん、おめでとうございます!本当によく頑張りましたね!すばらしい!それを書くためにDreamweaver立ち上げました!ほんまにおめでとう!

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今日もポカミス。朝からお昼過ぎまで、色々とEA-IRMSとたわむれたのですが、大事な事を忘れていて、、、ああ、、、

その後、始めて測定するNH4+のdiffusion試料が、うまく行っていなくて、うまく行っていないのは、本当に滅多にないことだったので、落ち込んだのですが、その後はなんだかそれなりのようです。23日のY研所信表明になんとか間に合うと良いのですが。「できる」ことと「できるだろう」はだいぶ違いますしね。学生さんには「確実に出来る」事を伝えないと、、、

4年生に、彼らがやりたいこと(のようなもの)に関係しそうな論文を送ろうと思いつつ、あまりに大量なので躊躇している今日この頃です。4年生はもちろんですが、特にM2の人々のやっていることに、何か参加したいです。もうご一緒できる時間も1年ないのですから(そんなこと言うと鬼もびっくりですが)。

これから、メイルの時間です。見積もり、脱窒菌、アラスカ、MIMS、微生物、では!

 

| April. 10, 2007 : なんだか追われてます

追い立てられておりますが、研究テーマなどの相談は別ですよ、学生のみなさま。それだけでございます。ではまた!

科研、まさに犠牲フライが上がり、よかったよかったです。

お金は大事なのですよ、みなさん。何かあって測定が止まってしまうようなことがないことの裏には、大変な努力があるのです。そんな努力は分からなくても良いですが、でもそういう先生の苦労を学生さんに伝えるのも、中途半端な僕のような立場の人間なのだろうと思ったりもします。

エフォート管理簿を書き直すのは、悪い気分ではありませんね(明日忘れそうなので、ここに書いてます)。もう、いったい何なのでしょうか、この数字、、、さて、今年の科研は何で出しましょう、、、effort、、もう、まったく、、その、、、ま、いいや!

おっと、査読も報告書作成もあります。だいぶ困ってきました。買い物を色々しなければならないのですが、結局早めに家に帰って、全てをキャンセルアウトした上で、メイルを書き続ける毎日です。

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EA-IRMSはカラムの焼きだしを終え、バックグラウンドがどう下がるのか一晩おいてみています。明日はref gasで遊んだり、running stdで農工大XPの特徴をつかんだり出来るでしょうか。

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平原綾香さんの「明日」の出だしの緊張感は、Bill Evans Trioの名盤、"Waltz for Debby"の出だしの緊張感と同じだなぁ、とか、Jamiroquaiさんの"Runaway"や、スガシカオさんの「黄金の月」のような、一見単調なリズムこそgrooveさせるのが難しいし、あっさりと演奏しているのがすごいのだなぁとか、そんなことをぼんやりと--

はい。煮詰まっておるのでございます。

 

| April. 09, 2007 : いろいろとたてこんでおりまして

土壌圏セミナーに来て頂いた学内学外の方々、どうも有り難う御座いました。

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色々ここに書きたいことも、書くべき事もあるのですが、少々立て込んでおります。未読のメイルが多数あるという、あまりない状況に追い込まれております。目下の懸念は、effort管理、業務日誌、そして本の原稿です。ああ。なんとか明日からのEA-IRMS測定の傍ら、処理したいと思います。頑張ります。頑張ります・・・今年度の抱負(研究方針、教育方針)については、今週EA-IRMSと遊びながらじっくり考えます。

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土曜のお昼に植えたカイワレたちですが、今日にはほんの一部についてですが発芽が始まりました。今回はとりあえず、試しです。

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昨日は平原綾香さんのライブに行って来ました。すばらしかったです。しあわせでした。

 

| April. 02, 2007 : あけましておめでとうございます + 土壌圏セミナー告知

今年度も頑張りましょう!今年度の抱負については、今週とにかく走りきってからにします。

東工大Y研にはYさんが学振PDでいらっしゃいました。どうぞよろしくお願い致します。モデル教えてもらえるように、色々勉強してからお話し聞きに行きます!

農工大ではお花見。あいにくの雨模様でしたが、色々な研究室が合同でお花見するのは素晴らしいことです。早めに失礼して、書類と5日のpresentationの準備、、、ですが、色々とストーリーがわいてきて、困ったものです。一部はY研での所信表明にでも回さないととても40分程度にまとまりません。

とあるシンポジウムでの講演について、ご依頼を受けました。大変有り難いことなので、お引き受けしようと思っていますが、全てはアラスカの日程次第です。

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土壌圏セミナーは以下のような予定になっております。

日時:4月5日(木)  
場所:府中2号館-多目的教室

13:00〜13:10 開会

13:10〜14:00 斉藤 広隆先生
Geostatistical Characterization of Dioxin Contaminated Sites and Selective Remediation

14:00〜14:50 崔 東寿先生
酸性化された森林土壌で生育した松類の光合成特性及び成長に及ぼす外生菌根菌の影響

14:50〜15:00 休憩

15:00〜15:50 木庭 啓介
15N自然存在比を用いた、土壌における窒素循環研究

15:50〜16:40 木村 園子先生
多摩川流域における窒素循環 - 流域窒素動態モデルを目指して

16:40〜16:50 閉会

また曖昧なタイトルにして、、、と各方面からお叱りを頂くこと請け合いですが、ちょっと色々と根を詰めて考えたいことがあったので、小さな話にしないようにしてしまいました。また失敗する予感がしますが。